JR八幡駅前地区では、駅前の立地を生かして、土地の高度利用と景観整備により、住宅と商業・業務機能が一体となった市街地が整備されています。
八幡東区の魅力づくり
産業と生活の新しいかたちを創造するまち
(1)現状と課題
八幡東区は、日本の近代産業の先駆けとなった官営八幡製鐵所(現日本製鉄)の発祥の地であり、近年では、工場跡地や大規模社宅跡地などが総合的に整備され、新しいまちづくりが進んでいます。 今後、旧市街地と新しく整備された地区との一体化により、さらなるにぎわいを創出していく必要があります。 また、市内7区の中で総人口に対する後期高齢者の割合が一番高く、古くから地域住民によるコミュニティ活動が盛んです。 山すその斜面地や高台などにも住宅地が広がっており、高齢者にとって安全でくらしやすいまちづくりが求められています。
(2)地域資源
平野地区では、独立行政法人国際協力機構「JICA(ジャイカ)九州」や公益財団法人北九州国際技術協力協会「KITA(カイタ)」、九州国際大学、などの集積により、海外から多くの研究員や留学生の受け入れが活発に行われ、公益財団法人北九州国際交流協会を拠点に、市民との草の根交流も盛んです。
また、国際村交流センターに隣接して、音響効果の優れた響ホールがあり、室内楽を中心としたコンサートなどが行われています。
響ホール
八幡東田地区では、アミューズメント施設や大型商業施設、さらには環境ミュージアムや自然史・歴史博物館などの文化施設の立地が進む一方、情報産業などの次世代産業の集積が行われています。
また、企業などによる環境活動の中心的地区であり、環境共生型住宅の立地と相まって、環境配慮のまちづくりが進んでいます。
環境ミュージアム
自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)
高見地区
市街地の背後には、緑豊かな皿倉山がそびえ、そのふもとにある河内貯水池周辺は、かつて八幡の奥座敷と称された風光明媚なたたずまいを有しています。
河内貯水池
皿倉山からの夜景
日本の産業の礎となった東田第一高炉跡や河内貯水池、旧百三十銀行八幡支店などの近代化遺産が数多く見られます。
東田第一高炉跡
(3)まちづくりの方向性
- 既存の工業の基盤を活用し、生産活動を維持・発展させるとともに、新たな情報産業などの立地を促進し、次世代産業の拠点となるまちをつくります。
- 地域住民によるコミュニティ活動を、継承・強化しながら、新たな産業と暮らしとが融和した、子供から高齢者までの誰もが安全・安心で暮らしやすいまちをつくります。
- アミューズメント施設や各種博物館などの広域観光施設や文化施設などの観光資源を活かし、多くの人が訪れ、楽しみ、学ぶことができるまちをつくります。集客拠点の東田地区と中央地区などの既成市街地との連携強化を図り、回遊性を高めていきます。
- 大学などの教育・文化施設や国際協力機関と連携しながら、市民の芸術・文化活動、国際交流の拠点となるまちをつくります。
- 河内貯水池や皿倉山などの豊かな自然を守り、市街地の水と緑を育み、環境共生のまちをつくります。
平成20年12月策定「元気発進!北九州」プラン基本計画より抜粋
このページの作成者
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