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北九州市森林整備計画

更新日 : 2022年4月13日
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「北九州市森林整備計画」を策定しました。

 森林は、木材生産機能や水源のかん養、山地災害の防止、CO2吸収による地球温暖化の防止などの公益的機能を有し、暮らしや地球環境の保全に大きく貢献しています。
 さて、本市の森林については、大半が40年生以上に生長し、木材生産できる林齢に達しています。しかし、森林所有者の約7割は経営規模が1ヘクタール未満の小規模で構成されていること、また、木材価格の低迷等森林・林業を取り巻く情勢が厳しいことなどから森林の手入れや木材生産等の林業生産活動に対する意欲が低下し、効率的な木材生産活動が停滞しています。
 このたび、森林法第10条の5の規定に基づき、本市の民有林(国有林以外の森林)を対象に、地域森林計画(遠賀川森林計画)に即し、令和4年度から令和13年度までの10年間の北九州市森林整備計画を策定しました。
 この計画では、森づくりの構想、森林施業の方法、森林の機能に応じたゾーニングと施業の方法、林道・作業道等の路網等の効率的な施業の構想等について示しています。
 本市林業の再生に向けて、林業関係者や行政が連携して、森林の健全な育成に努めるとともに、木材生産活動の活性化や市内産木材が市民に利用される仕組みを構築し、本市林業の再生を図ります。

1 計画の基本理念

福岡県が策定する地域森林計画(遠賀川森林計画)に適合していること
(森林法第10条の5第3項)

2 構成内容

森林づくりの構想

  木材生産機能と公益的機能が十分に発揮される森林づくりを目指す

  • 荒廃した森林を間伐し、健全な森林として再生
  • 水源のかん養、山地災害防止、森林レクレーションなど機能に応じた森林づくり
  • 森林経営管理制度(意向調査等)を活用し、木材の循環利用を推進
  • 放置竹林の整備、竹材の活用推進

森林施業の方法

  伐採、造林、間伐などの森林施業の標準的な方法を定める

  • 樹種別の標準的な伐採時期や伐採跡地の更新方法
  • 造林する樹種と標準的な植付本数
  • 樹種別の下刈り、つる切、除伐、間伐の標準的な樹齢と回数など

森林の機能に応じたゾーニングと施業の方法

ゾーニング 標準的な施業の方法
  水源かん養機能維持増進森林   標準的な伐採時期を延長
  (概ね+10年)
  山地災害防止
   土壌保全機能維持増進森林
  標準的な伐採時期を延長
  (概ね2倍)
  快適環境形成機能維持増進森林   標準的な伐採時期を延長
  (概ね2倍)
  保健文化機能維持増進森林   標準的な伐採時期を延長
  (概ね2倍)
  木材生産機能維持増進森林  

林道・作業道等路網等の効率的な施業

  • 傾斜、作業システムごとの望ましい路網整備水準
  • 路網整備等の施業を推進するエリアの設定

その他

  • 鳥獣被害対策
  • 森林施業の共同化及び合理化
  • 林業担い手の育成 など

3 計画期間

 令和4年4月1日から令和14年3月31日まで10ヶ年計画

市町村森林整備計画(林野庁ホームページ)

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産業経済局農林水産部農林課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2078 FAX:093-582-1202

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