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寄生虫について

更新日 : 2022年6月24日
ページ番号:000149213

生鮮魚介類や肉類などの食品には、寄生虫がいることがあります。

食べても健康に影響がないものもありますが、中には食中毒を引き起こすものもあります。

食中毒の原因として、代表的な魚の寄生虫である、「アニサキス」と「クドア・セプテンプンクタータ」について紹介します。

アニサキス

アニサキスはクジラ、イルカ等の海産哺乳類で成虫になる寄生虫で、その幼虫は魚介類に寄生します。

アニサキス幼虫が寄生する生鮮魚介類を生や生に近い状態で食べると、食中毒を起こすことがあります。

流通の多様化(チルド流通が発達)したことで、より新鮮な生鮮魚介類が消費者のもとに届くようになり、近年アニサキスによる食中毒が増加しています。

特徴

  • 体長約2~3cm、色調は半透明白色
  • サバ、イカ、サケ、マス類、カツオなど、幅広い魚種に寄生

食中毒の症状

  • 2~8時間後に、激しい腹痛、吐き気、嘔吐(胃アニサキス症)
  • 10時間後以降に、激しい腹痛、腹膜炎症状(腸アニサキス症)

予防方法

  • 加熱(60℃で数秒、70℃以上で瞬時に死滅)
  • 冷凍(-20℃で24時間以上冷凍で死滅)
  • 購入後は魚の内臓を速やかに除去(内臓に多く寄生しているため)
  • 目視確認で、アニサキス幼虫を除去

クドア・セプテンプンクタータ

近年、全国的に、ヒラメなどを食べた後、数時間で一過性の嘔吐・下痢などを引き起こす原因不明の食中毒の事例が複数報告されてきました。

厚生労働省などの調査により、寄生虫のクドア・セプテンプンクタータ (Kudoa septempunctata)が食中毒を起こすことが発見されました。

特徴

  • 魚類の筋肉に寄生し、ヒトには寄生しない
  • 体長約0.01mm(肉眼で見えない)
  • ヒラメ、マグロ、エビ、タイ、カンパチなどの魚類に寄生
  • 季節性がある(8~10月に発生が多い)

食中毒の症状

  • 食後4~8時間で下痢、嘔吐、胃の不快感などの症状(症状は一過性)

予防方法

  • 冷凍(-15℃以下で4時間以上)
  • 加熱(75℃で5分以上)

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このページの作成者

保健福祉局保健所東部・西部生活衛生課
【東部生活衛生課】
〒802-8560 北九州市小倉北区馬借一丁目7番1号
電話:093-522-8728 FAX:093-522-1025
【西部生活衛生課】
〒806-8510 北九州市八幡西区黒崎三丁目15番3号
電話:093-622-4614 FAX:093-631-4451

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