近年、急激な少子高齢化や都市化の進展、核家族化など子どもを取り巻く社会状況が大きく変化する中で、子どもたちの乳幼児期からの成長過程において、コミュニケーション力の欠如、規範意識の低下等さまざまな課題が生じています。
特に、小学校に入学したばかりの一年生が、集団行動が取れない、授業中に座っていられない、話を聞かないなど、いわゆる「小1プロブレム」といわれる事象が見られるようになりました。
こうしたことから、本市では、「北九州市子どもの未来をひらく教育プラン」や「元気発進!子どもプラン」の中で、『幼児教育の充実』等の事業のひとつとして位置づけ、保育所、幼稚園の保育環境から、小学校の学習環境への円滑な接続を図るため、保幼小連携事業に取り組んでいます。
保幼小連携事業
主な取り組み
本市では、保幼小連携推進のため、平成17年度から市内3小学校区でモデル事業を実施し、その実践的研究に取り組みました。
また、平成20年度に、その取り組みや成果をまとめた報告書を市内の全保育所・幼稚園・小学校へ配布し、市内全域への普及を図りました。
(1)保幼小連携推進連絡協議会の設置
平成23年度に、公私立の保育所・幼稚園、公立小学校の代表者で構成された「保幼小連携推進連絡協議会」を設置し、連携推進に関する協議や情報交換を行っています。
(2)保幼小連携担当者名簿の作成・配布
平成24年度に全施設に連携担当者を設置しました。毎年、その名簿を作成して全施設に配布し、連携体制の強化を図っています。
(3)研修会の開催
保幼小連携についての意識を高めるため、市内各保育所、幼稚園、小学校の管理職及び連携担当者を対象とした研修会を開催。令和元年度以降は、全体研修ではなく、各校区単位で交流会等を実施しています。
(4)啓発パンフレット「保幼小連携プログラム『つながる』」の作成・配布
平成23・24年度に、連携推進のガイドブック的役割を果たす啓発パンフレット「保幼小連携プログラム『つながる』」1から3号を作成し、全施設に配布しています。
保幼小連携プログラム「つながる」
連携の意義や内容・成果を分かりやすく示した啓発パンフレット「保幼小連携プログラム『つながる』」をテーマを定め、3回に分けて作成しました。
「つながる」 1号 〔知る〕
第1号のテーマは「知る」です。
連携のために、まず、お互いのことを『知る』ことが大切です。
「つながる」 2号 〔学ぶ〕
第2号のテーマは「学ぶ」です。
幼児教育と小学校教育の違いやその連続性を『学んで』、初めて効果的な保幼小連携の実践に取り組むことができます。
「つながる」 3号 〔出会う〕
第3号のテーマは「出会う」です。
各施設が実際に『出会って』、取り組んでいる交流事例を具体的に紹介しています。
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