本日、人権擁護委員の方々とお会いしました。
皆さん、『人権擁護委員』の活動をご存知でしょうか。
人権擁護委員は、地域の皆さんから人権相談を受け、問題解決のお手伝いをしたり、法務局の職員と協力して人権侵害から被害者を救済したり、人権啓発活動を行っている民間の方々です。
無報酬で、現在、約14,000人が法務大臣から委嘱され、全国の各市町村で、積極的な人権擁護活動を行っています。
現在、門司区の人権擁護委員は、元小学校の校長先生や市民センターの館長、医療関係者など様々な経歴をお持ちの先生方で、経験を活かして相談に応じられています。
門司区では、弁護士による「法律相談」と同じ日時に、毎月1回、門司区役所において、人権擁護委員の先生方による対面での人権相談を実施しています。
いじめ・体罰、差別、セクハラ・パワハラ、暴力・虐待、DV、プライバシー侵害、名誉棄損などの人権侵害による被害を受けた方を救済するための取組を行っていますので、ひとりで悩まず、人権擁護委員に相談してください。
相談以外の具体的な取組としては、毎年、「ひまわり」の栽培を通じて、命の大切さを身に着け、優しい思いやりの心を育てるため、小学校の3年生を対象に、「人権の花」運動を実施しています。
その他、門司区内の企業を訪問し、人事部門の担当者の方などに人権の取組み状況をお聞きしたり、パワハラ、セクハラなどについてお話ししたりしています。
また、近年、社会問題となっているSNSによるいじめや誹謗中傷などの対策として、スマートフォンの正しい利用方法について児童生徒の情報モラルの遵守や人権尊重意識の育成を目的に、小中学生を対象にスマホ・ケータイ人権教室を開催しています。