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禁煙しませんか

更新日 : 2021年5月19日
ページ番号:000155305

喫煙であなたの健康はこれだけの影響を受けています

たばこを吸っている本人はこんな病気になりやすくなる。

    出典(国立がん研究センター がん情報サービス)

 たばこにはニコチンの他、多くの有害物質が含まれているため、がんや虚血性心疾患、脳卒中など様々な病気の危険因子となります。

また、今世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症に関しても、世界保健機関(WHO)はその対策として「禁煙すること」を強く推奨する声明を出しています。

喫煙であなたの周囲の方にも影響があります  (受動喫煙)

受動喫煙によってリスクが高まる病気

 喫煙しなくても、たばこの煙を自分の意志とは関係なく吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。たばこの副流煙(たばこから立ち上がる煙)には発がん性物質やニコチン、一酸化炭素などの有害物質が主流煙(喫煙者の吸うたばこの煙)の数倍含まれていますので受動喫煙によっても図のように様々な病気のリスクを高めます。

 この望まない受動喫煙の防止を図るため、平成30年7月25日に健康増進法の一部を改正する法律が成立しました。2019年7月から学校・病院・児童福祉施設、行政機関等が原則敷地内禁煙、2020年4月からそれ以外の施設等が原則屋内禁煙となりました。

なかなか禁煙できないのはニコチン依存症という病気です

ニコチン依存症の図解

 「たばこは身体に悪いとわかっているのに、やめられない。」「禁煙に挑戦したけど、やめられなかった。」など・・・

 何故、たばこをやめられないのでしょうか。

 それは、たばこの煙に含まれるニコチンが、麻薬にも劣らない強い依存性を持つからです。
そのため、現在では、喫煙習慣の本質は「ニコチン依存症」という、治療が必要な病であるとされています。

 では、たばこを吸うという行為が、どのようにして「ニコチン依存症」にまで至るのでしょうか。

 たばこを吸うと、ニコチンが数秒で脳に達し、快感を生じさせる物質(ドパミン)を放出させます。ドパミンが放出されると、喫煙者は快感を味わいます。同時に、またもう一度吸いたいという欲求が生じます。その結果、次の1本を吸って再び快感を得ても、さらに次の1本が欲しくなるという悪循環に陥ります。この状態がニコチン依存症(=喫煙習慣)です。
 また、このニコチンを体に入れるために、一酸化炭素やタールなど、さらに多くの有害物質を一緒に取り込んでいるのです。

 感染症を意志の力で治せないのと同じように、病気であるニコチン依存症を意志の力で治すのは難しいことです。

 最近では、禁煙治療が健康保険等で受けられます。ニコチン依存症は、お医者さんと一緒に治すことができるのです。

 禁煙治療、禁煙治療に保険が使える医療機関、卒煙サポート薬局等に関して詳しく知りたい方は、下記「禁煙支援ガイドブック」をご覧ください。

このページの作成者

保健福祉局健康医療部健康推進課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2018 FAX:093-582-4997

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