北九州市政だより

NO.1478

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令和7年3月15日号 特集

特集
シニアがかっこよく輝くまちNo.1へ

市の担当課
保健福祉局長寿社会対策課 電話093-582-2407

ロコリさんに聞きました!

 71歳でYouTuberデビューを果たした北九州市在住のロコリさん。
 年を重ねるほどに生き生きと楽しく過ごす日々の暮らしや、お母さまの介護の経験について語っていただきました。

PROFILE

ロコリさん

1951年生まれ。ファッションコーディネートを紹介するYouTubeチャンネル「70代ロコリ」は登録者数5万人を超える。著書に『72歳、好きな服で心弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)。

日々の過ごし方について

 その日の気分で動画の撮影や編集をしたり、紹介するコーディネートを考えたり。楽しい時間を過ごしているのでストレスがないんです。文章を書くのも好きなのでコラムの執筆もしています。ダラダラすることも多いですよ。

健康のためにしていること

 69歳で始めたファストフード店のアルバイトでは、数時間で7000歩を超えることも!今は辞めてしまったので、2日に一度ほど買い物ついでに3kmのウォーキングをしています。昔やっていた水泳にも再トライする予定です。

今、はまっていることは?

 動画は見るのも好きですね。かわいい動物ものとか。ファッションは主に海外のトレンドをチェックしています。洋服店もこまめに見に行きます。フリマサイトもよく活用していますよ。

お母さまの介護について

 認知症の母を10年間介護し、3年前にみとりました。介護は思うようにいかず、心が折れそうになったことも。そんな時は母と二人でおやつを持って公園にお散歩へ。帰り道でうどん屋へ寄ったりして、これは私たちにとっていい気分転換になっていました。

~これから介護に向き合う人へ~

 施設などの専門家の力を借りることに罪悪感を持たないでほしいです。家族だと遠慮がないからけんかになる時もあるし、症状などを見逃すこともある。介護や病院など、プロの皆さんは本当に心強いですよ。

今日のファッションについて

 いつもその日の気分で決めています。今日は“動きやすさ”で。動画ではカラフルな服が多いですが、普段はモノトーンもよく着ます。

人生100年時代に向けて

北九州市の

平均寿命

男性81.01歳
女性87.69歳(令和2年)

北九州市の

100歳以上

814人(令和6年9月)

「人生100年時代」を迎えようとしています!

 「人生100年時代」を元気に生き生きと過ごせるようにするためには、

  • 健康寿命を延伸して、平均寿命との差である「不健康な期間」をできる限り短くしていくこと
  • 人や地域とつながりながら活力ある日々を送ることが大切です。

フレイル予防 社会参加

市長からのメッセージ

 シニアの皆さまの知恵と経験を大切に─そんな思いで初めて「彩・長寿・しあわせサミ ット」を開催しました。ゲストのロコリさんや会場にお越しの皆さんまで、人生の先輩方のエネルギーに圧倒されっぱなしの一日でした。
 北九州市では、元気な方も、介護が必要な方も、高齢者の皆さんがご自身らしく歳を重ね、長寿であることを幸せと感じられるまちをつくりたいという思いから「しあわせ長寿プラン」を策定しました。
 私自身、厚生労働省での経験を生かしつつ、市民の皆さまに教えていただきながら、幸福長寿モデル都市を一緒に築いてまいりたいと考えています。

北九州市長 武内 和久


▲彩・長寿・しあわせサミットのパネラーの皆さんと

シニア世代の健康づくりのポイントはフレイル予防

問い合わせ
認知症支援・介護予防センター 電話093-522-8765

 フレイルとは、加齢に伴い筋力や心身機能が低下した状態です。早く気付いて対応することで健康な状態に戻すことができます。

こんなことはありませんか?

  • 家の中でよくつまづく
  • 汁物でむせることがある
  • この半年間で2~3kg以上体重が減った

取り組みのポイントは

栄養
いろいろなものを食べましょう

目標 10食品群から1日7点以上「さあにぎやかにいただく」 さ=魚 あ=油 に=肉 ぎ=牛乳 や=野菜 か=海藻 い=芋 た=卵 だ=大豆 く=果物

出典:ロコモチャレンジ!推進協議会・東京都健康長寿医療センター研究所

特にたんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品など)を意識して取りましょう

肉・魚・卵・大豆製品のイメージイラスト

運動
筋力アップを目指しましょう

北九州市アドバイザーの医師・鎌田實さんのワイドスクワット

目標 1日5~10回 ]上半身を膝の位置までゆっくり下ろして上げる

動画で動きをチェック

毎日を少し変える!健康に生きる、笑って活きる

運動教室への参加もお薦めです
  • きたきゅう体操
  • ひまわり太極拳
  • 頭と体のいきいきトレーニング教室 など

市政だよりで定期的にお知らせしています

お口の健康
「パ・タ・カ・ラ」体操をしましょう
  • (1)唇を意識して「パパパ、ピピピ...」
  • (2)舌の前方に力を入れて「タタタ...」
  • (3)舌の奥に力を入れて「カカカ...」
  • (4)舌の先を軽く上げて「ラララ...」
かかりつけ歯科医を持ち、年1回お口の検査を習慣に

 取り組みの詳細は市のホームページでご覧になれます。

「受信設定」で「健康づくり」をチェック

市公式LINEで健康づくりの情報を配信中!

問い合わせ
保健福祉局健康推進課 電話093-582-2018

好きなこと、興味のあることで社会参加

 フレイル予防の観点からも、社会参加は大切です。

趣味 働く 学ぶ 地域貢献

フレイル予防の目安は

  • 1日1回以上、外出する(散歩や買い物など、何でもOK!)
  • 週に1回以上、人と交流する(近所の人でも友人でもOK!)
  • 月に1回以上、人が集まる活動に参加する(どんな活動でもOK!)
ボランティア活動で充実した毎日です


若松TERAKOYAプロジェクト 主宰
楠 稔幸さん

ボランティア活動の様子

 地域の皆さんと一緒に子どもやお年寄りの交流拠点をつくったり、健康体操、終活サロンなどの教室を運営したりしています。一緒に集まって声を出すことが皆さんの活力になって、楽しく交流できればいいなと思っています。一度行ってみて、良ければ継続するくらいの心持ちでまずは気軽にイベント参加などから始めてみませんか。

年長者研修大学校(周望学舎・穴生学舎)

 高齢者の生涯学習の拠点。「健康スポーツ」「写真入門」など、さまざまなコースがあります(年間コース、短期コースなどあり)。

  • 周望学舎[] 小倉北区新高田2丁目、電話093-591-2626
  • 穴生学舎[] 八幡西区鉄竜1丁目、電話093-645-6688
いきがい活動ステーション

 高齢者が参加しやすいボランティア活動や生涯学習講座などの情報を提供しています。(小倉北区大手町)内、電話093-645-1333

穴生学舎内にサテライトステーションがあります
穴生学舎 八幡西区鉄竜1丁目、電話093-645-6688
生涯現役夢追塾

 50歳以上の市民を対象に、今まで培ってきた技術や経験などを生かしながら、生涯現役として社会貢献・経済活動などの担い手として活躍していく人材を育成しています。

問い合わせ
保健福祉局長寿社会対策課 電話093-582-2407へ。

これまでの人生を振り返り、これからの人生を自分らしく終活

問い合わせ
保健福祉局長寿社会対策課 電話093-582-2407

 終活は人生100年時代を自分らしく生き、安心して最期を迎えるための将来的な準備で、元気なうちから取り組むことが大切です。

私のこれからノートの画像

ご活用ください

私のこれからノート(エンディングノート)

 ご自身の思いをまとめるお手伝いをします。各区社会福祉協議会(各区役所内)や市民センター、(戸畑駅前)などで無料配布しています。

病気のときや、
介護が必要なとき
財産に
ついて
葬儀、
お墓について
など
終活相談

 北九州市社会福祉協議会が実施している相談会を市政だよりで定期的にお知らせしています。

「相談」の「終活無料相談」をご覧ください
「人生会議」はじめませんか

 病気やけがなどで、自分の意思決定ができなくなったときのために、信頼できる人に「何を大切にしてきたか」「どんな医療やケアを望んでいるのか」等を伝えておきましょう。
 予期しない病気や事故で、あなたの希望を伝えることが突然できなくなるかもしれません。
 笑顔で話せる今だからこそ「人生会議」はじめませんか?

始まっています未来の介護大作戦(介護人材確保)

問い合わせ
保健福祉局介護保険課 電話093-582-2771

 北九州市では、世界をリードする介護先進都市を目指し、「未来の介護大作戦」としてさまざまな取り組みを進めています。

若手介護人材による
ワークショップを開催!

  • ●地域ぐるみの人材確保 (若手介護人材のコミュニティづくり、介護スタートアップとの連携)
  • ●外国人介護人材の育成支援 など

募集しています「スケッター」※

 市では、幅広い人材が介護を支える仕組みを作るため、介護施設での有償ボランティアを募集しています。資格・経験不問。詳細は問い合わせを。市のホームページでもご覧になれます。

  • 特技を生かしたレクリエーションの提供
  • 食事の準備・後片付け
  • 話し相手・見守り など
身体介助を伴わない仕事だけ

※「スケッター」は、市と(株)プラスロボとの連携協定に基づき活用する、福祉分野に特化した人材マッチングサービスです。

困り事はありませんか? お気軽にご相談ください

高齢者のための総合相談窓口「地域包括支援センター」

 保健・医療・介護・福祉に関する幅広い相談に専門職が応じます(相談無料)。

各区役所・出張所にあります
※東谷出張所を除く

開所時間
月~金曜日(祝・休日は除く)の8時30分~17時
市の担当課
保健福祉局地域福祉推進課
電話093-582-2060
この特集に関するお問い合わせ
保健福祉局長寿社会対策課 電話093-582-2407

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