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「性的同意」と「性暴力」

更新日 : 2022年9月27日
ページ番号:000161725

このポスターは企画調整局地方創生推進室の主催事業である「ミライ若者創造meeting」にて市内の若者の有志とともに作成したものです。

 「性的同意」という言葉の意味を知ってもらうことで、社会から「性暴力」が無くなってほしいという思いをこめて作成しました。

性的同意に関するポスター1
「ミライ若者創造meeting」にて作成したポスターの1枚目

What is 性的同意?? 

「性的同意」という言葉を耳にしたことはありますか?

まずは下のリストにチェックをしてみよう!

同意チェックリスト

出典:公益財団法人京都市男女共同参画推進協会

Gender Handbook(ジェンダーハンドブック)

『必ず知ってほしい、とても大切なこと。性的同意』

互いの同意があれば、性行為は楽しくて素敵なコミュニケーションになります。

しかし、上のチェックリストのような誤った認識を「当たり前」だと信じている人も少なくありません。

「性的同意」とは?

「性的同意」とは、キスやセックスなど性的な行為や発言を行う前にお互いが確認することを言います。
この時、3つのポイントがあります。

 ・対等な関係であること

先輩と後輩、上司と部下、先生やコーチと生徒など、上下のある関係性が影響して意思表示できないことがあります。上の立場の方が、下の立場の方へ十分な配慮をすべきです。

 ・自ら判断ができる状態であること

泥酔や酩酊など、正常な判断ができない状態で同意を取ることはできません。
また、恐怖や危険から選択肢が限られている場合も同意は成立しません。

 ・はっきりと言葉で確認すること

性的な行為は互いの「したい」という積極的な意思表示があって初めて成立します。
しっかりと言葉で意思確認をしましょう。

これら3つがそろっていない状態でなければ、同意がとれたとは言えません。

 あなた自身はどうでしょうか?

 あなたのパートナーや友だち、仲間など、まわりの人はどうでしょうか?

 性の話は、少し話しづらいことかもしれませんし、性行為のときに自分の意思を言葉で伝えることも、なかなか難しいことかもしれません。

 しかし、言葉にして伝え、話し合うことが自分を守り、相手を守ることにつながります。

 「性的同意」のこと、みんなの中の「当たり前」のことを、安心して話せる誰かと話し合ってみませんか?

 以下の画像は、性的同意について、「紅茶」に例えて分かりやすく説明した動画のリンクです。本動画はイギリスの警察が製作し、「函館性暴力防止対策協議会」が日本語訳を行ったものです。

動画名 「tea consent」

再生時間 約3分

「tea consent」YOUTUBEリンク

上記画像をタップ(PCの場合はクリック)するとYOUTUBE(外部リンク)のページに移動します

性暴力とは?

同意のない・望まない性的な行為や発言はすべて性暴力です。
相手との関係、お互いの年齢、立場、性別や性の在り方には関係なく起きています。
性暴力は自分の気持ちが尊重されず、自分の身体に関することを自分で決める権利が否定される人権侵害です。

被害にあった人は決して悪くありません。

性暴力の例

  •  望まないキス・セックス
     
  •  プライベートゾーン(注)を触る・触らせる
     (注)・・・体の中で体操服で隠れる部分、唇
     
  •  ちかん・盗撮
     
  •  性行為を強要するDV・デートDV
     
  •  ポルノを見せること・出演させること
     
  •  リベンジポルノ
     
  •  セクハラ

性暴力の実態

性暴力と聞くと「夜道で知らない人に襲われる」ようなイメージをお持ちではないでしょうか?

 しかし、実際は親しい仲の相手から性暴力を受けたという例が多いのです。事実、令和2年中に福岡県内で認知した強制性交(レイプ)のうち約7割は、顔見知りによる犯行でした。 親しい仲だから「言わなくてもわかる」「きっと許してくれる」わけではありません。仲の良い関係だからこそ、相手を尊重し、互いの気持ちをその都度確認するよう心がけましょう。

令和3年福岡県内における性犯罪の現状(福岡県警察HPより)の画像
令和3年福岡県内における性犯罪の現状(福岡県警察HPより)

性暴力にあうと

性暴力の被害にあうと、こころとからだに様々な反応があらわれることがあります。

  •  思い出したくないのに思い出す
     
  •  不安になる
     
  •  イライラする
     
  •  眠れない
     
  •  息苦しい
     
  •  疲れやすい
     
  •  何をやってもダメだと思う
     
  •  自分を責めてしまう

など。

これらは、突然の被害後、誰にでも起こりうる自然な反応です。
どのような反応がどれくらい出て、いつまで続くのかは人それぞれ異なります。
被害にあった本人だけでなく、周囲の人に影響が広がることもあります。

大切な人が被害にあったらどうする

 もし、あなたの友人や家族、パートナーが性暴力を受けた時、どうしますか?
 この時、あなたがはじめのチェックリストのような性暴力に関する誤った固定観念を持っていた場合、悪意がなくても、大切な人をさらに傷つける二次被害につながります。

被害にあった方から相談された時に気を付けてほしいこと

  • 被害を軽く見たり、本当に事実なのか疑ったりしない
    誰かに相談することは勇気のいることです。
     
  • 被害にあった方を責めない
    問い詰めるような言い方や聞き方をしないでください。
     
  • 加害者への復讐を口にするなど、本人の望まない行動を取らない
    被害にあった方が恐怖を感じるような発言は避けましょう。
     
  • 本人のペースを見守る
    性暴力被害からの回復には個人差があります。長い時間がかかる場合も少なくありません。
     
  • あなた自身が頑張りすぎない
    被害にあった方を身近で支える人も、悩み、傷つき、精神的負担を感じることがあります。
    あなた自身のこころとからだにも気を配ってください。
性的同意に関するポスター(2)
「ミライ若者創造meeting」にて作成したポスターの2枚目

皆様へお願い

  •  性暴力への誤った価値観・固定観念を無くす
     
  •  身近にある性暴力に気づき、傍観者にならない
     
  •  相談できる窓口があることを、被害にあった方へ伝える
     
  •  子供の被害については、周囲の大人が気付いて相談機関につなげる

相談窓口の紹介

性暴力の被害について、「性暴力被害者支援センター・ふくおか」に相談できます。
相談専用電話 #8891(または092-409-8100) 24時間・365日対応(年中無休)
相談料無料・匿名相談可
詳しくは下記HPをご覧ください。

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このページの作成者

総務市民局安全・安心推進部安全・安心推進課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2911 FAX:093-582-3889

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