1.改訂の趣旨
本市の特別支援教育については、平成29年度から概ね10年後を見据えた特別支援教育の目指す方向性を示した「北九州市特別支援教育推進プラン」に沿って推進していますが、同プランでは策定から5年後をめどに必要に応じて見直しを行うことが示されています。
このたび、計画策定から5年が経過したこと、および中央教育審議会の答申や、GIGAスクール構想に伴う1人1台端末の整備、医療的ケア児支援法の施行による支援体制の整備等、国や本市における新たな動向に対応するため、「北九州市特別支援教育推進プラン」を改訂しました。
このプランで掲げた「5つの視点」((1)一人一人に着目した連続性のある指導・支援の充実 、(2)相談支援体制の整備、(3)教員の専門性の向上、外部人材等の活用、(4)障害者理解の促進、(5)施設・設備面の整備)に基づいて、特別支援教育の更なる充実を図ってまいります。
本プランを基に、子どもたちの可能性を生かす・引き出す教育の充実、子どもたちの「わかる」・「できる」喜びの実感につなげ、子どもたちの「生きる力」の育成につなげていきます。また、子どもたちや保護者、市民の皆様に対して、互いの人格や多様性、個性を尊重することの大切さを伝えるとともに、障害者理解を促進し、誰もが学びやすく、生活しやすい環境を整備していくことにより、共生社会の形成を目指していきます。
2.プランの位置づけ及び趣旨
- 「北九州市子どもの未来をひらく教育プラン」で示した方向性や目標をより具体化。
- 課題等を改善していくためのプランを昨今の国内外の動向にあわせて改訂。