北九州市教育大綱(令和6年4月策定)で示された「こどもまんなかで質の高い教育環境」の実現に向けて、学校が特色を持ち変革していくためのきっかけづくりとなる事業をまとめた「北九州市こどもまんなか教育プラン」を策定しました。
「北九州市こどもまんなか教育プラン」を策定しました
- プランについて
- プランの内容
- (参考)北九州市次期教育プラン検討会議について(令和5年12月~令和6年7月)
- (参考)次期教育プラン策定のためのアンケート結果(令和6年2~3月)
- (参考)北九州市教育大綱(令和6年4月策定)
プランについて
(1) 法的な位置付け
本プランは、教育基本法第17条第2項に基づく「地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画」(教育振興基本計画)として位置付けます。
(2) 北九州市基本構想・基本計画及び北九州市教育大綱との関係
令和6年3月に策定された、北九州市基本構想・基本計画(以下、「新ビジョン」という。)では、目指す都市像を「つながりと情熱と技術で、『一歩先の価値観』を体現するグローバル挑戦都市・北九州市」として、その実現に向けて、3つの重点戦略(「稼げるまち」の実現、「彩りあるまち」の実現、「安らぐまち」の実現)を掲げています。
この新ビジョンとの整合を図りながら、北九州市総合教育会議を経て、市の教育行政に関する目標や基本方針を定める北九州市教育大綱が令和6年4月に策定されました。
本プランは、新ビジョンの分野別計画及び教育大綱の実行計画に位置付け、これらの具体的な実現を図ることとします。
(3) 計画の期間
令和6年度から令和10年度までの5年間
なお、社会情勢の変化等に対応するため、必要に応じて適宜、本プランを見直すこととします。
プランの内容
ミッション1 全てのこどもにとって「居心地のよい学校」をつくる
こどもが安全に安心して過ごすことができ、受け入れられていると感じることができる居場所を、学校をはじめとする地域社会全体でつくり、セーフティネットとしての役割を果たせるようにします。
ミッション2 こどもが失敗を恐れず挑戦し、志と人間力を高められる環境をつくる
変化が激しく正解がないこれからの時代には、自分で問いを見付け、解決していく力が求められます。
結果よりプロセスを大事にする「主体的・対話的で深い学び」に取り組み、様々な経験や挑戦をできる場を整えることで、こどもたちがいきいきと育ち、自分なりの価値観・哲学や、周りの他者を思いやりながら協働する力、転んでも立ち上がる力などを身に付けて人間力を高め、本来持っている可能性を発揮できるよう、こどもの成長を後押しします。
ミッション3 誰一人取り残さない学びと、未来を見据えた先端的な学びを進める
多様なこどもの状況に応じた学びを進めるとともに、多様な他者と学び合う「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」を進めることで、誰一人取り残さず、全てのこどもたちの可能性を引き出し、学齢期を経過した人も含め、学びの機会を保障する環境を整えます。
また、グローバル化やデジタル化が進展する、これからの新しい時代に対応するための学びや、義務教育9年間を見通した取組を進めます。
ミッション4 自律的で特色ある学校づくりを進め、教職員のウェルビーイングを高める
こどものウェルビーイングを実現するためには、教職員のウェルビーイングを確保することが必要です。
教職員のなり手不足や若年層の急増、こどもが抱える問題の多様化・複雑化、働き方に対する見直しなど、様々な課題に直面する中で、教職員の確保・育成、「先生を一人にしない」取組と併せて、外部人材や地域と連携しながら学校づくりを進めることで、働き甲斐があり、誇りを持ってこどもに向き合える職場をつくります。
ミッション5 地域とのつながりの中で、社会全体でこどもを見守り支え、育てる
学校と家庭や地域、企業、関係機関が連携して、社会全体でこどもを見守り、健やかに育む環境づくりを進めます。地域や社会に学校を開き、学校運営への参画を進め、また、多様な人材の活用によって様々な学びや体験ができる機会の創出を図ります。
さらに、そうした地域とのつながりが、こどもたちのアイデンティティを涵養し、自らを育んでくれた地域や歴史に愛着や誇りを抱くことによって、郷土愛の醸成、さらには地域の課題に主体的に取り組み、貢献する人材の育成につながることを目指します。
データ(概要版、本編)
(参考)北九州市次期教育プラン検討会議について(令和5年12月~令和6年7月)
(参考)次期教育プラン策定のためのアンケート結果(令和6年2~3月)
「北九州市こどもまんなか教育プラン」を策定するために、全校アンケートを実施しました。ご協力ありがとうございました。
(参考)北九州市教育大綱(令和6年4月策定)
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