小倉南区は、市域の約35%に及ぶ最も広い面積を有し、山、川、海など、多彩で豊かな自然環境に恵まれています。また、モノレール沿線や東部地区では宅地開発により良好な住宅地が広がり、市内で人口は2番目、平均年齢は1番若い区となっています。広い区域の中で、循環型の区内交通網の整備などの課題を抱えていますが、最近では自動車関連産業などの企業誘致が進み、北九州空港の開港や東九州自動車道の供用開始など周辺環境が整ってきており、今後とも産業・物流拠点の形成を進めていく必要があります。
小倉南区の基本計画
豊かな自然と新しい産業が息づく躍進のまち
(1)現状と課題
(2)地域資源
平尾台は、国指定の天然記念物で国定公園となっており、日本有数のカルスト台地や鍾乳洞には市内外から多くの観光客が訪れています。小倉南北を貫いて流れる市内最長の紫川は多くの人々に愛され、河川に親しむ活動が行われています。また、上流には、里地・里山の美しい景観が残り、市内最大の菅生の滝もあります。
広大な曽根干潟は希少生物の宝庫であり、また、バードウォッチングのメッカとなっており、環境教育の場としても活用されています。
豊かな自然の恵みにより、全国的に有名な合馬たけのこをはじめ、大葉春菊、厳選した品質の小倉牛、豊前海一粒かきなどの多彩な特産物があります。
地域の歴史は古く、古墳をはじめとする史跡なども多く残されており、区内各地で神楽などの古くからの伝統行事も多く受け継がれています。
24時間運用の北九州空港の開港や東九州自動車道の供用開始などにより交通・物流の拠点性が高まっています。
北部九州が自動車生産の拠点として発展するなか、臨空産業団地や北九州空港移転跡地などの産業用地には、良好な交通ネットワークや住環境を背景に関連企業の立地が進んでいます。
(3)まちづくりの方向性
1.公共交通網の整備や住環境のさらなる向上、子育て支援機能や文化に親しむ機会の充実など、住み続けたいと思う心温かなまちづくりを進め、地域に対する誇りと愛着を育みます。
2.豊かな自然、里地・里山、地元の特産品、歴史や伝統などを活かした地域ブランド化に取り組み、にぎわいづくりを進めます。
3.北九州空港や九州自動車道、東九州自動車道、北九州都市高速道路などの都市基盤を活かすとともに、門司や京築をはじめとした各方面とのアクセス機能の強化を図ることにより、人やモノの交流が活発なまちをめざします。
4.JR城野駅周辺において、交通の拠点性を活かした便利で暮らしやすいまちにするため、道路などの基盤整備を進めます。
5.北九州空港移転跡地などの豊富な用地を活かし、企業誘致を進めるとともに、空港移転跡地周辺において道路などの整備を図ることにより、新しい産業と周辺環境が調和したまちづくりを進めていきます。
※「元気発進!北九州」プラン 北九州市基本構想・基本計画より抜粋
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