今回、若い世代を対象に「性暴力根絶」の重要さを周知していくため、北九州市が舞台となっているサッカー漫画「ナリキンフットボール(週刊ヤングマガジンR5.11.6第47号連載開始)」と連携した広報物(チラシ・ポスター)を市内の若者にアイデアをいただき、制作しました。
性暴力の根絶に向けたチラシ・ポスターを作成しました
ナリキンフットボールとのコラボチラシ・ポスター
性暴力とは?
同意のない・望まない性的な行為や発言はすべて性暴力です。
相手との関係、お互いの年齢、立場、性別や性の在り方には関係なく起きています。
性暴力は自分の気持ちが尊重されず、自分の身体に関することを自分で決める権利が否定される人権侵害です。
被害にあった人は決して悪くありません。
性暴力の例
- 望まないキス・セックス
- プライベートゾーン(注)を触る・触らせる
(注)・・・体の中で体操服で隠れる部分、唇
- ちかん・盗撮
- 性行為を強要するDV・デートDV
- ポルノを見せること・出演させること
- リベンジポルノ
- セクハラ
性犯罪の実態
福岡県内の令和5年中における性犯罪認知件数は、362件であり、前年比81件(約29%)増加しており、10歳代及び20歳代の被害が全体の約8割を占めています。
令和5年福岡県の性犯罪の現状(福岡県警察HPより)
性暴力にあうと
性暴力の被害にあうと、こころとからだに様々な反応があらわれることがあります。
- 思い出したくないのに思い出す
- 不安になる
- イライラする
- 眠れない
- 息苦しい
- 疲れやすい
- 何をやってもダメだと思う
- 自分を責めてしまう
など。
これらは、突然の被害後、誰にでも起こりうる自然な反応です。
どのような反応がどれくらい出て、いつまで続くのかは人それぞれ異なります。
被害にあった本人だけでなく、周囲の人に影響が広がることもあります。
大切な人が被害にあったらどうする
もし、あなたの友人や家族、パートナーが性暴力を受けた時、どうしますか?
この時、あなたが性暴力に関する誤った固定観念を持っていた場合、悪意がなくても、大切な人をさらに傷つける二次被害につながります。
被害にあった方から相談された時に気を付けてほしいこと
- 被害を軽く見たり、本当に事実なのか疑ったりしない
誰かに相談することは勇気のいることです。
- 被害にあった方を責めない
問い詰めるような言い方や聞き方をしないでください。
- 加害者への復讐を口にするなど、本人の望まない行動を取らない
被害にあった方が恐怖を感じるような発言は避けましょう。
- 本人のペースを見守る
性暴力被害からの回復には個人差があります。長い時間がかかる場合も少なくありません。
- あなた自身が頑張りすぎない
被害にあった方を身近で支える人も、悩み、傷つき、精神的負担を感じることがあります。
あなた自身のこころとからだにも気を配ってください。
皆様へお願い
- 性暴力への誤った価値観・固定観念を無くす
- 身近にある性暴力に気づき、傍観者にならない
- 相談できる窓口があることを、被害にあった方へ伝える
- 子供の被害については、周囲の大人が気付いて相談機関につなげる
相談窓口の紹介
性暴力の被害について、「性暴力被害者支援センター・ふくおか」に相談できます。
相談専用電話 #8891(または092-409-8100) 24時間・365日対応(年中無休)
相談料無料・匿名相談可
詳しくは下記HPをご覧ください。
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このページの作成者
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