感染した鶏が高率に死亡してしまうような、病原性が高い鳥インフルエンザです。
鳥インフルエンザのなかでも、鶏に感染させた場合に、高率に死亡させてしまうようなものを高病原性鳥インフルエンザといいます。その原因となるウイルスは高病原性鳥インフルエンザウイルスといいます。高病原性鳥インフルエンザウイルスとしては、H5亜型のものとH7亜型のものが知られています。
鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)について
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鳥インフルエンザ(H5N1) |
鳥インフルエンザ(H7N9) |
病原体 |
A型インフルエンザウイルス
( H5N1 亜型) |
A型インフルエンザウイルス
( H7N9 亜型) |
感染動物 |
鳥類
(主に水禽類) |
鳥類
(主に水禽類) |
感染経路 |
ヒトは、 感染した家きんやその排泄物、死体、臓器など に濃厚に接触することによってまれに感染することがあります。日本では発症したヒトは確認されていません。 また、 これまでのところ、ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されておりません。 |
潜伏期 |
概ね 2 日から 8 日 |
1日から10日(多くは2日から5日) |
世界での発生状況 |
鳥類では東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域などで感染が確認され、ヒトでの症例はアジア、中東、アフリカを中心に報告されています。 |
鳥類では中国及び香港において感染が確認され、ヒトでの症例は中国において報告されています。 |
・厚生労働省
鳥インフルエンザ(H5N1)について(外部リンク)
鳥インフルエンザ(H7N9)について(外部リンク)
予防
生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らないようにしましょう。
弱った鳥や死んだ鳥にさわったり、鳥の糞が舞い上がっている場所で、ホコリを吸い込まないようにしましょう。
外出先から帰ったらせっけんで手を洗うなど、日常的な感染症予防を心がけましょう。(特に発生国では徹底してください)。