北九州市では、平成27年6月市議会定例会において、「北九州市子ども読書活動推進条例」(以下、「条例」)が常任委員会提出議案として上程、全会派賛成で可決され、7月3日公布施行されました。
この条例の趣旨を実現するため、「新・北九州市子ども読書プラン」(平成28年度~令和2年度)を策定し、「豊かな心と生きる力をはぐくむ読書環境の充実と子どもが楽しく自主的に本を手に取る読書習慣の形成」を基本目標に、7施策36の取組みを実施してきました。
この間、平成30年12月には、子どもの読書活動の推進拠点となる「子ども図書館」を開館し、子ども図書館、学校図書館、地区図書館と三位一体で、子どもの読書活動推進に取り組んでいくための体制が整いました。
一方、近年、学習指導要領の改訂、新型コロナウイルス感染症の流行、1人1台タブレット端末の配置といったGIGAスクール構想の推進など、子どもの読書を取り巻く環境は大きく変化しています。
そこで、条例に基づき、これまでの読書プランの成果や課題、子どもの読書を取り巻く環境の変化を踏まえ、今後5年間の目指す姿、方向性、取組み方針などを示した「北九州市子ども読書プラン(第4次北九州市子ども読書活動推進計画)」(以下、「本計画」)を新たに策定することとしました。