環境国際協力からビジネスへ
(1)公害克服と環境国際協力
北九州市は1901年の官営八幡製鉄所の創業以来、日本を代表する産業都市として発展してきました。戦後の高度経済成長に伴う公害を経験し、市民、企業、行政の協力により克服したという歴史のある街です。本市では、公害克服で蓄積された技術、ノウハウ、パートナーシップを活かして、アジア地域を中心に環境改善のための環境国際協力を実施してきました。
(2)環境国際ビジネスの推進
公害克服の経験を同様の問題に苦しむ途上国の都市に役立ててもらうため、北九州市は長年にわたり、環境国際協力を進めてきました。現在はアジアカーボンニュートラルセンターを中心に都市間のネットワーク活用により、地域に密着した協力や国レベルの協力等とともに高い技術力を持つ市内企業による環境ビジネス参入支援を積極的に進めています。