第13回北九州市3R活動推進表彰の受賞者の取組みを紹介します。
第13回北九州市3R活動推進表彰受賞者の紹介
1 3R活動推進賞
受賞者:特定非営利活動法人 あそびとまなび研究所
2004年、若松区ひびきの地区に「どこからでも参加できる子ども会」として発足しました。野外活動を軸に、乳幼児フリースペース、ミニプレイパーク、リサイクルバザー活動、農園や道路サポーター活動、生ごみコンポスト実験など子どもたちの育ちや学びを中心に活動しています。
2014年、子ども食堂「あーぶくたった」を始めました。それを機に、月2、3回のペースで「地元の旬をみんなで作って食べる活動」を行っています。その他にも、食品配布活動「あおぞらこどもフードパントリー」、子ども学習支援「ちび寺・夜寺」や企業と協力しフードドライブボックスの設置など活動の幅を広げています。
あそびとまなび研究所は、食べきれない食品や使い切れなかった文房具などを必要な方へ「つなぐ」お手伝いをしています。「もちより」から始まったご縁を「つなぎ」、地域のみなさまに支えられながら活動を続けています。
受賞者:北九州市婦人会連絡協議会
昭和38年、北九州市の誕生と共に北九州市婦人会連絡協議会は結成されました。研修会開催などの学習活動、日本赤十字の募金や献血活動、交通安全推進などの社会活動、人権啓発や広報紙「婦人北九州」発行などの啓発活動を通じて地域コミュニティを大事にし、豊かで明るい社会を目指して学びと実践を目的にしています。
近年は、とりわけ循環型社会の形成に関心を持ち、「マイバック、マイ箸、マイボトル持参運動」や「水切り・使い切り・食べ切りの3切り運動」、「日常生活の見直しアンケート調査」、など身近なくらしの3R活動を推進、実践しています。活動を更に充実させるため、北九州市婦人会連絡協議会では北九州エコタウンセンターに施設見学や「プラスチックごみ対策」を題材に地元の高校生と意見交換会なども行いました。
年々、地球環境の悪化を身近に感じられるようになってきました。 「今、何を、何が出来る」を共に考え、行動に移せるように学んでいきたいと考えています。そして、次世代、地域、行政が協働できる社会を目指して努力していきます。
受賞者:福岡県立戸畑高等学校 家庭クラブ
2021年、食品の賞味期限が残り3分の1となる前に、卸業者が小売店に納品しなければならない「食品の3分の1ルール」やそれに伴い発生する余剰食品の存在を知り、高校全体で何かできるのではないかと、家庭クラブの生徒たちが立ち上がり活動が始まりました。
NPO法人が主催する食品配布活動「フードパントリー」や子ども食堂への参加や全校生徒へアンケート調査を通じて活動の方向性を決めました。フードロス問題への関心は高いが、行動を起こせていない生徒が多い現状の中、文化祭でフードパントリーとフードドライブを実施し成功を収めました。また、地元商店街で行われた子ども食堂イベントに参加し子どもたちと遊んだり、全校生徒から集めた文具を配布しました。現在では、全校生徒で取組めるように、戸畑高校オリジナル「文具ドライブ」を発案し、不要な文具を校内で循環させています。
今後もできることを無理のない形で継続して、息の長い活動にしていきたいと考えています。
2 3R活動推進奨励賞
受賞者:古城保育園
「門司を美しくする会」に所属し、まちづくり協議会やボランティアサークルなどと、「地域のエコ活動」や「まち美化清掃活動」に取り組んでいます。
また、園内では牛乳パックの分別回収、ペットボトルキャップやプルタブのリサイクルなど様々な取組を園児が行っています。
受賞者:さわみババアズのエコな知恵袋
戸畑区沢見市民センターを活動拠点に、不要になった着物、洋服、古布を実用的な日用品や置物などにリメイクする活動を行っています。
「もったいない」から始まった活動を地域の活性化に繋げ、「手をつなぐまち さわみ」を目指しています。
受賞者:徳力保育所
絵本の「もったいないばあさん」に職員が扮装し、園児に資源の大切さを伝えたり、地域の古紙回収やリサイクルボックスの見学を行っています。また、園児と先生でエコの歌「みんな みんな だいじにしようね」を作りました。
ご家庭にも、園の取組や園児の経験などを伝え、エコ活動の輪をを広げています。
受賞者:社会福祉法人 慈恵会 済美保育園
給食の食材残さや園庭の落ち葉を肥料にしたり、水やりには園児が廃ペットボトルから作ったじょうろを使うなど、「あおぞら農園」を通して3R活動を実践しています。農園での様々な体験が、「食育」へとつながり、園児が給食を残さず食べるようになりました。
今後、他園との連携や、地域への広報など取組を広めていきたいと考えています。
受賞者:認定こども園 別所保育園
おやつのプリンカップでお散歩バッグを作るなど、廃材でエコと遊びの両立を目指しています。また、給食をバイキング形式に変更し、園児が自身の食べられる量を把握できるようにすることで、食品ロス削減の効果も生まれました。
未来を担う子供たちのため、幼児期の経験が就学にもつながっていくようアプローチを大切にしています。
古紙リサイクル賞
団体部門
古紙回収量の前々年比を基に伸び率が顕著な3団体を選出
受賞団体 | 実績 |
---|---|
塩屋3組子供会(若松区) | 回収量の前々年比が+169.5% |
枝光1丁目宮田町町内会(八幡東区) | 回収量の前々年比が+165.9% |
八幡西ボーイズ(八幡西区) | 回収量の前々年比が+113.3% |
校区部門
古紙回収量の前々年比を基に伸び率が顕著な3団体を選出
受賞団体 | 実績 |
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鞘ヶ谷まちづくり協議会(戸畑区) | 回収量の前々年比が+221.6% |
ひびきの地区まちづくり協議会(若松区) | 回収量の前々年比が+37.3% |
大原まちづくり協議会(八幡西区) | 回収量の前々年比が+33.9% |
(注)受賞団体の選考は、表彰年とその前年を比較し決定していますが、基準年の令和2年が 新型コロナ感染症の影響で回収量が落ち込んだ団体が多く基準として適当でないと判断し、今回は令和元年を基準年としました。
資源化・減量化優良事業所賞
事業所から排出されるごみの総排出量前年比率、リサイクル率前年比を基に4団体を選出
部門 | 受賞団体 | 実績 |
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オフィス部門 | TOTO(株)小倉物流センター |
総排出量前年比86%の減量(37.81トンの減量) リサイクル率98% |
小売部門 |
ファッションセンターしまむら アクロスプラザ枝光店 |
総排出量前年比73%の減量(2.71トンの減量) リサイクル率89% |
小売部門 | フォレオひびきの |
総排出量前年比85%の減量(2.78トンの減量) リサイクル率82% |
小売部門 | ドラッグ新生堂 永犬丸店 |
総排出量前年比88%の減量(2.61トンの減量) リサイクル率70% |
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