平成20年12月に策定された「元気発進!北九州」プラン(北九州市基本構想・基本計画)における、門司区の魅力づくりについて紹介します。
門司区の基本計画
海峡と歴史のロマンあふれる交流のまち
1、現状と課題
門司区は、本州と九州をつなぐ玄関口であり、九州における陸、海の交通の要衝としてまちが形成され、源平合戦にまつわる史跡などの歴史資源や戸ノ上山、風師山、和布刈公園をはじめ、市街地に隣接する豊かな自然に恵まれたまちです。これらの豊かな自然や歴史・文化資源を維持し、積極的にまちづくりに活用することで、さらなるにぎわいを創出していくことが求められています。
2、地域資源
門司区は、風師山や戸ノ上山等の企救山系、国立公園区域内にある和布刈公園、関門海峡などの雄大な自然景観に恵まれ、四季の花咲く白野江植物公園やもじ少年自然の家などがあります。また、ホタルの生息する井出谷川、松ヶ江北貯水池など自然豊かな水辺環境を有しています。
壇之浦の合戦や巌流島の決闘などの歴史の舞台として、柳の御所、戸ノ上神社などのさまざまな歴史資源が広く分布しています。また、明治・大正期から昭和初期の魅力的な歴史的建造物や土木構造物などの保存・再生により、門司港レトロ地区は、全国的にも注目される代表的な観光名所となっています。
西日本有数の太刀浦コンテナターミナルや新門司フェリーターミナル、九州の鉄道貨物輸送拠点である北九州貨物ターミナル駅、臨海産業団地のマリナクロス新門司など、物流・新産業拠点として高いポテンシャルを有しています。
門司みなと祭や関門海峡花火大会などの多彩なイベント、豊前海一粒かきや豊前本ガニ、関門のふぐ、たこ等の海の幸、門司港発祥の焼きカレーなどの地元の名物・特産品があります。
3、まちづくりの方向性
(1)自然、歴史を活かした観光と暮らしが調和するにぎわいのあるまちをめざします。
(2)門司港レトロにある各地区を、楽しく快適に回遊できる環境づくりを進めることにより、滞在の長時間化を図り、国内外からの観光客を増やします。また、門司港アート村などと連携し、アートが街にあふれ、誰もが訪れ、住みたくなるまちにします。あわせて、穏やかな周防灘に面した東海岸については、豊かな自然環境の保全を図ります。
(3)大里地区においては、海と山に囲まれた魅力的な景観を背景に、おしゃれな住宅の建設により、多様な世代が住む新しいまちを形成し、既存市街地と新しいまちが一つとなることで、地域コミュニティを活発にします。
(4)新門司地区は、特産品を活かした農業・漁業を盛んにし、人々が農作業や釣りなどを満喫し、豊かな自然の中でカントリーライフを楽しめる環境をつくります。
(5)臨海部においては、物流機能を充実させ、フェリーや完成車輸送への支援を進めます。
このページの作成者
門司区役所総務企画課
〒801-8510 北九州市門司区清滝一丁目1番1号
電話:093-331-0039 FAX:093-331-1805