計量器は店舗や事業所だけでなく、一般の家庭などでも使われるものがあります。
みなさんの身の回りで活躍する計量器についてご紹介いたします。
家庭で使われる計量器
体温計・血圧計
体温計や血圧計は、生命に関わる計量器として、国や都道府県などが行う「検定」に合格したものだけが販売を認められるしくみになっています。
検定証印または基準適合証印が付されたものでなければ、販売、譲渡等ができません。
家庭用はかり(料理用はかりや体重計など)
このマークは、家庭で使用される料理用はかり(キッチンスケール)や体重計(ヘルスメーター)、乳児用はかり(ベビースケール)のうち、国が定めた製造上の技術基準(JIS B7613)に適合したものだけにつけることができるマークで、このマークのない家庭用はかりは販売してはならないこととなっています。
これらのはかりは家庭内での食材などの計量や体重測定等に用いられることを想定しているため、家庭用はかりの技術基準は一般の特定計量器に適用される基準よりも緩やかなものになっています。
これらの「家庭用はかり」は、取引や証明のため使用することはできません。
取引・証明には検定証印または基準適合証印のある特定計量器を使用して下さい。
(主な違反の例)
・学校や幼稚園などで実施する健康診断で、ヘルスメーターを使用して体重測定すること
・商品を販売する際、キッチンスケールで計量した結果を内容量として表示すること
なお、はかりで正しく計量するため、以下の点に注意すると良いでしょう。
・できるだけ風や湿気、振動のない場所を選ぶ
・安定した水平な場所に置く
(体重計や乳児用はかりは、畳やじゅうたんでなく平らな堅い床の上で使用する)
・はかる前に指針がゼロ点であるか確認する
・はかるものは載せ台の中央に置く
計量法上の規制について
家庭用特定計量器に関しては、事業者ごとに計量法上の規制があります。
くわしくは、下記リンクをご参照ください。
ご注意ください
近年、インターネット上の通信販売サイト等で、家庭用はかりの技術基準に適合することを示す表示のないはかりが販売されているケースがあります。
これらのはかりは、実際に性能や構造などの面において国の技術基準に適合していないことが多く、正しく計量できない恐れがあるため、使用することによりトラブルの原因になることも考えられます。
家庭用のはかりを購入の際は、マークがあるかどうか、十分にご注意ください。
このページの作成者
総務市民局安全・安心推進部消費生活センター計量検査所
〒803-0805 北九州市小倉北区親和町6番2号
電話:093-592-2012 FAX:093-562-7803