本市も参加している瀬戸内海環境保全知事・市長会議では、市民の皆さんが、海岸に生息する生物を楽しみながら調査できる方法を検討してきました。この度、その成果が「瀬戸内海の海岸生物調査マニュアル」としてとりまとめられましたので、内容をご紹介します。
この調査マニュアルは、瀬戸内海の海岸の中で、礒(いそ)に生息している生物を指標として、写真等もふんだんに掲載しているため、多くの方が手軽に調査できるようになっています。また、調査結果から海の水質や生物環境(生物量・生物多様性)が簡単に分かるようになっています。
このマニュアルをきっかけとして、瀬戸内海の環境保全や生物の生息状況などに関心を持つ方が一人でも増えることを期待するとともに、多くの市民の皆さんのご活用をお願いいたします。
【瀬戸内海環境保全知事・市長会議】
瀬戸内海の環境保全を図るため、瀬戸内海沿岸の府県市が参加して、昭和47年に発足しました。広域的な相互協力のもとで、様々な環境保全活動を進めています。
【瀬戸内海研究会議】
瀬戸内海の総合的な環境保全と適正利用に資する研究や知識の普及を進めるため、学・産・官の研究者が参加して、平成4年に設立されました。