門司区では区民の安全・安心を守るため官公署等連絡会議が年に4回開催され、区内の情報共有と連絡調整を図っています。今回はその団体のひとつである門司海上保安部に訪問しました。昭和23年海上保安庁の発足と同時に、全国9か所に設置された海上保安本部の一つとして門司海上保安本部が設置され、本部直轄の事務所が旧門司市に設置されました。 その後、昭和25年に管区制が採用され、第七管区海上保安本部門司海上保安部となりました。
門司区内官公署等連絡会議関係団体の紹介です。(第七管区門司海上保安部の巻)令和4年5月30日
巡視艇「ともなみ」について
門司海上保安部には船艇が15隻所属しており、今回は海上保安部長の計らいでその中の巡視艇「ともなみ」に乗船させていただき、洋上を視察することができました。巡視艇「ともなみ」は消防機能強化型巡視艇とも呼ばれ、豪華客船クルーズの寄港の際には歓迎放水などの演出をしてくれたりすることもあります。
実際に「ともなみ」のクルーと門司出身の海上保安部幹部の方に海図やレーダーの見方などを教えていただき、様々な船内の機材などの説明をしていただきました。
今回の航行ルートからは重要文化財にも指定された部埼灯台を洋上から見ることもできました。普段見ることのできない角度からの部埼灯台は、一味違った景色で、大変貴重な経験をさせていただきました。
巡視艇「ともなみ」に乗船して
始めて乗船させていただいた中で、約10名のクルー全員が航行ルート上をレーダーと双眼鏡による目視でお互いに声を出しながらその都度船の安全確認をしていたことが特に印象に残っています。海難事故を防ぐ立場であるため、確認を繰り返すことでより一層関門海峡の安全に心を配っていると感じました。
最後に
「ともなみ」船内には女性保安官も乗船しており、女性専用の設備が整備されていたり、共用設備は女性が使用する時間を設定するなど、女性が働きやすい環境作りも進んでいるようです。
海上保安部のお仕事は多種多様で、現在は多くの女性保安官が活躍されているようです。男性のイメージが強いので心配という女性の方も是非目指してみてはいかがでしょうか。
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