市街地再開発の概要

更新日 : 2022年4月14日

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事業目的

　土地利用の細分化や老朽化した木造建築物の密集、十分な公共施設がないなどの都市機能の低下がみられる地域において、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため、建築物及び建築敷地の整備並びに公共施設の整備に関する補助を行う制度です。

採択要件

・原則5以上の宅地の共同化かつ5以上の地権者がいること。

・地区面積が5,000平方メートル以上であること。

　（注）都市機能誘導区域内の場合は1,000平方メートル以上で可能

・従前の建築物のうち、耐火建築物等の割合が3分の1以下であること。

・新たに整備する施設が以下の要件を満たすこと。

　（1）4階以上（都市機能誘導区域内の場合は3階）

　（2）延床面積が2,000平方メートル以上（都市機能誘導区域内の場合は1,000平方メートル以上）

　（3）空地が地区面積の45パーセント以上（都市機能誘導区域内の場合は地区面積の30パーセント以上もしくは敷地面積の10パーセント以上）

・風俗、教育又は住環境に悪影響を及ぼす恐れのある用途に供しないこと。

・費用便益比（B/C）が1を上回ること。

（注）詳細についてはご相談下さい。

（注）上記要件を満たしていても、市税滞納者や暴力団関係者等への助成は行いません。

補助対象

下記対象経費のうち3分の2以内

（1）調査設計計画費

（2）土地整備費

（3）共同施設整備費

事業地区

単位：地区面積（ヘクタール）、事業費（億円）

地区名	施行主体	地区面積	事業年度	事業費	主要用途	備考
小倉駅南口東地区	組合	約0.6	平成26から令和元	137	住宅、業務、商業、公益施設、駐車場	令和元年9月完成ガーデンシティ小倉
西小倉駅前第一地区	組合	約0.5	平成19から平成23	87	住宅、商業施設、駐車場	平成23年12月完成小倉D.C.TOWER
八幡駅前地区	組合	約2.7	平成12から平成18	147	住宅、商業・業務施設、高等理容美容学校、駐車場	平成17年1月完成さわらびガーデンモール八幡
室町一丁目地区	組合	約3.6	平成11から平成18	510	商業・業務・公益施設、大学、駐車場	平成15年4月1期工事完成リバーウォーク北九州
黒崎駅西地区	組合	約1.9	平成9から平成24	315	商業・ホテル・公益施設、バス・電車停留所、駐車場	平成14年1月完成コムシティ
若松A地区	組合	約2.1	平成9から平成12	105	商業・業務・公益施設、住宅、駐車場	平成12年3月完成ベイサイドプラザﾞ若松
紫川馬借地区	個人	約0.4	平成4から平成10	44	ホテル、駐車場	平成9年6月完成東京第一ホテル小倉
小倉駅前東地区	組合	約1.8	昭和63から平成8	478	商業・業務・公益施設、駐車場	平成5年10月完成小倉そごう
折尾駅前地区	市	約0.8	昭和56から昭和62	39	店舗、事務所、駅舎	昭和60年8月完成オリオンプラザﾞ
馬借地区第一（二街区）	個人	約0.3	昭和62から平成元	36	店舗、事務所、駐車場	平成元年1月完成代々木ゼミナール
馬借地区第一（一街区）	個人	約0.3	昭和57から昭和59	30	ホテル	昭和59年9月完成ホテル法華倶楽部
黒崎駅東地区	組合	約2.4	昭和49から昭和55	193	店舗、事務所、駐車場	昭和54年9月完成メイト黒崎、黒崎そごう

　北九州市では、これまでに都心小倉、副都心黒崎を中心に11地区で市街地再開発事業を実施しています。これらの地区では、都市機能の集積や都市基盤となる公共施設（道路、歩道など）の整備を一体的に行った結果、都市景観の向上、賑わいや新たな雇用の創出、快適な居住空間の提供、交通機能の改善など本市の中心市街地活性化に大きく寄与してきました。また、老朽化した建物を不燃化することによって地区の防災安全性は飛躍的に向上しています。

　現在、都市機能の郊外流出や人口の減少などにより、全国的に中心市街地の空洞化が課題となっています。また、防災や地球温暖化対策の強化、厳しい財政事情などの課題もあり、本市も例外ではありません。これらの課題を解決する有効な手段として、本市は今後も市街地再開発事業を実施し、持続可能で活力あるコンパクトなまちづくりを進めて参ります。