中学校完全給食については、平成19年4月に設置した有識者等で構成する「北九州市食育推進会議」において、中学校完全給食モデル事業の検証も含め、食育の見地を踏まえ幅広く議論がなされ、平成20年10月17日の食育推進会議において、議論の整理が行われました。
その議論を参考にしながら、教育委員会会議において、中学校完全給食の方針決定に向けた議論を重ねた結果、平成20年12月16日の教育委員会会議において、「栄養改善」から「食育」に大きく舵を切った学校給食法の大幅な改正等の学校給食を取り巻く社会情勢の変化や、中学生の食生活の実態等を踏まえ、食育推進に関する施策の充実を図る観点から、平成21年度から段階的に、親子方式により中学校完全給食を実施することとしました。
中学校完全給食
中学校完全給食の方針
概要について
学校給食の種類
学校給食法に規定される完全給食(米飯又はパン・牛乳・副食)を実施します。
実施方式
親子方式(近隣の小学校の給食室で調理し、保温食缶で配送)により実施します。
実施対象者
全生徒への完全給食実施を原則とします。
給食費
食材費(米飯又はパン・牛乳・副食)として給食費をご負担いただきます。
給食費 : 月額 5,400円(令和2年4月改定)
給食費納入方法
(1)給食費は、児童生徒負担金(校納金)として、共同購入費等と合わせて納入していただきます。
(2)納入方法は、口座振替または現金持参とします。
(3)給食費は、8月を除く各月(年11回)で納入していただき、1年間を通して必要な食材費に充てることとします。
給食費納入のご協力について
給食費が納入されない場合、給食が安定的に実施できなくなることがあります。また、公平感の観点からも、保護者の皆様全員が負担していただくことが必要です。ご協力をお願いします。
なお、経済的事情により給食費の納入が困難な家庭は、就学援助の申請ができます。就学援助が認定された場合は、給食費は全額支給されます。
食物アレルギー対応
食物アレルギー症状がある場合については、「単品の一部取除き」、「副食の一部取除き」による給食の提供が可能です。これらで対応できない食物アレルギー症状がある場合は、家庭からの弁当持参をお願いします。
区分 | 内容 | 給食費の減額 |
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単品の一部取除き | 米飯、パン、牛乳、副食それぞれについて、該当する給食を予め提供しない方法 | 米飯、パン、牛乳、副食の単位で、給食費の減額を行います。 |
副食の一部取除き | 通常どおりに給食を提供し、生徒自身が食事の際に副食から該当食材を取除く方法 例:八宝菜からうずらの卵を生徒が取除く場合 (食物アレルギー症状が比較的軽い生徒を対象とします) |
給食費の減額はできません。 |
除去食 | アレルギー食材(卵・乳製品・種実類)を調理段階で除去し、給食を提供する方法 例:かきたま汁で卵を入れる前に汁を取り分ける 〔除去食材〕
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献立作成
献立は北九州市教育委員会が作成します。(小学校給食と同様)
食材調達
食材は公益財団法人北九州市学校給食協会を通して調達します。(小学校給食と同様)
実施計画について
中学校完全給食の実施にあたっては、必要な施設設備の整備等に一定の期間を要するため、段階的に実施することとしています。
現在、各年度で実施を予定している学校は下記のとおりです。
配布啓発物
Q&A
中学校完全給食の実施に当たり、保護者の方々に、子どもたちの食育の重要性や学校給食の意義について理解を深めていただくため、平成21年度1学期より、「子どもたちの食育」をテーマにした出前講演を順次開催しています。
これまでの出前講演の中で、中学校完全給食について、たくさんのご質問をいただきましたので、主なものをQ&Aとしてまとめました。
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