門司駅を中心として南北に広がる地域が、大里と呼ばれています。平安時代に安徳天皇を伴った平家一行が「柳の御所」を設けたことにより内裏(だいり)と呼ばれるようになりました。
その後、江戸時代に朝廷から異国賊舟平定の命を受けたため、時の藩主が内裏の海に血を流すのは畏れ多いとして「大里」という文字に書き改めました。また参勤交代が行われるようになると、宿場として発展していきました。
そして明治時代にはいると鈴木商店を始めとする工場や企業の進出がすすみ、工業化の波がやってきました。現在も当時の面影を残す産業遺産群の建築物をご覧になることができます。
このガイドマップを参考に、ぜひ大里に残された財産と歴史をご覧ください。