近年、私たちの生活と野生動物との距離が近くなり、野生動物による威嚇や家屋侵入など様々なトラブルが生じています。
その原因は色々あるようですが、これまで野生鳥獣が棲む「奥山」と人の生活圏との間にあって、緩衝地帯の役割を果たしていた「里山」や「農地」等が農林業の衰退や生活様式の変化で管理出来なくなったことが、野生鳥獣の増加と侵入を許しているといわれます。
1 生活圏に出没する野生鳥獣対策
更新日 : 2024年7月30日
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(1)なぜ私たちの生活圏に野生鳥獣の出没が増えたのか
(2)鳥獣被害対策の課題
繁殖して増える野生鳥獣に対して、「捕獲」に頼るだけでは被害は減りません。捕獲と同時に、私たちの生活圏に野生鳥獣を「近づかせない」、「侵入させない」環境づくりをすることが大切です。
(3)鳥獣被害対策の3原則
一、近づかせない・・生息環境管理(エサをなくす、隠れ家となる草むらをなくす等)
二、侵入させない・・被害管理(柵で囲って侵入させない、追払い等)
三、捕獲する・・・・個体数管理(被害をもたらす個体の捕獲や群れの数の管理等)
この3原則を組み合わせ、人と野生動物がうまく棲み分け、共存できるようにしましょう。
(注)意図的な餌付けにより野生動物がそれらの食べ物に依存するようになり、人の手からエサをもらうことで人馴れし、思わぬ事故が起こることもあります。安易に野生動物にエサを与えるようなことは、厳に慎んでください。
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