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令和5年度 北九州市教育委員会児童生徒善行表彰「福原賞」表彰式について

更新日 : 2024年2月15日
ページ番号:000167342

 北九州市教育委員会児童生徒善行表彰「福原賞」(以下、福原賞)は、学校法人「福原学園」を創設された故福原軍造氏のご遺族から「学校の教育に役立てて欲しい。」というご意向でいただいた寄付金を元に、平成元年に創設されました。前理事長の故福原弘之氏、現理事長の福原公子氏からも重ねてご寄付をいただいています。
 北九州市教育委員会では、子どもたちの健全育成を図るとともに、学校教育の充実・発展に資するために、顕彰すべき行為のあった児童生徒を表彰しています。
 令和5年度は、表彰基準に合致した小・中学生個人91名と2団体が受賞しました。

1 表彰対象

 北九州市立小・中・特別支援学校に在籍する小・中学生で、善行やボランティア活動、地域貢献等顕彰すべき行為のあった個人及び団体。

2 福原賞表彰式 男女共同参画センター ムーブ(対面とオンラインで開催)

  • 日時 令和6年2月7日(水曜日)15時00分から16時00分
福原賞表彰式1
福原賞表彰式2
福原賞表彰式3
 

福原賞4
福原賞5
福原賞6

3 令和5年度受賞者の紹介

個人の部
校種 内容 内容詳細
小学校 ボランティア  総合的な学習の時間に環境について学習した。それ以降、2名の生徒が中心となり、自主的に登校時にゴミ拾いをして登校している。その行為が他の生徒に広がっている。
小学校 善行  同級生が、下校途中に転倒し怪我をしているところに遭遇し、6名で、協力し、教師への報告、励ましの声掛け、付き添い等を行った。
中学校 善行  高齢者が通院後に急に雨が降り始め立ち往生していたところ、声を掛け、荷物を持ち、一緒に家まで送り届けた。
中学校 ボランティア

 幼いころから海や生き物に興味を持っていた。捨てられたごみによって海が汚染され、生態系に悪影響を与えていることを知り、それ以降、3年間にわたってボランティアとして海の清掃活動を行っている。

 

団体の部
校種 内容 内容詳細
中学校 地域貢献  平成28年度に地域の運営協議会から、校区内にある橋脚に壁画を制作してほしいとの依頼を受けて始まり、今年度で8年目の取組となる。
中学校 地域貢献  地域からの依頼を受け、休日や長期休業期間中に地域行事や保育活動等に参加し、地域貢献に尽力している。

4 児童生徒の言葉 「福原賞を受賞して」(一部抜粋)

「福原賞」を受賞して 中学校3年生徒
 
私は、下校中、何か物が倒れる音がしたので後ろを見ると、女の子が自転車で転倒し泣いていました。私は、その女の子の所へ行き、肘と膝から出血していることが分かったので、自分のハンカチで押さえて、近くのお店まで一緒に行き、手当をしてもらいました。
 このような行動ができたのは、これまでにたくさんの人から支えられており、自分も周りの人を助けたいという思いがあったからです。
 今回の件で、助けた人からもお礼の言葉をもらい、とても嬉しかったです。さらにびっくりしたことが、この件を見かけていた地域の人が、「素敵な行動」として学校に連絡をしてくれたことです。地域の人たちの温かさやつながりを感じました。
 今、石川県では地震で甚大な被害が出て、辛い思いをされている方々も多いと思います。自衛隊やレスキュー隊、地域のボランティアの方も入り、支援をしています。私自身に出来ることは限られていますが、目の前にいる一人ひとりの方を大切にし、困っている人がいたらこれからも手を差し伸べ続けたいと思います。

「生き物と地球の未来の為に僕が出来ること」 中学校1年生徒
 
生き物探しの度にゴミ拾いをすると宣言してから、三年二ヶ月で拾ったゴミは、一万三千リットルを超えました。一年を通じて海に毎週行っていますが、拾っても、拾っても減らないゴミに何度もくじけそうになりました。
 僕は、アプリで「生き物の未来を守り隊」を結成しました。その活動を70人の仲間が支えてくれています。この仲間は日本全国、さらには海外からも参加してきてくれる仲間です。これからも「一人の百歩より、みんなの一歩」の精神で、たくさんの人と協力し、輪を広げていきたいです。僕の活動を知って、一人でもゴミを拾ってくれる人が増えてくれれば、大変うれしく思います。今回の受賞を励みに、これからも「生き物と地球の為」に、自分に出来ることを考え、行動していきます。

「広がるゴミ拾い」 小学校5年児童
 
三年生の時に、学校でゴミ問題について学びました。ゴミ問題の解決のために自分にも出来ることはないかと考え、登校中にゴミ拾いをすることに決めました。それから二年間、毎朝の登校中にゴミ拾いを続けています。ゴミ拾いを続けているとクラスの友達も袋を持ってきて、ゴミを拾うようになりました。すると、ゴミを拾う人がどんどん増え、他の学年の友達も進んでゴミ拾いをする姿が見られるようになりました。
 最初は、私たちから始まったことが、今では学校全体の取組になっていて、とても嬉しいです。私たちがゴミ拾いをしている姿を見て、何気なく道端にゴミを捨てていた人たちが、「ポイ捨てはやめよう」と思いとどまってくれたらいいなと思います。

「人助けができる人に」 小学校6年児童
 
私は、放課後、友達と学校の運動場に遊びに来ていました。私たちは、遊具で遊んでいました。すると、一年生の女の子が、遊具の隙間から体が抜けなくなり、目に涙を浮かべ、とても苦しそうでした。
 その子の兄が、助けている姿を見て、どうすればよいかを考えるよりも先に、体が勝手に動いて助けに行きました。もし、自分が一年生と同じ立場だったら、一秒でも早く助けてほしいと思うからです。
 他の子たちも、足を持ち上げて息がしやすいようにしたり、上から手を引っぱったりして助けました。私は泣いている一年生を安心させるために、「大丈夫だよ」とやさしく声を掛けました。
 これからも、誰かがピンチの時は、必ず助けるなど、人の役に立つ人になりたいと思っています。

「福原賞」を受賞して 中学校 美術部一同
 
私たちは、八年前から笹尾川の芝谷橋橋脚に描く活動をしています。この活動では毎年、地域にちなんだ題材で描いています。今年度は、校歌の歌詞にある『花香月清』をテーマに満月と梅の花、そして筑鉄電車を描きました。
 壁画制作の時期に合わせ、『水辺の楽校』の方々が五月から橋脚の洗浄、下地作りをしてくださります。部員全員で出し合ったアイデアを合わせ、協力して完成させました。作品が完成するまでにたくさんの方に支えて頂き、活動を続けられることに感謝しています。壁画制作を先輩たちが始めてから、河川敷のゴミのポイ捨てや落書きが減り、周辺環境の保全にもつながっていると伺っており、私たちはとても誇らしく思います。
 これからも、地域の方々と力を合わせ、環境保全につながる活動をしていきます。

5 受賞者一覧

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このページの作成者

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〒803-8510 北九州市小倉北区大手町1番1号
電話:093-582-2369 FAX:093-581-5873

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