アライグマは、外来生物法に基づく特定外来生物であり、令和5年度の福岡県の報告で2,500万円以上の農業被害をもたらしているほか、家屋への被害や感染症を媒介する等の人体への被害、サンショウウオ等の希少種を含む生態系への被害が懸念されています。
令和5年4月、改正外来生物法が施行され、定着した特定外来生物の防除を都道府県が担うことになりました(市町村は努力義務)。これを受け、福岡県は令和5年6月に動植物の専門家からなる特定外来生物防除対策検討委員会を立ち上げ、特定外来生物の種ごとの防除の緊急度を検討し、優先的に防除する種はアライグマであるとの委員会意見を受け、令和6年3月に「福岡県アライグマ防除実施計画」を策定しました。北九州市は、この計画に参加し、福岡県と連携しアライグマ防除に取り組んでいます。