レジオネラ症はレジオネラ属菌が原因でおこる感染症です。急激に重症になって死亡する場合もあります。レジオネラ症とはどんなものかを理解して、日頃からの衛生管理には十分に気をつけましょう。
レジオネラ症
更新日 : 2022年6月28日
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レジオネラ属菌
土壌や淡水など自然界に広く生息している細菌です。アメーバや原生動物に寄生し、20~50℃で増殖します。私たちの身の回りでは、常に土ぼこりなどにさらされているビルの冷却塔水や循環式浴槽水(24時間風呂)などでレジオネラ属菌が検出されています。
感染経路
レジオネラ症はレジオネラ属菌に汚染された水などのエアロゾル(目に見えないほどの細かい水滴)を吸い込むことで感染します。従って、繰り返し水を利用する循環式浴槽などはレジオネラ属菌が増殖する可能性があり、打たせ湯、シャワー、ジャグジーなどエアロゾルを発生させる設備がある場合は特に十分な衛生管理が必要です。
また、ビルなどでは常に新鮮な空気を取り入れる必要があり、その取入れ口付近に管理の悪い冷却塔があれば、外気取入口から外気とともに汚染されたエアロゾルがビル内に流入して感染する可能性があります。
症状
肺炎を起こすレジオネラ肺炎とインフルエンザ様の発熱が主症状で肺炎になることの無いポンティアック熱に分けられます。
レジオネラ肺炎
- 潜伏期間 ・・・・・・・ 2日~10日
- 主症状 ・・・・・・・ 発熱、全身倦怠感の後に咳や呼吸困難となる。
※急激に、重症になり死亡することもあります。
ポンティアック熱
- 潜伏期間 ・・・・・・・ 12時間~3日程度
- 主症状 ・・・・・・・ 発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛などインフルエンザに似たような熱性疾患
※一般的には軽症であり、数日で治ることが多い。
予防方法
- 水を利用する器具(加湿器、ミスト発生器など)を使用している場合は、こまめに洗ってヌメリなどを除去し、清潔な水に入れ替えるようにしましょう。
- 24時間風呂などの循環式浴槽は、取扱い説明書に従い循環装置内の洗浄・消毒を徹底しましょう。
- 自分自身の免疫力を落とさないように健康管理にも気をつけましょう。
問い合わせ
共通事項
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