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4 市街地のカラスについて

更新日 : 2024年7月30日
ページ番号:000134278

(1)カラスの威かくや攻撃にご注意ください

(1) できる限り、巣に近づかないでください

 都会のカラスは、公園の木や、街路樹、電柱などに巣を作り、特にヒナの巣立ちの時期(5~6月)に、威嚇行動が激しくなります。その時期はできるだけ、巣に近づかないようにしてください。ヒナが巣立ってしまうと、威嚇も自然と収まります。

(2) どうしても巣の近くを通る場合は、「帽子をかぶる」、「傘をさす」など、頭を守ってください。

(3) 親ガラスが人を襲う前には予兆があります

  • 巣に敵(威嚇の相手)が近づくと「カァ、カァ、カァ」と鳴きながら頭上を飛び回ります。
  • 敵が去らなければ、近くの木などにとまって「ガーッ、ガーッ、ガーッ」とにごった声で鳴きます。
  • それでも敵が去らない場合は、威嚇攻撃をしてきます。

(4) 攻撃の仕方

 背後から頭の上をかすめるように飛び、時には脚でけるという行動をします。クチバシでつつくことはなく、怪我を負わされることはほとんどありません。

(2)ヒナや幼鳥が落ちていても決して近づかないでください。

(1) 野生動物は、自然のままに生きていくのが本来の姿であり、自然の中での出来事については見守ることが基本です。ヒナや幼鳥が落ちていても、そのままにしておいてください。

(注)もしケガをしていても、そのままにしておいてください。野生動物の多くは寿命がつきる前にほかの生き物に食べられたり、ケガや病気で命を落としています。そして、野外でなくなった命を食べて、また多くの命が育っています。野生動物はそうした「命のつながり」の中で生きています。

(2) ヒナや幼鳥にむやみに手を出そうとすると、近くにいる親が威嚇や攻撃をしてくる危険性がありますので、できるだけ近づかないようにしてください。

(注) 巣立ったばかりの幼鳥は、しばらく親から餌をもらいながら巣の近くで生活します。この時期の幼鳥は飛ぶ力が弱いため、地面でうずくまっている(休憩する)ことがあります。通常であれば、体力が回復して家族の元に帰ります。

(3)死んでいる場合は、最寄の環境センターに相談してください。

(3)ごみの散乱について

毎年、カラスの繁殖時期(3月から6月)にかけて、カラスによるゴミの散乱被害が多発しています。ゴミのだし方を工夫して、カラスによるゴミ被害を防ぎましょう。

(1) 生ゴミを減らしましょう

カラスにとって生ゴミは食べ物です。食べ残しをなくし、利用できる部分はできるだけ調理するなどして生ゴミをなくす工夫をしましょう。

(2) 収集時間を守ってゴミ出しをしましょう

前日の夜や早朝にゴミを出すと、ゴミを放置する時間が長くなり、カラスに荒らされる可能性が高くなります。ゴミを出す時間を守りましょう。

(3) 生ゴミを見えないようにしましょう

カラスは主に視覚で食べ物を探すので、紙に包むなど外から見えないようにすると被害を減らせます。

(4) ネットなどでゴミを覆いましょう

カラスがゴミにふれることができないようにネットなどでゴミ袋を覆いましょう。ネットはゴミ袋がはみ出さないように全体を覆いましょう。

(注)北九州市では、ゴミの散乱防止のための「ネット」を無料でお配りしています。詳しくは環境センターにお問い合わせください。

〔カラスの生態について〕

 通常、都会にいるカラスはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類です。
 カラスは繁殖期(3月下旬~6月)になると、山林や公園の樹木、街路樹、電柱などに巣を作り、卵を産んでヒナを育てます。こ巣作りから子育てが終わるまでの約1ヶ月の間は、外敵に対する親ガラスの警戒心が強くなり、神経質になります。特にヒナの巣立ち時期(5月~6月)は、巣の近くを通る人に対する威嚇(いかく)や攻撃が増える傾向にあります。
 カラスは雑食性で、生ごみ、小動物、昆虫、他の鳥類の卵やヒナ、果樹など何でも食べます。カラスによる代表的な生活環境被害としては、「ごみの散乱」、「威嚇や攻撃」、「糞や鳴き声」があります。
 都会にカラスが増えた大きな原因は、エサとなるものが増えたからだと言われ、ごみ集積所などの生ごみのほかに、ペットやハトなど与えたエサなどもエサとなり、カラスを呼び寄せています。カラスの数を減らすには、エサとなるものを減らすことが重要です。例え捕獲したとしても、エサが多ければ他から別のカラスが集まってしまい、根本的な解決にはなりません。また、意図的なエサやりはやめてください。

このページの作成者

産業経済局農林水産部鳥獣被害対策課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2269 FAX:093-582-1202

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