オレオレ詐欺
 息子や孫などの身内になりすました人物から「オレ、オレだよ」などと電話があり、仕事のトラブルなどを理由にお金を要求してきます。声が違っていても「のどの調子が悪いから」などと、相手は不審に思われないようにふるまいます。また、「至急お金が必要だ」などとこちらを動揺させてきます。
 対処法は?
 相手がどんなに急がせてきても、一旦、電話を切りましょう。もともと自分が知っている番号に電話して本人であるか必ず確認しましょう。連絡が取れない場合は、家族や知人、警察に相談しましょう。
架空請求詐欺
 業者になりすました人物から「未納料金がある。払わなければ裁判になる」などと、お金の請求の連絡がきます。また、「老人ホームの入居権が当選した。必要なければ名義を他の人に貸してほしい」などと電話があり、これに承諾すると、今度は弁護士になりすました人物から「名義貸しは犯罪だ。逮捕されないためには示談金が必要」とお金を請求されます。
 対処法は?
 「払わなければ逮捕される」「払わなければ裁判になる」「誰にも話してはいけない」などは、不安にさせるための脅し文句であることをしっかりと覚えておきましょう。一旦、電話を切り、家族や知人、警察に相談しましょう。
還付金詐欺
 市役所職員や税務署、銀行員などになりすました人物から「保険料や医療費の払い戻しがあります。ATMで手続きができます」などと電話があり、ATMまで誘導され、携帯電話を通じて操作を指示され送金させられてしまいます。
 対処法は?
 ATMでは還付金を受け取れないことを覚えておきましょう。そして、一旦、電話を切りましょう。市役所や銀行などに電話し、本当に払い戻しがあるのか確認しましょう。確認する先が分からない場合は、家族や知人、警察に相談しましょう。
キャッシュカードなどを狙った詐欺
 警察や銀行員などになりすました人物から「あなたの口座が悪用されています。キャッシュカードを交換します。暗証番号を教えてください」などと電話があり、キャッシュカードをだまし取られてしまいます。
 対処法は?
 警察や銀行、自治体などの公共機関が、電話で口座番号や暗証番号を訪ねることはないことを覚えておきましょう。そして、一旦、電話を切り、警察や銀行に内容を確認しましょう。また、通帳やキャッシュカードを金融機関の窓口以外では、絶対に相手に渡してはいけません。