工事の進捗では、2018年11月10日に、駅機能(券売機やみどりの窓口、コンコースなど)が、仮駅舎から復原駅舎に切り替わりました。12月1日には観光案内所も駅舎内で業務を開始。
そして、2019年3月10日、グランドオープン。復原駅舎の1階・2階がオープンしました。駅の2階には洋食レストラン、1階にはカフェも入居。待合室やトイレ、駅前広場などもオープンしました。2019年秋には連絡上屋など全ての工事が完了。これからの門司港を100年先まで見守り続ける門司港駅にご期待ください。
100年の時を超え大正時代の門司港駅が復活!【最新情報・写真を掲載中】
100年の時を超え大正ロマンあふれる門司港駅が復活!
駅としては日本で初めて国の重要文化財に指定された門司港駅。
老朽化への対応や耐震補強を行うため、2012年に保存修理工事が始まり、翌2013年から、駅舎を素屋根(囲い)で覆っての解体・修理・補強・組み立て工事が行われました。約6年の歳月を経たその工事も2019年に完了。大正時代の創建時の姿が甦りました。
[注]現役の駅舎で国の重要文化財に指定されているのは、現在、門司港駅と東京駅の2つだけです。
創建時の姿に復原された門司港駅
夜の門司港駅と噴水
夜のライトアップ
創建時(大正時代)の姿を丹念に復原
門司港駅の保存修理工事は、創建時(大正3年)の姿に復原することを基本方針としました。
外壁は石貼り風にモルタルを塗り、屋根には天然の石盤をふきました。また、失われた屋根まわりの飾りを復原し、昭和4年に設置された正面車寄せのひさしは取り除いています。
なお、正面の大時計は大正7年に取り付けられたものですが、その歴史的価値から残すこととなりました。
[注]このページでは、「現存する建物について、創建以後に手を加えられた部分を原型に復す」の意で「復原」と表現しています。
門司港駅復原完成予想図
2019年3月10日 グランドオープン
駅コンコース(券売機など)
駅コンコース(改札側)
【NEW!】門司港駅「知っトク」情報
旧貴賓室(2階)
旧貴賓室などが見られます!
門司港駅の2階には、旧貴賓室、旧次室、屋根裏が覗ける小窓などがあります。見学は、改札側の階段かカフェ奥のエレーベーターから上ってください。見学時間は9時30分から20時。なお、旧貴賓室は入り口から中を覗く形。また、レストランの個室使用時は見られません。
クルーズトレイン「ななつ星」がやってくる!
毎週火曜日に門司港駅にやってきます。停車時間は13時30分から14時30分。メンテナンス期間等は除きます。
駅前広場噴水の稼働時間【NEW!】
基本は、毎日10時から19時20分。各時間(1時間おき)の初め20分間稼働します。強風やメンテナンス等で休止することがあります。
門司港駅「うんちく」情報
駅のホーム
ホームにベンチなどが一切無し!
門司港駅のホーム部分には、ベンチなどがありません。一直線に抜けたホームと「もじこう」の駅名表示が人気のフォトスポット。細かに見ると、柱や屋根の内側は木製で、屋根を支える梁には線路のレール材が使われています。
専用の制服と肉声アナウンス
駅員のレトロな制服は門司港駅だけで使われているオリジナル品。三本線の帽子が駅長です。また、アナウンス(日本語)はすべて肉声。他の駅でお馴染みの自動(機械)音声は使われていません。
駅舎から独立したトイレ(中にも色々)
トイレは駅舎の横。独立した建物で誰でも自由に利用できます。中には、創建当時から有り、戦時中の貴金属提供をまぬがれた「幸運の手水鉢」、大正時代の水洗便所など、興味深い見どころが…。
昔は関門連絡船まで地下道で…
関門鉄道トンネルの開通に伴い昭和39年に廃止となった「関門(鉄道)連絡船」。稼働中は、駅から渡船場まで「連絡通路(地下道)」で繋がっていました。今も海側にその通路跡が残されています。
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