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性的マイノリティ

更新日 : 2024年3月22日
ページ番号:000150057

 性的マイノリティ(性的少数者)であることを理由とする偏見や差別に苦しんでいる方々がいます。

 北九州市では、市民一人ひとりが互いに価値観や個性の違いを認め合い、多様性が認められる社会を目指して、性的マイノリティに関する啓発活動やパートナーシップ宣誓制度の導入などの取り組みを進めています。

性を構成する4要素

 人それぞれ性格や趣味が違うように、性のあり方も「男性」と「女性」のたった2つに分けられるほど単純ではありません。下の4要素の組み合わせにより多様な性のあり方が存在します。

  1. 身体の性 : 戸籍に記載されている性別
  2. 好きになる性「性的指向」 : どのような性別の人(同性・異性・両性)を好きになるか
  3. 心の性「性自認」 : 自分の性別を自分でどう思うか
  4. 表現する性 : 服装、しぐさ、言葉づかいなど

 例えば、「身体の性」「好きになる性」が女性で、「心の性」「表現する性」が男性という方や、「身体の性」「心の性」「表現する性」は男性で、「好きになる性」も男性という方もいます。これはあくまでも一例ですが、このように、性の組合せは人それぞれで、どれが正しいということはありません。

 しかしながら、性的マイノリティの方々は、少数であるがために、偏見の目で見られたり、職場や学校などで、差別的な取扱いを受けることがあります。このようなことは決してあってはならず、今後は、こうした「性的指向」や「ジェンダー・アイデンティティ(性自認)」などを理由とする偏見や差別をなくし、誰もが生きやすい社会をつくっていく必要があります。

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性の多様性に関係する用語

1 LGBT

 LGBTとは、性的マイノリティの総称の1つとして使われます。LGBTにクエスチョニングのQを加えてLGBTQとすることもあります。

 LGBTの他に、自分の性について定まっていない、明確にできない、したくない人(クエスチョニング)のQを加えて、LGBTQも使われてます。

L(レズビアン) : 同性を好きになる女性

G(ゲイ)  同性を好きになる男性

B(バイセクシュァル)  異性を好きになることもあれば同性を好きになることもある人

T(トランスジェンダー) : 身体の性と心の性が異なる人(性同一性障害者を含む)

 Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシュァル、Tはトランスジェンダーの頭文字です。LGBTは、性的マイノリティの総称の1つとして使われています。国際的には、LGBTではなく、「SOGI」(ソジ)という言葉がよく使われています。

2 SOGI(ソジ)

 性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字を組み合わせた用語です。性表現(Gender Expression)を含めSOGIE(ソジー)と呼ぶこともあります。

 「SOGI(ソジ)」は、LGBTなど特定の人を示すのではなく、すべての人の性のあり方を表現した言葉です。

3 カミングアウト

 カミングアウトとは、自分が性的マイノリティであることを告白する(秘密を打ち明ける)ことです。

 友人や家族などからカミングアウトされたら、(1)自分を信頼して勇気をもって打ち明けてくれた気持ちを受け止めた上で、じっくり耳を傾けましょう。(2)外部への相談が必要な場合は、専門の相談窓口に相談しましょう。(3)アウティング防止のためにも、誰と誰に伝えているのか本人に確認しましょう。

4 アウティング

 アウティングとは、本人の許可なく、性的マイノリティであることを他人に暴露することです。

 アウティングは、本人のプライバシーに関わる重大な人権侵害です。本人の許可無く、決して他人に話さないようにしましょう。

北九州市の支援制度

1 北九州市パートナーシップ宣誓制度(令和元年7月1日から)

 一方又は双方が性的マイノリティである2人が、一定の要件を満たしたうえで、互いを人生のパートナーとして相互に協力し合いながら継続的に日常の生活を共にすることを宣誓した場合に、市が「パートナーシップ宣誓書受領証」を交付する制度です。

 詳しくは、以下専用ページをご覧ください。

 北九州市パートナーシップ宣誓制度

2 性的マイノリティに関する相談窓口

人権相談(人権推進センター)

 人権に関する相談に、専門の相談員が応じます。
 詳しくは、以下専用ページをご覧ください。

 人権相談窓口

弁護士によるLGBT電話相談(福岡県弁護士会)

 法律的な問題、その他困りごとなどについて、弁護士が無料で電話相談に応じます。

 相談日時:第2木曜日・第4土曜日 12時から16時まで
 電話番号:070-7655-1698

こころと生き方の一般相談(男女共同参画センター・ムーブ)

 こころに抱えた悩みの相談に、相談員が応じます。
 詳しくは、以下専用ページをご覧ください。 

 こころと生き方の一般相談(外部リンク)

性別による人権侵害相談(男女共同参画センター・ムーブ)

 性別をめぐる差別的取り扱いや人権侵害についての相談に、相談員が応じます。
 詳しくは、以下専用ページをご覧ください。

  性別による人権侵害相談(外部リンク)

自殺予防こころの相談電話 (精神保健福祉センター)

 自殺を含む、こころの悩みなどをご相談ください。
 詳しくは、以下専用ページをご覧ください。

  自殺予防こころの相談電話

性同一性障害に関する相談 (精神保健福祉センター) 

 性同一性障害に関する知識や医療機関等の情報を提供します。
 詳しくは、以下専用ページをご覧ください。

  性同一性障害に関する相談

啓発冊子

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〒803-0814 北九州市小倉北区大手町11番4号
電話:093-562-5010 FAX:093-562-5150

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