西折尾地区は、折尾駅の南西部に位置する起伏の多い丘陵地であり、地区内の生活道路は狭あいかつ急勾配でした。このため、緊急車両等の進入が困難な上、住宅の建替えも進まず老朽住宅が密集するなど、防災上・居住環境上の問題を抱えていました。
このような状況の中で、本事業地区は、折尾駅周辺の再開発を目的とした「折尾まちづくり構想」において、「居住環境改善ゾーン」に位置づけられ、住民が主体となって決めたまちづくりのルール(地区計画)により良好な居住環境を創出することを目指しました。
「全面修復型」の整備手法により、地区全体にわたって老朽住宅等を除却し、あわせて道路、公園、コミュニティ住宅等公共施設の総合的な整備を行い、平成23年度で事業が完了しました。
西折尾地区の事業概要
更新日 : 2022年6月29日
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西折尾地区住環境整備事業
整備計画図
地区の現状(事業計画時)
場所 | 八幡西区西折尾町2番~15番及び堀川町12番 |
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地区面積 | 9.33ヘクタール |
住宅戸数 | 322戸 (老朽住宅:297戸 その他住宅:25戸) |
事業期間及び総事業費
事業期間 | 平成6年度~23年度(完了) |
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総事業費 | 約106億円 |
事業内容
項目 | 内容 |
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除却戸数 | 292戸(老朽住宅282戸、その他住宅10戸) |
存置戸数 | 30戸 |
賃貸コミュニティ住宅建設戸数 | 93戸 |
戸建住宅分譲用地 | 75区画 |
一般分譲集合住宅等用地 | 1区画 |
集会所 | 1ヶ所 |
公共施設整備 | 道路整備16路線、公園・緑地整備4ヶ所、上水道・下水道整備 |
事業効果(指標)
指標 | 事業着手時 | 事業完了時 |
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不燃領域率 (注1) | 12.2% | 60.7% |
未接道・接道不良住宅率 (注2) | 73.0% | 0% |
注1 不燃領域率
区域内における公園・道路などのオープンスペースや燃えにくい建物が区域全体に占める割合で、まちの燃えにくさを表す指標です。40%以上の水準に達すると区域の焼失率は急激に低下し、防災性が大きく向上します。国が重点密集市街地として位置づけている地区においても、不燃領域率を40%以上確保することが目標とされています。
注2 未接道・接道不良住宅率
幅員4m以上の道路に適切に接していない住宅の戸数比率。
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