和布刈神事は神功(じんぐう)皇后[4世紀後半頃の伝説的人物で仲哀(ちゅうあい)天皇の皇后]が三韓征伐[神功皇后の馬韓・弁韓・辰韓征伐の物語]からの凱旋を祝って、自ら神主となり、早鞆の瀬戸のワカメを神前にささげたという古事に由来しています。昔は「神事を見ると目がつぶれる」と言われ、神罰を恐れて拝観する者はありませんでしたが、戦後から拝観は解禁となっています。行事は、毎年旧暦元日の早朝に行われます。横代湯立神楽(よこしろゆたてかぐら)が奉納された後、3人の神職が干潮の海に降りて鎌でワカメを刈りとり、それを神前に供えて航海の安全、豊漁を祈願します。漆黒の闇を背景に烏帽子、狩衣、白足袋に草履姿の神職たちが、松明を頼りにワカメを刈りとる様子は幻想的で、関門海峡両岸の人々に春の訪れが近いことを感じさせてくれます。
和布刈神事(めかりしんじ)
更新日 : 2022年1月28日
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和布刈神事の様子
日時
毎年、旧暦元旦に実施されます。わかめを刈り取る神事は、午前2時30分から4時頃の干潮時。
(注)旧暦元旦は、現在の1月下旬から2月中旬で、毎年変動します。
令和4年の旧暦元旦は、2月1日(火曜日)。
交通機関
公共交通機関の利用は、運行時間外で難しいため、マイカーやタクシーをご利用ください。
マイカーの場合は、近隣の駐車場(和布刈塩水プール前駐車場等)をご利用ください。
お問い合わせ
和布刈神社 電話:093-321-0749
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