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JR九州『社員研修センター』を見学させていただきました 

更新日 : 2022年6月6日
ページ番号:000163219

【お知らせ】JR九州グループ社員の方々の研修センターであるため、見学の受付は行っておりませんのでご了承ください。

令和4年3月に完成したばかりの新しいJR九州社員研修センターを訪問させていただきました。50~60年前に建てられた旧校舎の老朽化への対応や社員の教育環境整備・充実化を目的 として、令和2年3月から建替え工事が進められていたそうです。教室や実習室を備えた研修棟と寮室、食堂などで構成される生活棟を見学しました。

社員研修センター 研修棟

電力実習室の写真
電力実習室

社員研修センターの概要の説明後、研修棟からご案内いただきました。研修棟は、教室、実習室、模擬駅・安全創造館で構成されています。各種実習・ロールプレイング等多様な研修が実施できるそうです。電力実習室では、変電所を模した設備を整備し、機器の連動や動作原理を学ぶことができるそうです。

研修棟「安全創造館」

車両火災煙体験の様子
車両火災煙体験

特に印象に残ったのは、安全創造館です。過去の事故事例の展示や、体感・体験設備による実践研修によって、社員の方の安全教育が行われる施設です。

白い煙がたちこめる列車内で何をすべきか、列車内での火災が起こった場合の対応方法や、トンネル内で列車が止まった場合は、出口が近い方へ移動することを教えていただきました。

ホーム異常時訓練の様子
ホーム異常時訓練

また、線路内に人が転落している状態や踏切内で乗用車が立ち往生している場合に列車の運転士に危険を知らせる方法も教えていただきました。

何気なくJRに乗っているだけでは、気づかないことを教えていただき大変参考になりました。

社員研修センター(研修棟と生活棟)

研修棟に加え寮室のある生活棟も見学させていただきました。研修棟の色彩はモノトーンで落ち着いた雰囲気でしたが、研修生が生活する寮はウォームトーンで暖かみが感じられます。

九州新幹線「つばめ」と「さくら」の名を冠した、雰囲気の異なる2つのおしゃれな食堂、研修生同士のコミュニケーションがとれる憩いの場「みんなのリビング」もありました。乗務員の方の研修は3か月にも及ぶそうで、寮室は半個室のユニットで、就寝時は引き戸が閉められるようになっていてプライバシーの確保に配慮されていました。

研修棟と生活棟(研修センターパンフレット)写真
研修棟と生活棟(研修センターパンフレット)

研修センター ロゴマーク

社員研修センターのロゴマーク入りコースターの写真
社員研修センターのロゴマーク入りコースター

研修センターのロゴマークは、「つばめ」を社員とみたて、雛が一人前として飛び立つための巣と親鳥のように、研修生をやさしく包み込み育む社員研修センターでありたい、という想いを込めてデザインされたそうです。研修所の見学の記念品としていただいたコースターにもロゴマークがあしらわれていて素敵なので、利用させていただいています。

なお、新しい社員研修センターは、省エネルギー化や地中熱などの自然エネルギーを活用し、JR九州初のZEB「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」を実現した環境配慮型の建物だそうです。また、新型コロナウィルス等の感染症対策として非接触のエレベーターやICT環境の充実、館内の換気を積極的に取り入れるシステムなども大変参考になりました。現在、研修施設として見学などは難しいようですが、今後は、地域の交通安全教育への活用など地域交流の場としての活用も検討されているそうなので期待しています。門司区役所庁舎は、築92年で門司港地域複合公共施設として令和9年度にJR門司港駅近くに移転予定ですが、参考にさせていただくことが多く大変勉強になりました。館内をご案内くださった研修センターの皆様には、貴重な機会をいただき誠に感謝しております。

職員の感想

新幹線実習室での運転の写真
新幹線実習室での運転

以下は一緒に見学させていただいた職員さん方の感想です。

【 20代女性職員】

新幹線実習室で実際に800系新幹線の模擬車両で運転操作を体験させてもらいました。高速なので、駅をオーバーランしてしまいました。近年女性の運転士さんは15%くらいだそうですが、憧れの職業として、今後、もっと増えるかもしれません。

墜落事故体験VRの写真
墜落事故体験VR

【30代男性職員】

是非、訪れたかった施設だったので見学出来てよかったです。労働災害から身を守るための墜落事故体感VRや感電体験装置を体験させていただきました。VRによるものでしたが、高所での作業体験は、怖い思いをしたので安全意識が高まりました。今後、JRの旅は、この施設で学んだ乗務員の方が運転しているかもしれないので、より身近により楽しく感じられるでしょう。

CMギャラリーの写真
CMギャラリー

【50代女性職員】

エントランスには、国鉄民営化から現在までのJRのCMを閲覧できるタッチパネルモニター型のCMギャラリーが設置されていました。20代頃に使っていたナイスゴーイングカードの藤井フミヤさんのCMが懐かしかったです。

エントランス奥の改札口の写真
エントランス奥の改札口

【50代イベント担当男性職員】

JRグループ社員の方の研修センターのため、一般の方々の見学は難しいかもしれませんが、今後、同施設を使用して交通安全教室の実施なども考えられているとお聞きしました。大変良い取組だと思いますので、是非、実施して欲しいです。今後、一般の方にも見学の機会が増えることを期待しています。

このページの作成者

門司区役所総務企画課
〒801-8510 北九州市門司区清滝一丁目1番1号
電話:093-331-0039 FAX:093-331-1805

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