日本では、年間約472万トンの、本来は食べられるのに捨てられている食品、いわゆる食品ロスが発生しています。これは、私たちが毎日おにぎり1個のご飯を捨てている量に相当します。
北九州市でも、家庭から年間約1.4万トン(1世帯あたり約34キログラム)の食品ロスが発生しています。循環型社会の形成に向けて、食品ロスの削減が重要な課題となっています。
北九州市では、食べものの「もったいない」をなくすための取り組みとして、私たち市民や飲食店が取り組むことができる「残しま宣言」運動を実施します。
食品ロス削減に向けて「残しま宣言運動」に取り組みましょう!
食品ロスについて
「残しま宣言」運動とは
「残しま宣言」運動は、家庭と外食時の取組みがあり、「残しま宣言」としてそれぞれ、宣言を掲げています。この取組みは、誰もがちょっとした心がけでできるものとなっています。
【残しま宣言】
外食時には・・・
一.食べ切ることができる量を注文します!
[食べきれないと思ったら、注文時に少なめにできるか聞いてみましょう。]
一.宴会時に食べ切りを声かけします!
[宴会前に幹事の方は、食べ切りの声かけをしましょう。また、宴会中も料理の残り具合をみて、皆で声かけしましょう。]
一.グループ間で料理をシェアします!
[皆で料理をシェアして、食べ残しをなくしましょう。]
一.食事を楽しむ時間をつくります!
[宴会や会食時には、開始後30分、終了前10分などは、席を立たずに料理を楽しく食べる時間を作りましょう。]
一.注文した料理は食べ切ります!
[注文した料理は、しっかり味わって食べ切りましょう。]
家庭では・・・
一.必要以上に買いすぎません!
[買い物に行く前に冷蔵庫の中身を確認し、必要な分だけ買うようにしましょう。]
一.買った食材は使い切ります!
[余った食材は、保管して早めに使い切りましょう。]
一.作った料理は食べ切ります!
[食べられる量だけ作るようにしましょう。]
一.生ごみを捨てるときは水を切ります!
[生ごみの約80%は水分です。生ごみを捨てる前にしっかりと水を切りましょう。]
水切りについては、3切り運動にご協力お願いしますのページをご覧ください。
一.賞味期限と消費期限の違いを理解します!
[賞味期限と消費期限の意味は違います。正しく理解しましょう。]
賞味期限と消費期限の違いを正しく理解しましょう
賞味期限 | 消費期限 | |
---|---|---|
意味 | おいしく食べることができる期限。 この期限を過ぎてもすぐに食べられないということではない。 |
期限を過ぎたら食べない方が良い期限。 |


「残しま宣言応援店」
北九州市では、市民の食べ切りを促進するための、取組みを行っている飲食店等を「残しま宣言応援店」として登録しています。
「残しま宣言応援店」は、以下の6項目のうち1項目以上の取組みを行っている店舗をいい、取組み内容は店舗により異なります。
また、特典付与の条件等も店舗によって異なりますので、ご利用前に店舗にご確認ください。
項目 | 内容 |
---|---|
a.特典付与 | ・食べ切りを行ったグループ等に、「店舗独自の食べ切り特典」を付与。 例:次回割引券、ドリンク券の付与等 |
b.提供量の調整 | ・来店者の希望に応じた料理提供量の調整。 例:小盛りメニュー導入、コース内容の変更等 |
c.持ち帰り対応 |
・持ち帰り希望者への対応。 |
d.お声かけ運動 | ・食べ切りを促すお声かけの実践。 例:宴会での食べ切りの呼びかけ、注文受付時の適量注文の呼びかけ、残しま宣言応援店である旨の呼びかけ等 |
e.啓発活動 | ・ポスター掲示等による、食べ切り促進に向けた啓発活動の実施。 |
f.独自の取組み |
・上記以外の食べきりにつながる店舗独自の工夫。 |
「残しま宣言応援店」一覧
「残しま宣言応援店」一覧は下記のとおりです(令和7年4月1日時点 313店舗)。
(注1)特典付与の条件及び特典内容は店舗により異なりますので、店舗にご確認ください。
(注2)その他の取組み内容についても店舗によってことなりますので、店舗にご確認ください。

「残しま宣言応援店」は、上記のステッカーが目印です。
「残しま宣言応援店」登録申込方法
対象事業者
北九州市内の飲食店やホテルなどの主に飲食を取り扱っている店舗
申込方法
下記の申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上、持参、郵送、FAXまたはメールのいずれかの方法て下記の提出先宛にお申込みください。申込みの際は、実施要綱をご確認の上、お申込みください(持ち帰り対応の項目を登録する際は、持ち帰り対応実施要領もご確認ください)。
なお、「残しま宣言応援店」として登録するにあたり、要件確認のため北九州市が必要な行政機関へ照会を行いますのでご了承ください。
また、登録には登録申込みから3週間程度かかりますので、ご了承ください。
申請書類等の提出先
北九州市環境局循環社会推進部循環社会推進課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2187
FAX:093-582-2196
電子メール:kan-junkan@city.kitakyushu.lg.jp
申請書類(要綱及び様式等)
「残しま宣言」運動賛同団体
「残しま宣言」運動は、下記団体に賛同いただいています(順不同)
団体一覧 | |
---|---|
公益財団法人北九州活性化協議会 | 北九州商工会議所 |
一般社団法人北九州中小企業団体連合会 | 北九州ホテル協議会 |
北九州市消費問題婦人協議会 | 北九州市食生活改善推進員協議会 |
北九州市婦人会連絡協議会 |
「きたきゅう健康づくり応援店」について
健康に関する取り組みを実施しているお店を、「きたきゅう健康づくり応援店」として登録しています。
詳しくは、「きたきゅう健康づくり応援店」事業(保健福祉局健康推進課)をご覧ください。
家庭での取り組みについて
冷蔵庫のクリーンアップ
冷蔵庫の清掃及び中身のチェックにより過剰な買い物や期限切れ等による食品の廃棄を減らす「冷蔵庫のクリーンアップ」に取り組みませんか。
取り組み内容についてのホームページは以下のとおりです。
リデュースクッキング
家庭での食品ロス削減のため、北九州市では、生ごみの排出を減らす調理方法や余った食材を活かす調理方法等を学べるリデュースクッキング講座を開催しています。皆さんもリデュースクッキングに取り組んでみませんか。
リデュースクッキング講座についてのホームページは以下のとおりです(ホームページ内では、レシピの紹介もしています)。
また、栄養士おすすめのレシピを月ごとに紹介する保健福祉局のホームページ「栄養士さんの元気レシピ」内においても、リデュースクッキングのレシピを紹介しています。皆さんも是非、チャレンジしてください。
過去の栄養士さんの元気レシピで紹介したリデュースクッキングレシピは以下のとおりです。
未就学児向け食品ロス削減啓発紙芝居について

幼少期から食べ残しなどの食品ロス削減について意識してもらえるように、未就学児向けの食品ロス削減啓発用紙芝居とその動画を作成しました。是非、ご活用ください。
紙芝居動画「ばっかり王子と残しま仙人」(HD画質)(外部リンク)
紙芝居動画「ばっかり王子と残しま仙人」(外部リンク)
(注)HD画質に比べデータ容量が少ないため、スマートフォン等での視聴がしやすくなっています。
- 紙芝居「ばっかり王子と残しま仙人」(PDF形式:6.6MB)
- 上記から紙芝居のデータをダウンロードし、活用していただけます。印刷する際は、両面印刷をしてご利用ください。
一部のファイルをPDF形式で提供しています。PDFの閲覧にはAdobe System社の無償ソフトウェア「Adobe Reader」が必要です。 下記のAdobe Readerダウンロードページなどから入手してください。
Adobe Readerダウンロードページ(外部リンク)
このページの作成者
環境局循環社会推進部循環社会推進課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2187 FAX:093-582-2196
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