【NEW】「港町クラシックコンサート」を開催しました　【令和5年3月25日】

更新日 : 2023年3月31日

ページ番号：000167545

3月25日（土曜日）門司港駅前広場にて「港町クラシックコンサート」を開催しました。開催に向けてお天気がずっと心配されていましたが、当日は晴天に恵まれて無事に挙行することができました。

このコンサートは、100年前（1922年）にアインシュタイン博士が門司を訪れていたという事実を、とある門司を愛する方からのお手紙で教えていただいたことから始まりました。歴史を調べてみると、門司YMCAで博士本人が見事な腕前でヴァイオリン披露していたなどの情報があり、それにちなんで今回は「響ホール室内合奏団」さんにご協力いただいて弦楽器によるクラシックコンサートをしました。

演奏の様子（第1部）

18時過ぎに「港町クラシックコンサート」がに開演しましたが、門司港駅をバックにし赤カーペットのステージから奏でられる演奏とその様子は、とても雰囲気があって素晴らしいものでした。

第1部は、「水上の音楽」にはじまり、「G線上のアリア」、「（ヴィヴァルディ四季より）春」、「アヴェマリア」の聴き比べ、「ドッペルコンチェルト」を演奏していただきました。

なんといっても「アヴェマリア」の聴き比べは、アインシュタイン博士が門司訪問の当時に披露したということにちなみ、響ホール室内合奏団さんに演奏をお願いしたもので聞きごたえ十分でした。シューベルト、グノー、カッチーニ、それぞれに全く異なる音色が心地よく非常に楽しませていただきました。

演奏の途中で門司港駅のライトアップが点灯したのも狙い通りで、写真映えする素晴らしい雰囲気でした。

演奏の様子（第2部）

当日は日が暮れるにつれて風が強く、大変冷え込みました。

譜面台の楽譜が飛びそうになったり、演奏者の方も指先が冷え切ってしまったりという状況を考慮して、第2部からは急遽門司港駅・駅舎内に会場を移して行うことになりました。

途中での移動、さらに立ち見になるにもかかわらず、変わらずお客様に聞いていただけて安心しました。

第2部は、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」、「観光列車ポルカ」、「ユーモレスク」、「ピチカートポルカ」、「花」、「荒城の月」、「見上げてごらん夜の星を」を演奏していただきました。

アンコールにも応えて1曲披露していただき、フィナーレ迎えるタイミングで偶然にも花火があがり、盛況のなか無事に「港町クラシックコンサート」を終えることができました。

当日の様子

3月25日当日は昼間から「春だョ！門司港レトロ全員集合」というイベントも開催されたため、門司港駅前が1日を通してにぎわっておりました。「アインシュタイン博士門司来訪100周年記念」「門司港駅リニューアル4周年記念」「旧門司三井俱楽部リニューアルプレオープン記念」など様々な記念として、イベントを無事に実施できたことを喜ばしく感じます。

もともと、アインシュタイン博士が門司を訪れていた事実を広く知ってもらおうという思いからイベントを企画したため、それに関連してアインシュタイン博士の来日時を紹介するパネル展示や、門司中央小学校の児童さんに協力してもらい「港町クラシックコンサート」のために灯籠作成をしました。

今回イベントを実施するにあたり、演奏者である「響ホール室内合奏団」さんや、緒方駅長、米藤副駅長をはじめJR門司港駅の皆さま、ランタン作成への協力をしてもらった門司中央小学校さん、アインシュタイン博士関連の情報を提供していただいた皆さまなど多くの方々にお世話になりました。また、当日足を運んで下さった皆さまにも感謝いたします。

様々な方のおかげで無事にイベントができましたこと、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。