現在、特別な教育的支援が必要な児童生徒が増加しています。特に小倉北特別支援学校では教室が不足しており、また敷地が狭いため、適切な広さの運動場や安全面に配慮したスクールバスターミナルが整備できていません。
また、両校ともに築40年以上であり、「北九州市学校施設長寿命化計画」のAからD評価のうち「C」評価(広範囲に劣化)と判定され老朽化が進んでいます。
さらに既存の作業教室(パン製造室・木工作業室・手織り室)は部屋の用途が固定されるため、職種の変化に柔軟に対応できないことが課題となっています。
これらの課題を解消するため、小倉北特別支援学校と北九州中央高等学園を東芝北九州工場跡地に建替え整備を検討しており、令和7年度中の供用開始(予定)を目指して事業をすすめています。
今回の整備により、適切な教育環境の確保や狭あい化の解消などの課題解決が図れるとともに、2校の児童生徒にとって進路選択の幅が広がり、また社会性・コミュニケーション能力の育成も図れます。