北九州市では、環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、平成19年10月に北九州市環境基本計画(以下、計画)を策定し、以降2度の改定を経て、市民、団体、企業、研究機関、行政等が一丸となり、「世界の環境首都」の実現に向けた取組を進めてまいりました。
このような中、近年の社会動向の変化や新たな課題に対応しつつ、引き続き、市民の安全で快適な生活環境を確保し、持続可能な社会を実現するため、令和5年8月に計画の改定について北九州市環境審議会(浅野 直人会長)に諮問いたしました。
計画の改定にあたりましては、
- 平成16年度にとりまとめ、これまでの計画においても継承し、環境政策の中心に据えられてきた「環境首都グランド・デザイン」の基本理念を今回も継承すること
- 市民の皆様にも手に取ってご覧いただけるよう、理念、方向性はしっかりと示しつつ、シンプルでわかりやすいものとすること
- 環境政策は、いまや環境、経済、社会を統合的に向上させるための極めて重要な政策であることを踏まえ、環境の新しい価値や環境ビジネスの可能性など、環境分野の将来像をお示しすることで、北九州市の未来を発信すること
などを基本的な方針とし、審議を重ねてまいりました。
この度、同審議会からの答申を踏まえ、令和12年度(2030年度)までを計画期間とした計画を令和6年10月18日に策定(改定)いたしましたので、その内容を市民の皆様に公表いたします。