性的マイノリティ(性的少数者)であることを理由とする偏見や差別に苦しんでいる方々がいます。
北九州市では、市民一人ひとりが互いに価値観や個性の違いを認め合い、多様性が認められる社会を目指して、性的マイノリティに関する啓発活動やパートナーシップ宣誓制度の導入などの取り組みを進めています。
性的マイノリティ(性的少数者)であることを理由とする偏見や差別に苦しんでいる方々がいます。
北九州市では、市民一人ひとりが互いに価値観や個性の違いを認め合い、多様性が認められる社会を目指して、性的マイノリティに関する啓発活動やパートナーシップ宣誓制度の導入などの取り組みを進めています。
人それぞれ性格や趣味が違うように、性のあり方も「男性」と「女性」のたった2つに分けられるほど単純ではありません。下の4要素の組み合わせにより多様な性のあり方が存在します。
例えば、「身体の性」「好きになる性」が女性で、「心の性」「表現する性」が男性という方や、「身体の性」「心の性」「表現する性」は男性で、「好きになる性」も男性という方もいます。これはあくまでも一例ですが、このように、性の組合せは人それぞれで、どれが正しいということはありません。
しかしながら、性的マイノリティの方々は、少数であるがために、偏見の目で見られたり、職場や学校などで、差別的な取扱いを受けることがあります。このようなことは決してあってはならず、今後は、こうした「性的指向」や「ジェンダー・アイデンティティ(性自認)」などを理由とする偏見や差別をなくし、誰もが生きやすい社会をつくっていく必要があります。
LGBTとは、性的マイノリティの総称の1つとして使われます。LGBTにクエスチョニングのQを加えてLGBTQとすることもあります。
LGBTの他に、自分の性について定まっていない、明確にできない、したくない人(クエスチョニング)のQを加えて、LGBTQも使われてます。
L(レズビアン) : 同性を好きになる女性
G(ゲイ) : 同性を好きになる男性
B(バイセクシュァル) : 異性を好きになることもあれば同性を好きになることもある人
T(トランスジェンダー) : 身体の性と心の性が異なる人(性同一性障害者を含む)
Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシュァル、Tはトランスジェンダーの頭文字です。LGBTは、性的マイノリティの総称の1つとして使われています。国際的には、LGBTではなく、「SOGI」(ソジ)という言葉がよく使われています。
性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字を組み合わせた用語です。性表現(Gender Expression)を含めSOGIE(ソジー)と呼ぶこともあります。
「SOGI(ソジ)」は、LGBTなど特定の人を示すのではなく、すべての人の性のあり方を表現した言葉です。
カミングアウトとは、自分が性的マイノリティであることを告白する(秘密を打ち明ける)ことです。
友人や家族などからカミングアウトされたら、(1)自分を信頼して勇気をもって打ち明けてくれた気持ちを受け止めた上で、じっくり耳を傾けましょう。(2)外部への相談が必要な場合は、専門の相談窓口に相談しましょう。(3)アウティング防止のためにも、誰と誰に伝えているのか本人に確認しましょう。
アウティングとは、本人の許可なく、性的マイノリティであることを他人に暴露することです。
アウティングは、本人のプライバシーに関わる重大な人権侵害です。本人の許可無く、決して他人に話さないようにしましょう。
一方又は双方が性的マイノリティである2人が、一定の要件を満たしたうえで、互いを人生のパートナーとして相互に協力し合いながら継続的に日常の生活を共にすることを宣誓した場合に、市が「パートナーシップ宣誓書受領証」を交付する制度です。
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