春から初夏にかけてはカラスの繁殖期です。
この時期は外敵に対する親カラスの警戒心が特に強く、神経質になるため、巣に近づく人に対して威嚇や攻撃をしてくることがあります。
攻撃のしかた
背後から頭の上をかすめるように飛び、時には脚でけるという行動をします。
クチバシでつつくことはなく、怪我を負わされることはほとんどありません。
できる限り巣に近づかないで
特にヒナの巣立ちの時期(5、6月)に、威嚇行動が激しくなります。
この時期はできるだけ巣に近づかないようにしてください。
巣の近くでは頭を守って
どうしても巣の近くを通る場合は、「帽子をかぶる」、「傘をさす」など、頭を守ってください。
ひなや幼鳥が落ちていても近づかないで
巣立ったばかりの幼鳥は、しばらく親から餌をもらいながら巣の近くで生活します。
この時期の幼鳥は飛ぶ力が弱いため、地面でうずくまり休憩することがあります。
ヒナや幼鳥にむやみに手を出そうとすると、近くにいる親が威嚇や攻撃をしてくる危険性がありますので、できるだけ近づかないようにしてください。
カラスは本来、攻撃的な鳥ではありません。卵やひなを守るために威嚇します。
カラスを警戒させる行為は避けましょう。