北九州市消防局では、火災による死者(焼死者)を防ぐため、関係部局や機関、地域と連携して各種施策を講じているところですが、火災の犠牲者は、そのほとんどが65歳以上の高齢者の方となっています。
火災はちょっとした気の緩みからも発生します。
今一度、ご家庭内のこんろやコンセントの周りなど、火災発生の危険がないか確認し、火の取扱いには十分注意しましょう。
見守りの方も含め、皆様の大切な命・財産が失われることがないよう日頃から火災予防に努めましょう。
【命を守る】火災による死者を出さないために、皆様にできること!
焼死事故の防止対策
日常生活の中での注意点
まず、火災を発生させないことが、大切です。
日常生活の中で、火災発生につながる行動や環境がないか考えてみましょう。
詳しくは、「住まいの防火」のページをご覧ください。
住宅用火災警報器を設置しましょう
火災により亡くなる方は、就寝時間帯の「逃げ遅れ」が多い傾向にあります。この「逃げ遅れ」を防ぐためには、住宅用火災警報器の設置が大変有効です。
住宅用火災警報器は、すべての住宅に設置が義務となっています。
また、住宅用火災警報器の設置が義務付けられて10年以上が経過しています。住宅用火災警報器の電池寿命は、約10年と言われているので、電池切れの時期を迎えている家が増えていると考えられます。定期的に点検・清掃を行い、電池切れの際は本体の交換をお願いします。
詳しくは、「住宅用火災警報器」のページをご覧ください。
- 動画投稿サイトYouTube 【公式】北九州市消防局
- 住宅用火災警報器の鳴動状況(外部リンク)
- 「無線式連動型」住宅用火災警報器の鳴動状況(外部リンク)
早めの避難
服装や貴重品にこだわらず早く避難しましょう。
また、一度避難したら、絶対に戻らないようにしましょう。
(注意)過去に北九州市でも、出火後に建物の中へ戻ったことにより、死者が発生しています。
詳しくは、「火災からの避難」のページをご覧ください。
着衣着火に注意
着衣着火とは?
ストーブやろうそくの火などが衣服に接触し、燃え移ることを着衣着火といいます。
特に高齢者の方は、厚着をしていて着衣着火に気づかず、大事故となる場合があります。
着衣着火の被害に遭わないために
- ガスコンロの奥に調味料などの物を置かない。
- ガスコンロ越しの作業は、火を止めてから行う。
- 調理中のエプロンやアームカバーは、燃えにくい繊維を使った「防炎製品」を使う。
もし着衣着火してしまったときの対処方法
- ストップ
走らない。風が起こり火の勢いを大きくします。 - ドロップ
地面に倒れる。そして、燃えているところを地面におしつけるようにします。 - ロール
地面に倒れたまま、左右に転がる。転がることで窒息消火をします。
そのときに、顔を手で覆い、顔やのどの火傷を防ぎます。
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