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【発表案件】
(1)おいしい給食大作戦
(2)福岡・大分デスティネーションキャンペーン
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23.令和6年(2024年)3月28日北九州市長定例記者会見
【発表案件】
(1)おいしい給食大作戦
(2)福岡・大分デスティネーションキャンペーン

更新日 : 2024年4月5日
ページ番号:000172173

発表項目

(1)おいしい給食大作戦について(PDF:767KB)

(2)福岡・大分デスティネーションキャンペーン(PDF:1MB)

月日:2024年3月28日
場所:北九州市役所

出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

会見録

(1)おいしい給食大作戦

令和3年12月24日北九州市長記者会見画像
令和3年12月24日北九州市長記者会見画像
令和3年12月24日北九州市長記者会見画像

市長
 おはようございます。それでは定例会見を、開始をさせていただきたいというふうに思います。まず私のほうからの発表案件からまいりますけれども、まず私のほうから発表案件、1つ目がこちらです。「おいしい給食大作戦」ということで、学校給食の品質向上について、これから新年度、取組を進めていきたいというふうに思っています。また大作戦かと思われるかもしれませんけれども、「おいしい給食大作戦」ということで第1弾、発表させていただきたいと思います。まず「北九州市学校給食応援団」、これを、発足をしていきます。市内栄養士の養成大学や料理人の方々などで構成をする「北九州市学校給食応援団」の発足でございます。こちらでございますけれども、専門的なメニューに関するご助言、それから食育に関する取組を行っていただく予定としておりまして、今日の午後4時から発足式を行いますということでございますので、また今日このメンバーの方々もいらっしゃいますのでご取材をいただければ大変ありがたく思います。そして2つ目でございますけれども、「シェフの北キュー三ツ星献立」というのを、開始をいたします。4月から順次提供する給食の新メニューを、ご紹介をいたします。北九州市の学校給食では初めての取組となりますけれども、市内の料理人の方々、現時点では、有名店の料理人の方々に監修をしていただいた和食・洋食・中華のオリジナルメニューを毎月1回、月替わりで提供をすることにいたします。こちらは中華料理のシェフによる「肉団子のカラフル甘酢あん」というメニューでございまして、肉団子を色とりどりの野菜と一緒に煮込み、そしてコクのある甘酢あんを絡めた、見た目にも鮮やかな本格中華となっております。事前に試作をいたしまして実食をいたしました栄養教諭の方のお話では、「コクがありながらも、子ども向けのやさしい味わいに仕上がっている」とのことでございます。5月の給食で提供予定であるため、児童生徒の皆さんに大いに期待していただきたいというふうに思います。そして3つ目、こちらですけれども、新しいメニューとして「なでしこハヤシライス」というものも紹介をさせていただきたいというふうに思います。こちらは九州女子大学による監修メニューとなっております。学校給食では初めての試みとなりますけれども、九州女子大学の全面的なご協力のもと、何度も試作を重ねまして、今回「なでしこハヤシライス」というのが生まれることになりました。北九州市からの要望なども取り入れていただいた結果、トマトの酸味とコクがあり、お子様方にも食べやすい味になっているということでございます。同じく5月の給食で提供予定ということで、こちらもご期待をいただきたいというふうに思います。そして次なのですけれども、こちらです。スチームコンベクションオーブン、こちらですね。これを活用したメニューというものにも順次入っていくということを、今日お話をしたいと思います。スチームコンベクションオーブン、今まだ設置をされてない小学校につきましても、これから順次設置し、令和7年、夏休み明けには全ての小学校へ設置が完了する予定となっております。今年度予算でも、このスチームコンベクションの導入経費というのが盛り込まれて、来年度ですね、来年度の予算においても盛り込まれておりますけれども、令和6年度から順次活用をしていくということになります。まだ全校全部設置が終わるのは令和6年度いっぱいかかるわけですけれども、令和7年度までかかるわけですけれども、7年の夏休み明けには全ての小学校に設置をされるというような状況でございます。設置後は全校で様々なスチームコンベクションオーブン、「スチコン」と言われているようですけれども、スチコンを使ったお好み焼きとか、他にも様々な焼き料理・蒸し料理、多彩なメニューを提供できるということになっていきます。徐々にこのメニューの範囲というのが広がっていくと。現在スチームコンベクションオーブン、設置されている部分はありますけれども、今年の2月に中学校で試作をした際は、このお好み焼き、非常に、残食もほとんどなく中学生に大好評だったというふうに聞いております。このスチームコンベクションオーブンを使うことによって、非常にこれからグラタンだとか、本当に焼き物だとか、いろんなメニューの幅が広がっていくということになるということでございます。この他、今年度も「給食応援団」の監修メニューとして今予定されているものとして、先ほどの肉団子のカラフル甘酢あんなどの他にも、チキンカツとカポナータのパニーニ、ちょっと皆さんパッと分かるかどうか分かりませんけども、チキンカツとカポナータのパニーニとかミネストローネだとか、鶏とじゃがいものオイスターソース煮込みだとか、あとハンバーグ料理のソースを改善するとか、そういったことも今準備をされております。この辺の各論、あるいは詳細なメニューの考え方や、どういうものがあり得るのか、今日の「給食応援団」の発表会見というのが午後4時から予定をされておりますので、そちらのほうでもまたご取材をいただければというふうに思います。今後も様々な、今回第1弾ですけどね、様々な仕掛けで学校給食がおいしくなった、あるいは学校給食のバリエーション、あるいは学校給食の意味合いがさらに深くなっていく、そういう取組をこれからも進めていきたいというふうに思います。

(2)福岡・大分デスティネーションキャンペーン

定例会見画像
雑紙

市長
 さて次は、福岡・大分デスティネーションキャンペーンについてです。こちらです。全国のJRグループと地元自治体や観光団体等が連携して行う国内最大級の観光誘致キャンペーンである「デスティネーションキャンペーン」、DCと言われていますが、このDCが令和6年4月1日から6月30日まで「福岡・大分DC」として開催されることになっております。今話題になっています小倉城も25万人、創建以来最高の25万人というお客さんが入ったということも、記事にもなっておりましたけれども、今観光についても北九州市、非常に強化をしていこうという取組の中で、このDCもしっかり活用してやっていきたいというふうに思います。それで、北九州市におきましては、地元の交通事業者や観光事業者の方々と一緒に実行委員会を、設立をいたしまして、門司港レトロを起点として、移動や宿泊を含む市全域の周遊や消費拡大に向けた取組を行っていきます。それでまず初めに、4月20日に門司港駅前広場においてキックオフイベント、4月20日にキックオフイベントを行いまして、福岡・大分の自治体など13団体が一堂に会し、太鼓演奏などの各地の伝統芸能の披露に加え、特産品やグルメの販売を行います。さらにDC期間中の取組といたしまして、まず1つ目、関門海峡ミュージアムを、夜間帯に特別開館をいたします。そして、福岡初となるミラーボールを活用した音と光のアートイベント「オーシャンオブミラーボーラー」を、開催をいたします。この写真ですね、これなのですけれども、ここでは、幻想的なアート空間の中でカクテルやコーヒーを楽しむことが可能となり、新しいナイトタイムエコノミーを提供する予定としております。関門海峡ミュージアム、この夜間の特別開館、そしてこのミラーボーラー、そしてアルコールやコーヒーを楽しむことができるということを、予定をしております。またこちらにも書いてありますけれども、関門海峡、本当にポテンシャルのあるエリアでございますけれども、関門海峡の夕焼けや夜景を楽しむサンセットクルーズ・ナイトクルーズの運航、これを行ってまいります。その他、インバウンドをターゲットといたしました着物の着付け体験事業など、こういったものも企画をしているところでございます。その他にも、小倉北区で既に開催をし、ご好評いただいております小倉城ナイトキャッスル、非常に、夜食事をしたり、あるいはクラブをしたりとか、いろんなことをやっておりますけれども、こういったもの、あるいは夜景観賞特別クルーズの運航、若松区にある響灘のビオトープのほうも使っていきたいと思います。こちらで、期間限定で開催をされます絶滅危惧種探索ガイドツアー、こちらも行っていき、様々、ナイトエコノミーもある、光もある、そして文化もある、歴史もある、そして自然もある。この北九州市の本当に幅広い観光力、幅広い土地の力というのをこれからしっかりと観光にも繋げていくと、こういう取組を行っていく、このデスティネーションキャンペーン、DCをしっかりと大きなドライブにして取組を進めていきたいと思っております。それと、あとちょっと資料はないのですけれども、特別交付税についてのコメントをさせていただきたいと思いますが、令和5年度の特別交付税の額が閣議報告をされました。特別交付税というのは、普通交付税の算定では補足をされない地方自治体の特別な財政需要、これに対して国から交付されるものということになっております。北九州市では特別交付税、財政力が非常に弱い状況にありますが、特別交付税という非常に大事な一般財源として活用している状況ですけれども、私自身も2月上旬に松本総務大臣に直接面会をさせていただいて、特別交付税についての格段のご配慮というのを、お願いをいたしました。やはり北九州市というのは、今の日本の全体の中でバックアップ首都構想を掲げているように、災害に強いまちとしてしっかりと強化していかなければいけないということ、また通学支援が必要な医療的ケアの方が北九州市は多いので、やはり国としての制度化がまだ十分になされてない中で先駆的に北九州市が取り組んでいくということ、そしてDXの面では自治体の先頭を走っているということで、自治体の取組としてぜひこの部分もしっかり見ていただきたいということ、あるいは外壁落下など、先んじて発展をしたまちとしての様々な課題に対して、北九州市が先頭を切ってしっかり対応していくというようなことについて特段のご配慮を求めたところでございます。その結果、北九州市に対しては26億1,500万円ということで、前年度比1億2,700万円増の交付をいただくということになりました。もうこれは本当に大変ありがたいことです。というのも、今年は能登半島の地震があるので財政需要が非常に大きく発生をし、額の確保が非常に厳しいんじゃないかと。北九州市は公営競技も好調ですし、そういった意味で非常に額の確保というのが心配をされたのですけれども、この北九州市の取組、また意味合いというものに対して、国、政府のほうも十分ご理解をいただいて、北九州市の取組というものに対してのご理解、あるいはご支援というものを示していただいたことに本当にありがたく思います。引き続きしっかりと総務省、あるいは国の関係各位に私自身もしっかりと足を運び、財源の確保、これを努めてまいりたいというふうに考えております。そうした特別交付税の交付というのが非常に大きく出てきたということは、非常にありがたい動きとしてご紹介をさせていただいたところでございます。私からの発表は以上でございます。それではどうぞ、今日は山下さんですかね。

(3)質疑応答

記者(毎日新聞)
 すみません、毎日新聞の山下です。どうぞよろしくお願いします。給食の関係でお伺いします。新年度予算の中でも「給食魅力向上事業」ですか、2億3,000万ありましたけど、それの1から3もその内に入るのでしょうか、予算としては。

市長
 この予算案の2億3,000万というのはスチームコンベクションの整備費用ということで積ませていただいておりますので、この中で言うと1から3の中の、特にスチコンの導入が進むことによって、こういった、今日お好み焼きの事例をお伝えいたしましたが、そういったもので効果が徐々に出てくるというものでございます。1、2は応援団の発足とこの三ツ星メニューということで、これはスチコンなくしても、どんどんできるところから改善をしていこうという取組でございます。もちろんスチコンを入れたらだいぶ変わります、大きく変わります。負担も減ります。というのは、まさにこの応援団の中にも入っておられるシェフの方々からも強くアドバイスがあったということでもございますので、このスチコンが入ってくるということで、さらにそういったバリエーション、あるいは質の向上というのに繋がっていくというふうには考えております。ですよね、正しいですよね。2億3,000万の話ですね。

記者(毎日新聞)
 はい、物価の高騰などで、かなりやりくりが難しい、食材費のやりくりが難しいと聞いていましたけど、その中でも魅力を向上させるっていうので、予算的な増加だとか負担の増加というのはないままこれが可能っていうことなのでしょうか。

市長
 その利用料と言いますか、給食費の増加がない中で、まずスチコンの、今回応援団の方もボランティアベースですので、本当に思いで手伝ってくださっているということがございます。今日午後またありますけれども。またスチコンのほうも、これは設備の増強ですので、それで何と言いますか、スチコンを導入することによって、利用料の増加というものを伴わずに質の向上をやっていくということであります。ただ他方で今おっしゃっていただいた、山下さんがおっしゃっていただいたこの物価高騰という、これはこれでまたちょっと違う問題として大きく存在をしているので、これはしっかりと、まだこの問題というのは対峙をしていかなければいけないというふうに考えております。

記者(毎日新聞)
 その物価高騰の中で、やはり給食費の負担、保護者の方はやっぱり負担の軽減だとか、無償化は置いておいても負担軽減と言いますか、その辺も急務ではないかと考えるのですけど、その中でもやはり魅力向上と、そちらのほうに注力される、先ほど給食の意味合いというお話にも繋がると思うのですけど、あえて魅力のほうに、向上させていこうっていうその意味だとか狙いを教えてください。

市長
 これは二者択一ではありません。物価高騰の負担が上がらないようにどうやってやっていくのかという、これは1つ、もうこれまでもやってきていますし、これはこれでしっかりとやらないといけない。ただし一方で、この給食の質を上げて、北九州市の給食がおいしいということでお子さん方の満足度を高めていく、あるいは、北九州市に行くと給食のクオリティが高いということで、人が移住をしてきたり企業がやってきたりということも1つの大きなプラス要素になっていきますので、これは両方やっていかなければいけないというふうに思います。なので、その物価高騰の支援をやめてこっちに回したとかそういう話では全くないので、物価高騰対策については、これは今、令和4年度から国の臨時交付金を活用して給付、食費を据え置き、子育て世代への負担軽減というのを今までも続けてきております。令和6年度についても引き続き交付金を活用し、物価高騰分に相当する費用を予算案に計上して承認をいただいているというような状況でございます。これが令和7年度以降、どういうふうに展開をしていくのか、国のほうがどういうふうにやっていくのか、これはしっかりと見据えて考えていかなければいけない、これはこれで大事な課題だというふうに考えております。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございました。別の話題ですが、北九州市立大学の新学部の設置について質問、伺いたいです。市議会のほうでは、学部の内容や設置場所について議会で議論すべきだというような決議もありました。そこで伺いたいのは、今までどんな議論をされて、今どんな状況なのかということです。複数の場所を検討したのか、当初より旦過市場への設置のみの可能性を追求したのか、そういう過程と、それと今、現状どういう状況なのか、それを教えてください。

市長
 そうですね。もうご案内のとおりでございますけれども、大学のほうからご要望書をいただいて、それで旦過地区への移転と言いますか、新学部の設置ということをご要望いただいて、というのが第一ステップとしてありまして、そして今、地元の市場の方とも、どういうことがあり得るかというのを協議しているというふうに聞いております。議会のほうからもご意見をいただいておりますので、それを受けて今後も適切に進めていきたいというふうに思います。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございます。分かりました。基本的にはもう旦過の市場への設置ということで考えてこられたっていうことでよろしいですか。

市長
 まだそこも含めて大学のほうからのご要望、そして市場の現地の、地元の方々との協議、こういったことを今やっている段階だということでございます。

記者(毎日新聞)
 今後のスケジュール、もしくは議会への議論、どういうふうにされる予定はありますか。

市長
 そうですね。これは議会のほうのご意見もいただいているので、それを踏まえてしっかりスケジュールを組んで、どういう段取りをやっていくのか検討して進めていきたいというふうに思います。

記者(毎日新聞)
 分かりました。幹事社から最後の質問です。これも議会の関係になりますが、門司駅遺構に関してです。21日、正副議長より申し入れが行われました。これに関しては対話や説明を求めるというような抽象的なものではなくて、そういうプロセスを明らかにしてほしいだとか、代表者会議の申し入れのあり方がおかしいというかなり具体的な話だったと思います。この批判が当たるか当たらないのか、そういったことも含めて受け止めと、応じるご用意があるのか、それをお聞かせください。

市長
 そうですね。これもそういう申し入れをいただいておりますので、それらを踏まえて適切なスケジュール、あるいはどういうふうに議論を進めていくのかということを、検討をしっかりいたしまして、それが整理でき次第、議会、あるいは市民の皆様にお伝えをしていきたいというふうに考えております。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございます。幹事社からは以上です。

市長
 じゃあ伊藤さん。

記者(NHK)
 NHKの伊藤です。発表された項目の中でデスティネーションキャンペーンがありますけれども、多分これは県外の人とかがターゲットなんじゃないかなと思うのですが、県外の人に向けてのメッセージと、北九州エリアにお住いの人でも行けると思うので、かつ、楽しめるものだと思うので、どちらにもメッセージがあればよろしくお願いします。

市長
 そうですね。北九州市の持っている観光力というのはまだまだ伸びしろがかなりあると思います。十分に活かされてないところもたくさんある、歴史も自然も文化もありますので、それをしっかりと掘り起こす、この大きな流れにしていきたいと思います。今、伊藤さんおっしゃっていただいた県外の方という話がありましたが、ここは、私の思いとしては、もちろん県外の方も「地球の歩き方」の発刊で見られるように「北九州市って面白い、訪れる場所として面白いじゃないか」ということ、これにしっかりとメッセージを発する機会にしたいと思っています。また同時に、やはり県内であっても、福岡市の在住の方とか福岡市を訪れた方がそこから北九州市に足を延ばしてもらう、あるいは福岡市にお住いの方でも北九州市に観光に来てもらう、ここもしっかりと取り組んでいかないといけない、さらに私は北九州市内もあると思うのですよね。これ意外と、北九州市内の話をよく聞くと、市内の方が、西の方が東にあんまり行ったことないとか、南区の方が若松にあんまり行ったことないとか、こういう声も、やはり聞くことも結構あって、やっぱり市内の中も、もっと北九州市の中での動きと言いますか、訪問というのを、これを増やしていく。だからいろんなレイヤーと言いますか、県外から県内から市内から、3つの層からしっかりと人が観光という形で回っていく、こういう流れをつくっていくというのが大事だというふうに思っています。そうした中で、ディスティネーションキャンペーンはもちろんJR西日本だったりJR九州だったり、広域ももちろんカバーしておりますのでどれにも効いてはくると思いますけれども、そういった、広域でも今回はしっかり取り込んでいく、これをやっていきたいと思います。

記者(NHK)
 ありがとうございます。あと市立大学の件なのですけれども、現時点までに旦過以外の案も複数検討されているという理解でいいのかどうか教えてください。

市長
 これは私も仄聞するところでありますけれども、学部の設置というのは一義的に大学のほうでいろんな検討を進めておられるということできたんですよね、今までずっとね。その中で、大学のほうも新学部を設置したいと考えてから、いろんな可能性、いろんなエリアの可能性というのはもちろん大学のほうで検討してきたというふうには聞いてはおります。ただ具体的にどの場所でどういう辺りのどこを具体的にやったのか、そこは大学のほうで検討されてきたんだと思います。

記者(NHK)
 じゃあ要望の時に、できれば旦過周辺でというのがあったから、今その地元の要望もあって、旦過のほうをメインに検討しているというか。

市長
 そこを今協議をしていると、地元の方とも話を聞いて大学の意向も踏まえてということでございます。

記者(NHK)
 大学のほうで検討しているというお話だと思うんですけど、なんか決めるのは市というお話し聞いたことがあってですね。どこに場所を決めるというのは市だって聞いたんですけれども。違いますかね。大学の設置場所を決めるのは。

市長
 大学の設置権限ということ、大学の設置の場所の決定権限、これは大学ですよね。

担当者(広報室 報道課)
 担当課は不在ですが。

記者(NHK)
 大丈夫です。

市長
 私はそういう理解をしております。

記者(NHK)
 ありがとうございます。

市長
 城さん。

記者(朝日新聞)
 朝日新聞です。今の大学のことでお伺いします。大学側が要望を出された時のことなんですが、確かに旦過周辺ということでしたが、旦過という特定はされていらっしゃらなかったように記憶しております。その中で、その後旦過の地元の方にお話を聞かれて、結局要望が出されるということになっていますけれども、その旦過の皆さんに話を聞くということになったまでの経緯を教えていただけますでしょうか。というのも旦過周辺と言ってもいろいろ他にも市有地、市の建物というのはありまして、そこのそれ以外の方には特に話を聞かれていないのでしょうか。

市長
 それは旦過地区ということで、旦過にどういう可能性があるのかということを大学のほうから希望を受けたという中で、旦過地区の皆さんにどう連携をするのか、どういうふうに旦過地区と連携をしたい、旦過地区を考えておられるということで大学のご要望を受けて、そしたら旦過の当時者である市場の方々がどういうふうに考えていくのか、あるいはどういうふうに連携をしたいと考えておられるのかということを私たちも意見を聴取したという流れでございます。その他どういう具体的にどこの箇所にどういうふうに聞いてきたかと、この辺はまた担当のほうからも詳しくご説明できるようにしたいと思います。

記者(朝日新聞)
 ありがとうございます。ということは旦過の設置ありきではなく連携をどうするかという意味でお話をされたという理解でいいのでしょうか。

市長
 はい。旦過の会議が何回かあるんですけど、その中の最初の会議で、旦過地区と大学の連携ということで議論がスタートしたというふうに認識はしています。

記者(朝日新聞)
 分かりました。ありがとうございます。あと発表案件で給食の件でお伺いします。給食と言えば、調理員の皆さんが少ない人数の中大量の給食をつくらなくちゃいけないということで、かなり負担がかかっているというお話も聞きます。この毎月新しいメニューが登場するということなんですけれども、その調理員の負担という点では何か対応を考えていらっしゃることありますか。

市長
 細かいことはまたお話ししますけれども、やはり調理員への負担のほうもしっかりと配慮をしながらどういう、過度に手が込んだ、ものすごい手間暇がかかってとかそういうことにはならないようにということは十分に協議をしながらつくっていただいたということが1つ。それからスチームコンベクション、これ自体が調理員の方々の負担軽減に大きく寄与するというふうにも聞いておりますので、そういったものと併せて調理員の方々の負担というのを増やさない、あるいはスチコンで減らしていくということの努力をしながら同時に質を上げていく、この取組をしていきたいというふうに考えています。何か補足ありますか。

担当者(教育委員会 学校保健課)
 教育委員会の学校保健課でございます。今ご指摘ありました、現場の調理の方法などについては、ある程度現場の負担感も踏まえて調理方法などを工夫していきたいというふうに考えております。私のほうからは以上でございます。

記者(朝日新聞)
 ありがとうございます。

市長
 はい、木下さん。

記者(日本経済新聞)
 日経新聞の木下です。市立大学の新学部の問題について伺います。3年後の開設に向けて、大学側は要望した際に3月中に立地を決めてほしいというふうに要望しました。もう28日ですが、3月中の立地の決定というのはないということになるんでしょうか。

市長
 そうですね、大学側のご要望として3月中だったらありがたいということでご要望をいただいて、それがその通りどういうふうに考えていくのか、どういうふうにやっていくのかというのは、これは地元の方もどういうふうに考えるのかどういうことがあるのかというのは、もう関係者の方々としっかり協議をしないといけないということは当然ありますので、大学の方のご要望というのはご要望としてあったと思いますけども、現実問題としてはしっかり必要な議論、必要な協議というのは行っていく必要があると思います。そこは大学のほうにもしっかりご理解をいただいております。大学のご要望ではあったんですけれども、それはそれとして、一定の時間は要するということはご理解いただいているところでございます。

記者(日本経済新聞)
 校舎の設置場所が決まらないとなかなかこういったものは話が進まないと思うんですけれども、だとすればいつ頃立地が決定されるんでしょうか。見通しがあれば伺いたいと思います。

市長
 そうですね、これも今、今回議会のほうからも議論しようよというふうにおっしゃっていただいておりますしね、あるいは地元の方、やはりしっかりと話し合いをしていくということも大事ですし、そういった中で、できる限りの早いほうがいいというのは大学のほうのお考えですので、そういった気持ちも踏まえながらきっちりこれからスケジュール整理をして、提示をしていきたいなというふうに考えております。

記者(日本経済新聞)
 仮に旦過に立地するっていうことになれば、ああいった食の文化が集積した場所に若者とDXというのが持ち込まれることになって、いい意味での化学変化っていうのが期待できると思います。これは知ってほしい、来てほしいっていう市長の考え方にも、市の魅力をアピールする考え方にも沿うものだと思いますが、市長は立地の決定について、どういったスタンスで臨まれるお考えでしょうか。

市長
 もちろん今おっしゃっておられるような化学反応があっていいんじゃないかということが根底にあって、大学のほうもそういうご提案と言いますかご希望をされてきたんだというふうに思いますし、様々ないろんな変化というのが出てくると思います。これからどういうふうにこの議論を進めていくのか、これはあまりいたずらに私から余談を与えるようなことをいうのは今のこの状況の中で差し控えたいとは思いますけれども、大事なことは、若い方々が賑わいを各地域の方とつくっていく、これは旦過に限らずどの地域でもそうですけれども、若い方々がまちの賑わいを一緒につくっていくという、大きな流れというのは北九州市全体非常に大事なことだろうというふうに思います。また今回、BIZIA(ビジア)というビルもできますけれども、こういった中でまちの賑わい、そしてDX、あるいは若者、あるいは土地の文化、そういったものが様々な形で融合していく、これはあらゆる局面において非常に1つの可能性を持った取り組みのベクトルではあると思います。これはもう小倉だけじゃなくて黒崎もそうだし折尾もそうだし門司もそうだしどこもそれは当てはまることでありますので、やっぱりそういった観点というのは非常にしっかりと踏まえてはいきたいというふうに考えております。

記者(日本経済新聞)
 すみません、もう1点伺います。公示地価について伺います。市は基本計画で10年後に小倉と黒崎の地価を、商業地の地価を1.5倍にするという目標を設定しました。先日、基本計画の目標設定後初めての公示地価が先日発表されました。公示地価の結果、小倉と黒崎の該当地区の上昇率っていうのはどのぐらいだったんでしょうか。また市長は上昇率についてどのような感想をお持ちでしょうか。

市長
 小倉と黒崎の商業地の上昇率ですね。市全体では3.6%っていうことですけれども、小倉、黒崎情報ありますか、どうぞどうぞ。

担当者(建築都市局 都市再生企画課)
 都市再生企画課長正野です。お答えします。目標値設定して、R5からR6に対しての変化率ですけれども、小倉の商業地で6.5%(正しくは、「4.3%」)のプラス、それから黒崎の商業地プラス5.5%(正しくは、「8.1%」)となっております。

市長
 そうですね、それで今小倉6.5(正しくは、「4.3」)、黒崎5.5(正しくは、「8.1」)ということで、北九州市全体でも商業地価3.6ということで、全国平均が3.1ということでございますので、上昇率が全国平均を上回っているということ、これは1つ良い兆しではあると思います。ただこれからですね、稼げるまちへの転換、あるいは目標の設定というのもしましたけれども、これからだと思います。まだまだ全国平均より少しだけ上昇率が高いといってもこれは福岡市とかと比べたら全然ものすごい勢いで福岡市なんかはまだまだ伸びているわけでありますし、これはここから北九州市のポテンシャルに対して光が当たり始める胎動の1つだということではあると思います。これからリビテーションの中でも容積率の緩和とかこういうの打ち出しておりますし、これからまちづくりどうやってやっていくのか、これを新ビジョンに基づいてやっていくという流れの中でこの流れを大きくしていかなきゃいかんというふうに思います。ただ取りも直さず小倉北区はマンション用地の需要も非常に活発で、駅徒歩圏の人気が高い住宅地など中心として、そういう流れもありますし、オフィスビルの需要というのが、近年やはりオフィスビルの整備、新規供給というのがほとんどない時代が続きましたから、やはりオフィスビルへの需要というのが確実に出てきていると潜在的需要が高まってきているという中で、そこに相応しい土地の地価が上昇しているというような構造ではないかというふうに認識をしております。

記者(日本経済新聞)
 ありがとうございます。

市長
 はい、村田さん。

記者(西日本新聞)
 西日本新聞村田です。よろしくお願いします。発表案件の「おいしい給食大作戦」のことでお伺いいたします。市長は就任当初から給食のグレードアップ掲げられて、その背景には学校給食の残食が目立つなどそういった現状があるというように推測するんですけれども、改めてこの魅力向上というところで、今回具体化した取組になっていると思うんですけれども、そこに対する市長の問題意識というか、そこに繋がるまでの問題意識を改めて教えてください。

市長
 そうですね、やはりいくつかあって、子どもにとっても大人にとってもそうですけれども、やはり食べること自体がどう生きるかということに直結をしていると思います。やはりしっかり食事をとっていく、そしてそれが身体的あるいは精神的にもしっかりとしたものに繋がっていくという、いわゆる食育もそうだけど、食が全ての子育ちの起点にあるというような問題意識は強く持っています。北九州市オーラルヘルス、虫歯のある子どもの率も平均より非常に高いということもありますし、やはり食というものが、特に子どもたちの心身の生育にとって非常に大事だということ、ですからもういろんなことを学びながら感じながら楽しみながら給食をとってもらうということはとても大事なことなので、そこをテコ入れしたいという思いが1つありました。プラスこれは北九州の給食について一概には言えませんけれども、やはり市民の皆さんとお話をする中で、「もうちょっとおいしくなったらいいよね」とか、「私、横須賀から引っ越してきたんだけれども、ちょっと北九州市の給食もうちょっとおいしいと嬉しいな」というような声も聞いて、それが当否はなかなか論じられないその人の好みとかいろんなものあると思いますけど、やはりこれから多くの方が北九州市に来ていただく、企業も進出していただくというようなこと、子育て層も来ていただくということ、もう本当に今万般において政策をしている中でいろんなことやらないといけないですけれども、やはり給食というのも親御さんたちにとっては非常に大きな気にするポイントでもあるので、そこはしっかりとやっていかなければいけないというその保護者の皆様のお声にもお応えをしたいという思いはございました。そういったところからですね、他方で、もう1つ、これが北九州市らしいというふうに私は思うのですけれども、保護者さんの声ではなくて今度はこっち側の耳からは、今日応援団の方が、応援団が発足するってありましたけど、実は料理人の方々が、私が食事に行った時になんかできることないですか、子どもの給食もっとおいしくするとかそういうので私たちの力使ってくれませんかっていう、これは北九州市らしい、私は動きだと思うんですけど。なんかひと肌脱ぐからちょっと私たちも手伝わせてっていう声も結構あるんですね、いろんなところにあって、やっぱりこういう地域の中で子どもたちのために料理人の方、あるいは大学の方なんかも本当に、なんか私たちにも役に立つことないですかって面会に来られた時も言われたりして、そんなような思いも結構持たれている方が多いと、これもまた1つ素晴らしいことなので、そういった思いにもしっかりと応えるそういう機会をつくりたい、それによって世代とか立ち位置は違いますけど市民の皆さんがいろんな形で繋がっていく広い意味でのまち全体の共助・互助みたいなのがつくっていけると、これが地域のコミュニティのあり方として非常に望ましいことだし、特に北九州市はそこが強いところだと私は思うので、そういった取組を1つ形にしたいという思いがあったということでございます。ちょっと抽象的になりましたけれどもそういうことです。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。今触れられた、この「学校給食応援団」の発足に関してなんですけれども、北九州市が学校給食に関して、こういう民間とか大学関係者とか含めて組織体みたいなのに関わってもらうというような取組自体は初めてと理解してよろしいでしょうか。

担当者(教育委員会 学校保健課)
 学校保健課長中山です。今まで個別の案件として講師に来ていただいたりとか、そういったことはしていただいたこともあります。ただ今回のように、いろんな分野の方々、これは生産者の方であるとか、そういった方々も含めてですけれども、こういった方々に幅広くご参加いただく組織体としては初めてでございます。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。併せて、今回この10名の方、これは市から選定をされたという形になるのか、もう向こうで組織をつくられて、協力したいという申出があったのかその辺の経緯を教えてください。

担当者(教育委員会 学校保健課)
 学校保健課長。今回は料理人の方々、それと大学関係者の方々、それに関連して生産者の方々、ほぼ同じような時期に皆さんのほうからこういったお申し出をいただいたものですから、私どものほうからこういった応援団という形で皆様にご参加いただきたいということでお声掛けさせていただいて、今回の発足にいたりました。以上です。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。

市長
 ここは本当、さっき料理人の方々も申し上げましたけれども、大学の方々もなんか若い人とか子どもたちのためになんか手伝えることないですかっていう話っていうのは結構私にも直接ありますし、担当部署だとより一層あると思うんですけれども、そういった中のいろんな声が沸々と上がってきたので、じゃあそれを1つのもうチームにしてやっていこうということで、非常にこれはありがたい、本当にありがたいお申し出であり、お気持ちであり、そういったお力を貸していただいてやっていきたいというふうに思っています。

記者(西日本新聞)
 すみません、最後に給食の点で改めて、今回魅力向上という部分に焦点を当てられた取組だと思うんですけど、一方今学校給食の無償化っていうのが、自治体によって差が出ているような状況なんですけれども、改めて北九州市として、学校給食の無償化についてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。

市長
 そうですね、学校給食の無償化についてはもうご案内のとおり、様々な国のレベルでも議論がありますし、自治体のレベルでもそれぞれの自治体の考え方で、無償化というものを入れるかどうかという議論があっているというふうに認識をしています。北九州市としましても、そういった負担を軽減をしていくという、この考え方自体は否定するものではありませんけれども、ただ、無償化というものがどういうことを、給食の品質とか、コストということにどういうふうに意味を持つのかというのはやっぱりよく考えないといけない、あるいは国の動向も見ないといけない、そして何よりも現実的に30億を超えるんですかね、無償化するとね。30億を超えるという投資と言いますか、財源の手当てというのを、この様々な政策課題の中で入れるところまでいくべきかどうかということ、ここは総合的に考えて判断しなければいけない課題だというふうに思っています。この無償化というのは、なかなか非常に両面あります。本当にあれですね、まあいいや、また喋ると長くなるから、また厚労省時代の話に、私の繰り言みたいになるんでね、これね、なかなか給付と負担って喋りだすと長くなるんですけど、難しいんですよ。やっぱり一定の給付には一定の負担があるっていうことが、品質に意見をしたり、これだけ負担をしているんだからこうやってちゃんとこういう内容にしてくれな困るっていう、この社会保険の原理っていうのがある一方で、それをじゃあ無償化してしまうと、無償化するとやっぱり財政圧力というの非常にかかって、その給付の内容に影響を与えたり、負担をしていないことによって主張がしづらくなるとか、そういうこれは給食のことというか給付と負担の言論として、私もそれなりに社会保障分野長くやってきたので、あるので、だから無償化するのも大事なところはあるし、無償化するのが難しいところもあるし、そこの中の現実的な制約もあります。とは言っても無償化はもちろん負担軽減っていうのは今子育て家庭の中での経済的な部分っていうのは、一番やっぱり負担として出てくるっていうのはもう本当にあるので、どこの部分の負担を軽減して、ここは負担を残すかとか、その辺は総合的に見ながらやっていくと、だから無償化が絶対悪いと言っている意味じゃないんですし、無償化をやれるにはどういうような考え方の整理をするか、それは政策性に結構深いところはあるというところを言おうかなと思ったんですが、長々となるのでこれぐらいにしておきます。

記者(西日本新聞)
 確認です。そしたら今の話しを総合すると、近いうち北九州市で無償化というのを考えているわけではないという理解でよろしいですか。

市長
 そこは国の動向も見ないといけませんし、ものすごい物価上がって、給食費がものすごく大きな負担になってくるとかいうことも無きにしも非ずなので、その負担軽減のあり方っていうのはいろんな方策があると思うので、あまりそこは絶対ないとか絶対やるとかそういうこと引き出そうとするかもしれませんけれども、そこはなかなか、はい。そういうような感覚で今は考えておりますということですね。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者(FBS福岡放送)
 FBSの川崎です。発表案件とはちょっと異なるんですけれども。

市長
 川崎さんですね、今日宮原さん休み。

記者(FBS福岡放送)
 はい、最近全国的に紅麹の問題が取り上げられていますけれども、北九州市内で健康被害の相談とかっていうのは今のところあるのかっていうのを教えていただけますでしょうか。

市長
 紅麹の問題について、北九州市では3月27日の17時半時点で相談は5件、そして聞き取りの結果、何らかの症状があったという方は3名いらっしゃると、これは、健康被害については北九州市の保健所までご相談いただきたいということで相談が寄せられているわけですけれども、そういった5件3名というような状況でございます。今、北九州市のホームページで相談窓口の周知を行っております。また北九州市の医師会に対しましても、健康被害事例を把握された場合、保健所によるお知らせをいただくこと、保健所による調査にご協力いただくことを、依頼をする文書を、発出をしております。というような状況でございます。

記者(FBS福岡放送)
 ありがとうございます。

市長
 どうぞ、伊藤さん。

記者(毎日新聞)
 毎日新聞の伊藤です。門司の遺構の件でちょっとまたお伺いします。先ほど幹事社からの質問の中に、議長と副議長からの申し入れについて真摯に対応なさるというふうに私受け止めましたので、いろいろ伺いたいことはあったのですけれども、まずはそれを見せていただいてと思って、ちょっとどういったことをお答えになる予定かというのはもちろん今から考えられるのでしょうけれども、おそらく非常に真摯な内容のご回答になるというふうに期待しております。2点だけちょっとお聞かせください。3月15日の記者会見で、市長は自民党、公明党、ハートフルの3会派の幹事長と稲原副市長を通じてお話しになって、大きく言って2点ですね、複合公共施設整備は計画どおり現地で進めると、それから価値付け調査は行わないといったような、こういったことで、3会派からそういう趣旨の回答を得たので、この前提に立てば現時点ではこの意思をしっかりと受け止めて整備を進めていくという方針になろうかいうふうに思いますとおっしゃいました。その後、3会派のほうに私なりに取材したのですけれども、何か若干、ちょっとニュアンスが異なるようなところもあるようです、それぞれの自民党、公明党さんがですね。それはもうこれ以上伺いませんけれども、現時点で15日におっしゃった、現時点ではこの意思をしっかりと受け止めて整備を進めていくという方針になろうかと思いますという、このお考えは今でも変わりないということなのでしょうか。

市長
 私が15日に会見をさせていただいた内容というのはもうお話をしたとおりでございます。他方で、今回そういった部分でのコミュニケーション、あるいは申し入れ書と言いますか、要望書と言いますか、議会のほうから文書もいただいておりますので、そういったことも踏まえてしっかりとこれから議会、あるいは市民の皆さんともしっかりと事業を進めて、どういうふうに進めていくのかしっかりと整理をして適切に進めていきたいというふうに思います。

記者(毎日新聞)
 あと1点だけお願いします。4月になりますと年度が替わって、新年度予算に施設建設の造成費が確か2,000万円でしたか、2,700万円でしたか、繰越でこれ通っていますので、いつでも工事にかかれる状況にはなると思うのですね。ただ、今、市長もおっしゃったように、まだ議会との間のこういった合意形成というのもあるとは思うのですが、これ仮に造成工事にかかるという場合には、これは事前に例えば議会のほうとか、あるいは私どもにお知らせいただけますのでしょうか。あるいは、こんなことを言ったらあれですけれど、朝起きたらもう始まっていたといったことはまずないとは思うのですけれども、ちょっとそこのところだけ確認をお願いしたいと思って。

市長
 もちろんこれ何か強制的に代執行するとかそういう話では全くないので、予算をしっかりと執行していく際には市民の皆様、あるいは議会の皆様の考え、あるいは感覚に反することがあってはいけないですし、とりもなおさず、この件についてしっかりと丁寧に対話、コミュニケーションを取っていこうと呼びかけをいただいているところでありますので、そこはしっかりと話をしながら進めていくということになろうかというふうに思います。それは別にこの件に関してだけではなくて、やはりどんな予算事業であっても、やはりその時々の状況をしっかりと見て執行していくというのは当然のことだろうというふうに思います。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございました。

市長
 城さん。

記者(朝日新聞)
 朝日新聞です。大学の件で再度すみません。先ほど市長、3月中というのはあくまでも大学側の要望であって、ちょっと難しいようなというお話でした。これ当初、要望を貰われた時は3月を目途にということでした。それが難しくなった理由というのを改めてお聞かせいただけますでしょうか。

市長
 今回3月末を、大学のほうからしっかりやって要望したいというふうに要望があったわけですけれども、やはり今回決議もあるわけですし、やっぱりそこはしっかりと重く受け止めて適切に判断する必要があるというふうに考えているからです。

記者(朝日新聞)
 地元の調整とかそういうことではなく、やはり議決が大きな理由ということなのでしょうか。

市長
 そこは議決、もちろん地元の方も、こういう全体の状況の中でどういうふうに受け止めて考えていけばいいのかということは、しっかりと丁寧に対話をしていく、フォローをしていくということは必要だろうというふうには思います。直接の契機というのはそういうことになろうかと思います。山下さん。

記者(毎日新聞)
 毎日新聞の山下です。再度すみません。私学助成金、とりわけ朝鮮学校の私学助成に関してお伺いします。学校側、もしくは支援する会の方が、教育長もしくは市長への対面、もしくは説明を求めてという申し入れを中旬にされましたけれども、何か市のほうでアクションをされる考えは現在ありますでしょうか。

市長
 それは、教育委員会のほうでどのようにしていくのか適切に判断をしていく。それで、その中で適切に対応していくということだろうと思います。

記者(朝日新聞)
 今回棚卸しの一環で、他の政令市と比較して助成したということですけど、同時に市としてのこれまでの経緯ですとか、市議会の決議だとか、そういった経緯があると思うのですが、そういう改革の中での経緯をどのように扱っていくのか、どう捉えているのかというのを最後お伺いできればと。

市長
 そうですね。やはり改革を進めていく中では、様々な要素を考えていきながら、また将来に向かってどういうふうに未来をつくっていくための投資を確保していくのかと、この辺の両方を見ながらジレンマがあると思います。もちろん今を変えるということ、今までずっと長年営々と続いてきたものを変えるということに関しては様々な議論がある、これは当然なことだろうと思います。人は誰しも、私だって今までずっと何か受けている、あるいはずっと続いてきた状況を変えるというのは非常に様々な議論が出るというふうに思います。なので、そういったものにも目配りをしながら、またその中で必要な対話を行いながらやっていく、これが改革においては大事だと思います。ただ他方で意見が完全に、民主主義の社会ですので完全に全てが一致しきるというわけではないこともやはり現実的な課題としてありますので、そういった中で最後政策判断をどうしていくのか、ここは非常に苦しい判断もあるし、嫌われる判断もあるし、批判される判断もあるし、あるいは他方でそれを進めてほしいという声もあるし、そういった中で、やはり政策当局としてそれを1つ1つ、判断をしていかなければいけない、個々の責任から逃げるわけにはいかないというふうには思っています。

記者(毎日新聞)
 特に子どもですとか、特にマイノリティも絡むような、そういった予算の削減だったと思うのですけれども、そういう意味では、大変苦しいけれどもやむなしだったということでよろしいでしょうか。

市長
 やはりそこは財政の模様替え、今この厳しい財政状況、弱い財政力の中で、やはりどういうふうに北九州市の未来をつくっていくのか、これをやはり責任を持って考えていかないといけないと、やはり誰しも今受けている給付、これは1つの各論だけではなくて、誰しも今受けている給付、あるいは今受けている補助金を削減されるというのは反対をされるということがある。それは他方で、誰しも新しくこういうことをしてほしい、新しい需要がある、新しいこういうサービスニーズがあるのでそこにお金をつくってほしいというふうなご要望もある。それはもう、財源も有限な中でそれをどう両立させていくのか、ここは、非常に厳しい政策判断というのは当然ありますので、その辺をきちっと見据えながらやっていかなければいけないということだろうと思います。北九州市の財政が全国の中でも誇れるぐらい盤石なものであり、経済成長も安定しており、財政収入もどんどん増えていくという自治体のグループに入っているのであれば振れる袖はいくらでもありますし、私もそれだったら全ての要望に応えてあげたいぐらいですよ、それはもちろん。ただそういう状況では今はない。ただそれを、ちゃんと振れる袖をつくっていけるまちへの模様替え、あるいはギアチェンジというのをやっていくというのが今の時代において北九州市が対峙しないといけないということでもあるという、ですから、そこは覚悟を持ってやっていくということをやらなければいけないというふうに思っています。なので、なかなか改革については、総論では「この程度じゃ生ぬるい」と言われ、各論では「ここを触るのはひどい」と言われ、非常にそれは、やっぱり改革っていうのは本当にしんどい、なかなか激しいものであるなと思いますけれども、やはり私は、そういった中でも少しずつ皆で議論をしながら未来に向かってしっかりこのまちがずっと続いて、そして発展をしていくようにシフトチェンジをしていく必要があるよねということは今後も市民の皆さん、あるいは議会の皆さん、関係する皆さんに訴えていきたいというふうに思います。それを分かってくださる北九州の市民の皆さんであるというふうには信じていますので、私たちもそれを引き続きやっていきたいというふうに思います。伊藤さん。

記者(NHK)
 NHKの伊藤です。先ほど紅麹のお話が出たので、もうちょっと詳しいところを伺えればと思うのですけれど、その3人の方というのはどんな症状があるかとか分かりますでしょうか。

担当者(保健福祉局 保健衛生課)
 保健福祉局保健衛生課長の石坂でございます。紅麹を摂取された方の症状につきましてですが、摂取していた時に何らか症状があるというお申し出の方が3名いらっしゃったのですけれども、個別の症状につきましては、お届けいただいた方のご了承もいただいておりませんので、この場では控えさせていただきたいと思います。

記者(NHK)
 分かりました。じゃあちょっと細かいところはあとで聞こうと思います。あと自主回収についてはどうでしょうか。

市長
 自主回収につきましては、市内事業者による自主回収という情報は入ってきておりません。北九州市ではですね。

記者(NHK)
 ありがとうございます。健康に直結する可能性がある今回の問題だと思うのですけれども、北九州市でもそういう報告が今現在3件あるということで、市民に向けてメッセージがあればお願いします。

市長
 そうですね。因果関係など、こういったことはあるかとは思いますが、やはり何らかの健康被害が疑われるという市民の皆様には本当に気の毒に、お見舞いを申し上げたいというふうに思います。何より、やはりこういった事象が起きた時に、どこに相談していいのか分からないということがあってはいけないので、私どももしっかりと周知をいたしまして、北九州市の保健所のほうにご相談をいただくというような手順を、準備をさせていただいております。今後も引き続きしっかりと周知をいたしまして、ご不安のあられる市民の方、あるいは被害が出ているというふうに感じられている方、これはご遠慮なく保健所のほうにご相談をいただきたいというふうに思います。

記者(NHK)
 ありがとうございました。

担当者(広報室 報道課)
 他、ご質問よろしいでしょうか。なければ以上で市長定例会見を終了いたします。ありがとうございました。

市長
 ありがとうございました。

このページの作成者

市長公室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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