地元で 「ろくや」とも呼ぶこの神幸祭は、天疫神社の境内にある五穀神の春祭りで、毎年、4月26日に行われています。
この祭りの特徴は、御神幸に「花傘鉾」(はながさぼこ)が随従することです。花傘鉾は高さ約2.5メートル、直径約2メートル、先端に白幣を立て、その下に60本の造花(1本の竹ヒゴに赤、白、紺の造花と5色の幣を付けたもの)を傘形に仕上げた飾り物です。御神幸は昼過ぎ、御興を先頭にして花傘がお供し、吉志区内を回り、約1キロメートル離れたお旅所の「笠松」まで行きます。
ここで神事を行ったあと、還御して祭りを終了します。この祭りの起源は、旧吉志村の時代の干ばつの時、村人が「笠松」の下に集まって雨ごいをしたところ効験がありました。
その後、その神恩にむくいるため天疫神社の境内に五穀神をまつり、雨が降った旧暦7月26日に祭礼を行うようになったと伝えられています。
吉志の二十六夜
更新日 : 2022年6月15日
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開催地
門司区大字吉志(天疫神社)
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