教育長メッセージ
「未来を担う子どもたち」を育て支える皆様へ
平素から、本市教育行政への多大なるご協力とご理解を賜り、感謝申し上げます。
教育委員会では、子どもたちの「新たな時代を切り拓くことのできる力」を育むことを掲げた、『第2期北九州市子どもの未来をひらく教育プラン』を策定し、新学習指導要領、一人一台端末の整備、35人以下学級の拡大、いじめや不登校への対応、特別支援教育の充実、また、学校の働き方改革にも取組んでまいりました。
そのような中、新型コロナウイルス感染症との戦いが始まり、令和2年3月には、経験したことのない長期の休校を余儀なくされました。
授業再開後も多くの行事を見送るなど、様々な困難に直面しましたが、児童・生徒、教職員、保護者・地域の皆様と一丸となり、乗り切ってまいりました。
生活様式が一変しましたが、教育現場では、デジタル機器を用いたオンライン教育という新たな可能性も広がりました。
一方で、学校内外での社会体験や、自然体験、地域行事への参加など、オンラインでは得られない、リアルな体験の持つ価値を再び確認することができました。
今後も、デジタルトランスフォーメーションや多様性などの社会や環境の変化に、私たちは柔軟に対応していかなければなりません。
今、学校で学ぶ子どもたちが、社会の中心になって活躍する2040年以降の社会に向け、歴史の転換点に立っているとの認識が必要です。
この4月からも、私が引き続き教育長の任に就くこととなりました。
予測が困難な中でも、「自分たちが望む未来を自分たち自身で示し、作り上げていく力」を育て、子どもたち一人一人の可能性を最大限に引き出すための取組みを進めてまいります。
また、教育現場を預かる教職員が、子どもと向き合う時間をより多く取れるよう、生き生きと充実して仕事ができる環境整備に努めてまいります。
関係の皆様におかれましても、より一層のご支援をいただきますよう、お願いいたします。
令和4年4月 北九州市教育委員会 教育長 田島 裕美
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