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性感染症(STD)について

更新日 : 2022年6月30日
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 STDとは、性感染症(Sexually Transmitted Disease)の略で、性行為によって感染する病気の総称です。つまりエイズもSTDの1つですが、軟性下疳、梅毒、性器クラミジア感染症などのSTDに感染するとHIVにも感染しやすくなります。
 STDの種類によっては障害が残ったり、命にかかわる場合があり、また放置すれば不妊症や赤ちゃんの先天奇形の原因となります。
 しかし、たいていのSTDは治療で治すことができますので、早期に正しい治療をすれば後遺症が残る危険はほとんどありません。一人で悩まず早めに病院に行きましょう。そして、パートナーも一緒に治療することが大切です。
 エイズ同様、セーファーセックスを守ればSTDの感染は防げます。

性器クラミジア感染症(潜伏期間:1週間から3週間)

女性
たまにおりものの増加などがあるが、自覚症状のない人が大半で、気づかないことが多い。しかし放置すると不妊症などの原因になる。

男性
排尿時に痛みを感じ、膿がでることもある。

性器ヘルペスウイルス感染症(潜伏期間:2日から10日)

男女ともに性器に痛みを伴う水泡や浅い潰瘍ができる。再発しやすい。

淋菌感染症(潜伏期間:2日から10日)

女性
子宮頸管炎や子宮内膜炎などを引き起こすが、自覚症状のない人が多い。放置すると、不妊症の原因になる。

男性
排尿時に激しい痛みがあり、尿道口から膿が出る。また淋菌は目に結膜炎、のどに咽頭炎を引き起こすこともある。

尖圭コンジローマ(潜伏期間:1ヶ月から3ヶ月)

男女とも、外性器や尿道近くにいぼが増える。自覚症状はほとんどない。

梅毒(潜伏期間:約3週間)

1期
感染部に痛みのないしこりができ、鼠径リンパ節(太股の付け根)が腫れる。放っておくとなくなるが、治ったのではない。

2期
皮膚や粘膜に吹き出物など、いろいろな皮膚症状がでる。これも治療しなくてもしばらくすると症状は消えるが、治ったのではない。

3期
感染後3年以上経過すると、皮膚や内臓、骨に病変が及ぶ。

4期
心臓、血管、中枢神経(脳)などに障害がでる。

性器カンジダ症(潜伏期間:一定しない)

女性
外陰部のかゆみ、カッテージチーズ様のおりもの。

男性
尿道炎、かゆみ。

軟性下疳(潜伏期間:2日から7日)

性器に痛みを伴う潰瘍ができ、足の付け根のリンパ腺が腫れる。

トリコモナス症(潜伏期間:1週間から2週間)

女性
膣炎を起こし、外陰部が赤くただれる。かゆみとおりものが増える。

男性
排尿時に痛みがあるが、無症状のこともある。

※AIDS(エイズ)については「AIDS(後天性免疫不全症候群)について」のページへ

このページの作成者

保健福祉局保健所保健予防課
〒802-8560 北九州市小倉北区馬借一丁目7番1号
電話:093-522-8764 FAX:093-522-1025

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