発表項目 |
(1)市長就任1年について |
月日:2024年2月20日 |
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出席者 | 北九州市長 |
21.令和6年(2024年)2月20日北九州市長個別会見
【発表項目】
(1)市長就任1年
(2)北九州空港大作戦
会見の動画(YouTube)
会見録
(1)市長就任1年
市長
皆さん、お集まりいただきましてありがとうございます。今日は定例の会見とは別に、就任から1年ということで個別会見を開催させていただくことになりました。わずか1年ですが、本当に皆さんにはいろいろと日々お世話になっておりましてありがとうございます。市民の皆様、議会の皆様、経済界の皆様、多くの皆様に支えられて最初の1年経過させていただいた、市政を預からせていただいたことに心から感謝を申し上げたいというふうに思います。さっき引き出しを見ていたら1年前の会見の書類が出てきて、見ていると、まだやっぱり初めてのことだったので不慣れな私に対して一生懸命、市の職員の皆さんが想定をつくってくれて、私も「何言おうかな」とか言って手書きでメモしていたのを見て少し苦笑いしておりましたけれども、本当にそれから1年、いろんな形で皆様にも大変お世話になりまして感謝を申し上げたいというふうに思います。個別にもいろいろと取材をいただいているのでもうだいぶお話をさせていただいた面もあるのですが、改めて1年経ってということで今の所感をお話しすると同時に、あと今日は空港についてもお話をさせていただきたいと思います。ここにもう飛行機が待っていますけれども、まずこの1年でございますが、とにかく何がどうあろうとこの北九州市を前に、そして元気にしていきたいという思いで駆けてきた、そして動いてきた1年でございました。どういう1年だったかということを多くの方にもお聞きいただきましたけれども、この「転換と挑戦の一年」ということで16年ぶりの新しい市政、しっかりとまちの方向性を、転換をさせていく、そしていろんなことに挑戦をしていく、こういう1年にしたいということで今まで動いてきました。多くの方のお力をお借りしながら北九州市のポテンシャルを探して、それをしっかりと磨いて、それを後押ししてしっかりと発信をしていく、こういう1年として過ごしてまいりました。本当に長かったというか短かったというか、もう本当にあっという間でございましたが、まさに転換と挑戦、チェンジとチャレンジの1年だったと思います。チェンジとチャレンジを通じて北九州市にあるチャンスを掴んでいく、これをこの1年やってきたという思いでございます。北九州市のポテンシャル、もう本当に多くのポテンシャルに目を見開かれまして、本当に大きな勇気、それから力をいただいたことが多々ございました。1年でございます、このポテンシャルをさらに強化・進化させるために様々な努力もやってきました。もう一度振り返りとなりますけれども、この1年間、大型案件の「前進」ということで、空港の滑走路3,000メートル化も決定、そして着工というところに進みました。響灘洋上ウィンドファーム着工、そして第2子保育料無償化スタート等々、様々な政策、進めてきたということでございます。これにはもちろん今までの、過去からの様々な多く関係者の方々のご努力もしっかりとその上に立ちながら、北九州市を前に進めていくということで前進、進めてきたという1年でございました。またデータで見ますと、企業誘致による投資額、あるいは北九州港フェリー貨物量、観光で言えば小倉城の入場者数、この辺りも過去最高ということを記録しております。数字を見ていきますと、企業誘致過去最高2,565億円ということになりました。この1年で88件、次のページ見ていただくと、投資額が近年にない過去最高の2,565億円、もちろんこれは担当部局の努力、そしてまた関係する企業の皆様のご理解、こういったものもございましたが、企業誘致、あるいは「稼げるまち」に向かってしっかりと企業の立地を進めていく、雇用を増やしていくという意味では、一定の数字が出たということは、まず勇気を得たということでございます。2つ目、データを見ますと、北九州港のフェリー貨物量、過去最高の5,040万トンということ、これも物流の拠点ハブ、これから空港もありますが、北九州はやはり陸海空全ての交通インフラがありますので、そこに向かってのフェリーの貨物量の最高も出てきたということ、それからもう1つ、やっぱり人に来てもらって、知ってもらって北九州市を訪れてもらう、これ観光施策、ナイトエコノミーなどの施策も1年目、力を入れてきたところですが、1つの例として小倉城の入場者数、これ23万人見込みで、創建当時の昭和34年、35年を除き過去最高ということで多くの方々に小倉城、それから北九州市、この魅力を知っていただく、「地球の歩き方」も刊行されましたし、やはりしっかり交流人口をつくって、そこで、地元で泊まってもらう、飲食してもらう、何か買ってもらう、そういった小口のビジネスをされておられる方にもお金が回っていくような取組、これをしっかりとやっていきたいというふうに思います。その他にもいろいろとありますけれども、市民の皆様からも市役所の明るいニュースを見るようになった、あるいは市役所の動きが早くなったという声を聞く時には大変ありがたく思います。改めて支えてくれている市の職員、それから関係各位に感謝を申し上げたいというふうに思います。しかし課題も感じました。もちろん進めていく中で、16年ぶりの市政ということもある中で、1つは北九州市のポテンシャル、潜在能力に関する認知度がまだまだ足りないということも痛感をいたしました。企業誘致に行っていろんな企業の方と話をする時にも物流インフラ、そして企業の集積、クリーンエネルギー、災害の強さ、自然の豊かさ、生活のしやすさ、いろんな意味で北九州市はものすごく強さを持っている。空港だけ言ったってアクセス30分、40分の話ですから、他の空港に比べればアクセスは結構いいわけですけれども、福岡がちょっと異常にいいですけどね。そういった魅力、24時間365日使えるとか地震も少ないとかこういったところ、私も一生懸命発信をし、訴えてきたということがございますが、まだまだ北九州市というものの存在とか北九州市の力というのが十分に知られてない側面がある、これはしっかりとこれからも推進をしていきます。バックアップ首都構想などのコンセプトも掲げてやってまいりましたけれども、これからも着実に進めていきたい。また企業ニーズに対応できる十分な用地が確保できないといったような問題も痛感をしているところでございます。大型案件が北九州市、比較的都市開発などでも少なかったということもあって、そのあとの民間の事業者の方々とのネットワーク、こういったところもしっかりと強化をしていく必要がある、こういったことも感じたところです。「稼げるまち」への足取りを、しっかり強化をしていきたいというふうに思います。ただ1年ですので、出ている数字もありますけれどもまだまだ私はこれからでございますから、これからしっかりとまだやっていきたいこと、実現したいこと、まだ膨大にあります。1%ぐらいどこかのインタビューで言いましたけれども、まだまだたくさんやらないといけないこと、やるべきこと、やりたいことありますので、これからさらにしっかりと足取りをとって取り組んでいきたいというふうに思います。いずれにしても北九州市のポテンシャル、潜在能力ってものすごいものがありますので、今後もそのポテンシャルを大きく形にしていく、それに向けて、先頭に立って旗を振り続け、そして市政を引っ張っていきたいというふうに思います。あと、「稼げるまち」へのチャレンジということでは、北九州のポテンシャルを活かして、例えば令和6年度、物流、半導体、次世代自動車で投資額1,000億円ということは取っていきたいということを1つお話ししているところでございます。あと予算案などについては先日お話をしました。空港、若者・子ども中心にしっかりと新しい施策、そして改革、そして組織改正も含めて、初めて実質的に人事をするということにもなりますし、しっかりとした体制を組んで新しい北九州市に向かって歩みを進めていきたいというふうに考えております。
(2)空港大作戦
市長
今日、この北九州市、市政を預からせていただいて1年ということで、これから北九州が反撃していくぞということをまたさらに市民の皆さんにお伝えしていきたいというふうに思いますが、その中でも今日、こちらにも並んでいますけれども、予算でも空港ということをお話ししました、重点項目として。空港の問題、ここは北九州市の持っている宝の1つ、ポテンシャルの大きな1つです。就任後4日目には国土交通大臣にお会いさせていただいて、私も直談判させていただいて、滑走路の延長、これが速やかに決まり、そしてその実現、供用開始というのも、期待を上回る令和9年の8月末ということで決まってきましたけども、やはり空港をもっと使う、もっと空港の力は使えるんじゃないか、もう市民の皆さんからも多く聞くところでございます。やはり空港のポテンシャルをしっかりと形にしていく、これを進めていきたいと考えています。空港については予算だけではなくて、もちろん民間の事業者の方、交通事業者の方とどうコラボレーションしていくかということも必要ですし、空港1つあってもそれだけで回るわけではないので、物流事業者とか観光とかいろんな、官民一体となった取組が必要です。予算の話だけではないので、北九州空港の発展の道筋、思いというものを今日はパッケージとして発表をさせていただきたいと思います。空港はとりもなおさず、もちろん国、福岡県、これから県議会、市議会はじめ経済界、多くの方々のお力でこれを推進しているということは言うまでもありません。そうした中で、北九州市としても明確にどういう取組をしていくのか、これをしっかりと形にしていきたいと思います。これから展開をしていく政策について、「北九州空港大作戦」ということで、北九州空港の持っている底力、ポテンシャルを最大限に発揮していく、それに向かって、政策を結集して進めていきたいと思います。それにはいくつかの要素があります。空港のアクセスの強化、そして空港の魅力の向上、そして路線の維持・拡充、この3本の矢をしっかりと進めていく必要があります。予算措置であったり、様々な民間企業との協業であったり、その背景にある国や福岡県とのしっかりとしたタッグを組んでいく、言うまでもありませんが、こういったことを進めていきたいというふうに思います。今回は第1弾として取組の3つの柱、その中でも第1弾の空港アクセスの強化というところを政策パッケージとしてお示しをさせていただきたいというふうに思います。まずは北九州空港、ポテンシャルに溢れているということをもう一度再認識させていただきたいと思います。九州・中四国で唯一の24時間空港、広大な、将来拡張できる用地を持っているということ、次世代への展開が可能だというポテンシャルを持っています。そして九州・東九州・中国道といった、充実した高速道路網、空と海のシームレスな輸送が可能な海上空港という強さもあります。そしてものづくり、企業、様々な、そこからものを運んでいくマーケットというのも近隣に集積をしているということ。もちろん北部九州圏、北九州市だけではありません。苅田町もあります、福岡市もあります、大分県もあります。様々な関係自治体と一緒にこの空港を十分使っていく、これが大事なことだろうというふうに思います。こうしたポテンシャルを最大限引き出して、北九州空港、北部九州圏、西日本に活気を与える空港になり得る力を十分持っているところでございます。そして今の状況を見てみますと、開港以来、旅客・貨物ともに徐々に拡大をしてきております。2006年に生まれた空港として比較的若い空港です。ただ国土交通省の幹部の方に話しても、地方空港、全国に数あれど、これだけまだまだこれから伸びしろをいっぱい持っている空港はそんなにないですよ、北九州空港は非常にまだまだ若くて、これから伸びしろが十分にあるという空港。開港前38万人だった旅客数が今(開港直後)127万人というところまで行っているわけでございまして、現在の旅客については2018年に178万、貨物についても2021年に2万2,000トン取扱いを記録しています。もちろん昨今は燃料が上がったり、コロナが明けたあとの需給のバランスが少し変わってきたり、あるいは地震があって、それで少し観光客が減ったりとか、いろんなボラタイルというか、変動性の激しい状況にあるのが空港業界、航空業界ではありますけれども、そうした中で北九州空港の力をさらに伸ばしていくということです。潜在力を最大限に発揮し、近隣の空港との競争に打ち勝っていくということが私たち、北九州市としてやらなければいけないことです。先ほど申し上げました滑走路の3,000メートル化というのは大きな力となります。昨年12月には着工をされまして、令和9年8月末にはいよいよ供用開始というスピーディな展開を見せております。大型ジャンボジェット機に荷物をパンパンに積んで、それで北米やヨーロッパにしっかりと物を運んでいける、こういった物流の機能もありますし、24時間365日という利点を活かして、様々なニーズを持つ旅客を受け入れていく、これも北九州空港の持っているポテンシャルです。昨年5月、コロナ禍を乗り越えて国際旅客定期便が再開をしました。さらに半導体産業への投資、九州は活発化しておりますけれども、輸送需要の拡大ということ、シリコンアイランド九州の動きの中でそういったチャンスをしっかり掴んでいきたいというふうに思います。こういった背景の中で、「北九州空港大作戦」ということで、プロジェクト、この内容を、お伝えをしていきたいと思います。成長エンジンである北九州空港のポテンシャル、稼ぐ力を高め、より多くの“ヒトとモノ”を呼び込み、北部九州圏の発展を、牽引をしていくということ、ここに向かって、既存の事業、施策に新たな取組を加えまして、中長期の時間軸を踏まえた総合的なプロジェクトとして空港関係者、そして国、福岡県、苅田町、経済界、議会などともしっかりと連携をして、一丸となって、スピード感を持って取り組んでいきたいというふうに考えております。3つの柱で構成をされております。今日は空港アクセスの強化、どうやってアクセスを強化していくかという、空港の魅力向上、空港施設などをどうしっかりとしたものにしていくか、路線の維持・拡充をどうしていくのか、この辺り、これ順次発表していきたいと思います。今日は空港アクセスの強化ということでございます。空港アクセスの強化、これについては市民の皆さんからも「空港のアクセスがもう1つよくなればな」、あるいは「もうちょっとこんな」とか、いろんなアイデアがあります。過去にもこれに関しては様々な議論がありました。利便性の高いアクセスを提供することで満足度の向上と旅客数の拡大を図っていきたい。エアポートバスに加えて鉄道などの活用、イノベーションの力をアクセス強化に取り込んでいきたいというふうに思います。まずは空港アクセスの強化1つ目、バスのアクセスを進化させるということでございます。これ見方が検討・推進項目というふうになっておりまして、令和6年実現が決定したもの、それから今協議、検討して、具体化に向けて推進しているもの、それから、これから中長期に検討していくもの、この3段階でここに表記しているのでそこを見ていただきたいと思いますけれども、まずは、バスアクセスに関しましては、小倉ノンストップ便を1.5倍に増便、朽網線を1.9倍に増便いたします。そして、インバウンドのお客様向けにタッチ決済の導入をいたします。クレジットカードやスマートフォンなどによる決済ができるようにするということであります。そして福岡や大分方面への目的地にダイレクトなアクセスを実現するバス路線の拡大を推進してまいります。やっぱり福岡、福岡市もそうですし、大分県もそうですし、やはり周辺自治体、その広域で見て北九州空港を使ってもらわなきゃいかんということでバス路線拡大を推進します。そして福岡方面の既存の高速バスのフル活用を推進するために、接続するバス停の待合の環境、すなわちバス停の場所とか、あるいはダイヤとかも含めてより改善をして、乗継ぎの利便性を向上していきたいというふうに思います。スムーズに、少し離れたところからもアクセスできるという、そういう取組、これをやっていくということでございます。2つ目が鉄道アクセスということでございますけれども、これは、鉄道の利便性を向上していくには、もちろん関係鉄道各社との協議中でございますけれども、福岡・大分方面の高速アクセスを実現するために最寄り駅への特急停車、これを推進していきたいというふうに思います。これによって市の西部、黒崎とかその辺りとのアクセスというのは20分間短縮してくるということでより使いやすくなる。福岡空港にともすれば行ってしまったりしている方もいらっしゃるかもしれませんが、北九州空港も使いやすくしていくということが非常に大事なことでございます。そして鉄道の空港乗り入れ、これは空港に鉄道を引っ張ってくるという話、これは長い議論の歴史があります。これについては空港利用者が200万人になって、そこまで行った段階で議論を再開していくというステップがあります。まずはしっかりとアクセス強化して使う人を増やしていって、その先に検討再開をしていくという、こういう手順で、中長期的な課題としてここにも、検討再開をしていくという考え方を一定の条件付きでやっていきたいというふうに思います。そして鉄道乗り換え時間、鉄道ダイヤに対応したバス編成ということでございまして、これも鉄道のダイヤ、ちょうど乗継ぎがよく、そしてちょうどいい時間帯に乗り換えることができるというようなバスのダイヤなどの編成、これをやっていきたいと思います。そして一括決済サービス導入の推進ということ、複数の交通手段の一括決済サービスの導入ということも推進をいたしまして、今、有り体に言えばマースですね、マース的な取組というものもこれからしっかりと推進をしていくという取組でございます。これらアクセス強化に向けての施策のパッケージの主要な検討・推進項目、パッケージ全体の内容というのは配布資料のとおりというふうになっております。ごめんなさい、イノベーション進化を飛ばしました。ごめんなさい、イノベーション進化がありました。最後にイノベーションによる進化というのがございます。これは今後、中期的にも時間はかかっていくものでございますけれども、まずはやっぱり目下の、バスの運転手の不足への備えということで、自動運転バスの社会実装を検討してまいります。こちらの自動運転バスの実証運行は、去年の12月に自動運転レベル2で実証を行いました、朽網線で。特定条件のもとで、自動運転機能でやっていくということ、私も乗車しましたけれども、そういったことを、いわゆる実証から実装に向かってバスの運転手不足などに対応していくという、こういう流れもこれから本格化をしていきたいというふうに思います。そして、中長期的ということになってきますけれども、空飛ぶクルマ、大阪万博の中でも、いろんな動きがあるというふうにも仄聞しておりますけれども、北九州空港から近隣のエリア、例えば大分とかそういうこともあるかもしれませんが、いよいよ間近に迫ったこの空飛ぶクルマの新技術の導入というのが各地で今、徐々に実装に向かって進んでいるところでございますが、こういった部分についても、北九州空港でも今後検討を進めていくということも視野に入れていきたいと思います。また脱炭素化に向けて次世代バイオディーゼルの活用、それからEV化の推進といった辺りも、こちらにありますけれども進めていきたいというふうに思います。こういったことについて、空飛ぶクルマなどに関しましては、イノベーション空港推進事業ということで令和6年の当初予算500万円を計上しております。また次世代バイオディーゼルの活用については令和5年の8月から一部導入しておりますけれども、これをさらに、これは西鉄バス北九州と伊藤忠(商事株式会社)さんの協働によって進めておりますけれども、こういった部分も具体的に推進をしていきたいというふうに考えております。以上が主要な検討・推進項目になっております。この全体構造なのですけれども、「空港大作戦」ということで、空港の機能強化に向けてメガリージョンを支えるゲートウェイを目指していこうという目標のもと、空港アクセスの強化、そして空港の魅力向上、路線の維持・拡充といったところを順次、取りまとまり次第、発表させていただきたいというふうに思っております。そして組織も必要です。プロジェクトを強力に推進するため、令和6年4月に組織案として空港機能強化アクセス担当ラインの増強を、予定をしているところでございます。予算に関してはもう先週お話ししたとおり、空港の予算16億円ということで、対前年度比35%アップということになっております。この4つの枠組みを推進のサイクルとしてしっかりと回していくことで「空港大作戦」を推し進めていきたいというふうに思います。もう繰り返しになりますが、北九州空港の1つの悲願であった3,000メートル化、これが2027年の8月に供用開始ということで、これを弾みにして、機能強化、利用促進について、国、福岡県、苅田町、議会、経済界、しっかりと連携をして、今後も北九州空港の発展に向けて連携を深めてまいりたいというふうに思います。それを通じて地域経済、北九州経済の牽引・発展というのに繋げていきたいというふうに考えております。また第2弾はしばらく経ってからお話をさせていただきたいというふうに思います。それでは、今日は就任1周年の所感ということと、それに併せての空港ということで発表させていただきました。それではご質問を承りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
(3)質疑応答
記者(時事通信)
ありがとうございました。時事通信の増野です。よろしくお願いします。今日、就任1年の会見ということで、先ほど市長、1年なのでまだまだ私はこれからであると、まだまだたくさんこれからやりたいこと、やらなければいけないことがあるということだったのですが、その具体的な政策の柱として「空港大作戦」ということだったと思うのですけれども、改めまして、当初予算でも柱のものとして出されていましたし、これまでの市民との対話の中でも改めて再確認したというお話をされていましたが、今回さらに大作戦ということで打ち出されたに至る経緯と言いますか、思いをお聞かせ願えませんでしょうか。
市長
そうですね。去年から、就任してから北九州のポテンシャル、底力、もういろんなところで目の当たりにして、それを何とか掘り出して磨いて、後押しして発信していくということをやってくる中で、やはり大きなポテンシャルの柱、北九州市の宝としての北九州空港、これはやっぱりもっと最大限使っていかないといかんという強い思いがあります。3,000メートル化は決まりましたが、3,000メートル化だけで何か世の中が大きく変わるわけじゃなくて、それを支えるようなヒト、モノ両方をしっかりと運んでいけるような北九州空港、これをしっかり、関係者の皆さんとしっかりと進めていく。その発展の道筋を明確なメッセージとして、あるいは施策のパッケージとして進めていくことによって、官民、あらゆる方々にしっかりと宣言をして進めていく、また呼びかけていく、輪を広げていくっていうこと。そして組織としてもしっかりそこに資源、予算投入をしながら、北九州空港から北九州の未来を切り拓いていきたいという思いで、今回パッケージとして整理をし、そして発表させていただいたというものでございます。
記者(時事通信)
ありがとうございます。具体的には、やはり予算編成する過程でより明確になってきたという。ビジョンがですね、という形になるんでしょうか。
市長
そうですね。もちろん予算の編成の過程では、そもそも空港に関する施策、どういうものが全体像としてあるのだろうか、そして、その中で、予算で対応すべきものとか、あるいはさっきのバスとか鉄道とかもそうですけど、民間事業者とどうやって合意を形成して具体的な形にしていくかというようなこともありますし、経済界、あるいは県や自治体と一緒に組んでいかないといけない、空港はやはり広域ですからそういった輪もつくっていかなきゃいけない。こういったことを、いろいろ議論を積み重ねる中で、今まで千々バラバラと言いますか、いろいろバラバラになった空港の施策をしっかりとパッケージにして、分かりやすい形で市民や航空会社、あるいは関連業界関係者の皆様に示していこうということで今回まとめさせていただいたというものでございます。
記者(時事通信)
ありがとうございます。それを踏まえまして、先ほどこれまでの1年、転換と挑戦の1年だったというお話ありましたけれども、空港、事例としてでも結構なのですが、これからの1年をこういう1年にしていきたいというお考えがありましたら伺いたいのですが。
市長
そうですね。やはりこの1年やってきて、もちろん一定の転換、それはしっかりと経済の活性化、あるいは組織の中でも、いろんな空気感、あるいは仕事へのアプローチというか、そういったものも変わってきたように思いますけれども、さらにこれを強化をしていって、より新ビジョン、あるいは変革のプラン、そして産業成長戦略、こういったところで掲げたより明確な旗が出てきましたので、そういったビジョンや方向性にしっかりとベクトルを合わせてやっていきたいと思います。去年、種蒔きしたことも多々ありますけれども、さらにまだ種を蒔かないといかんところもあります。また、その種を蒔いたものに水をやらないといかんものもあります。そういったものをしっかりと進めていって、目に見える形で北九州市の元気が出てくる、そして経済が活性化する、そういう方向に向かって施策を動員していきたいなというふうに考えています。その具体論として今回、空港や若者・子ども、こういった辺りをメインに据えてやっていくということを示したところでございます。
記者(時事通信)
ありがとうございました。幹事社からは以上になります。
記者(毎日新聞)
毎日新聞の日向と言います。空港の話なのですけど、他の空港との競争に打ち勝つには、まずはアクセスの強化を、しっかりと体制を築くということが大事という市長の認識でしょうか。
市長
そうですね。3つですね、この三本の矢とか3つの要素、アクセスも強化していかなきゃいけない、そして空港そのものの魅力や機能を向上していかなければいけない、そして路線の維持・拡充を図っていかなければいけない、この3つを総合的に回していくということが必要だと思います。そのベースにあるのが、もちろん1つの起爆剤としての3,000メートル化というのはありますけれども、この3つについて、これは順次、取りまとまり次第、調整が付き次第発表していきたいと思いますが、まず第1弾として空港のアクセスというところから今日はお話をさせていただいたという次第でございます。
記者(毎日新聞)
あともう1点、国とか県とか広域での連携というお話をしていたのですけど、今現在、県が進んでやるのか国が進んでやるのか市が進んでやるのか、若干、誰がリーダー性を取ってやっているのかっていうのが若干曖昧に感じるのですけど、そういう連携の取り方っていうのはどのようなものが望ましいと考えていますでしょうか。
市長
そうですね。もちろん空港の場合は広域なので、また国管理でもありますので、本当に関係セクターがいろいろ入ってくるという、この心強さと難しさ両面あるかとは思います。ただそれは誰かが動いてくれる、どこかが何か引っ張ってくれるということだけを待つという姿勢だけではなくて、北九州市としても、私たちにもやはり予算であったり、いろんな人員体制であったり、いろんな民間事業者の皆さんとの交渉であったり、できることがあるので、北九州市としてもしっかりとイニシアティブを取るという気持ちを持って進んでいくということが大事だろうと思います。もちろんその際にも、ものによって違ってきますけれども、国であったり福岡県であったり苅田町であったり産業界であったり、こういったところとしっかりと話をして進んでいくということが必要だというふうに考えています。
記者(毎日新聞)
ありがとうございます。
市長
城さん。
記者(朝日新聞)
朝日新聞の城です。空港の件で伺います。空港、新年度予算案にも予算を計上されていらっしゃったことからも空港に力を入れていかれるのだろうなということは感じておりましたけれども、今回このタイミングで「空港大作戦」ということで発表されることの意味ということをお伺いしたいのと、あと位置付けですね、例えば何でもかんでも数値目標を盛り込めとは思いませんけれども、例えばこれをちょっと、ざっと拝見したところ、いつまでに何をどうするっていうことが特に定められてなく、市長の思いを、先ほどもおっしゃったようにパッケージとして整理されたっていうことなのだろうと思いますが、それに果たしてどういう意味があったのかというのがちょっと今ひとつ、すみません、私掴めておりませんのでその辺りを説明いただけたらと思います。
市長
空港に関する施策というか取組っていうのは、これはもう当然、言うまでもないことなのですけど、行政だけで予算を積んで、何か規制をどうこうしてっていうことで進むものじゃないんですね。空港って非常にそういう特殊なところがあって、やはり今日出てきた鉄道の事業者であったり、あるいは、例えば交通事業者もそうですけどね、バスもそうですし、あと観光業界とかいろんな方に、明確にこういうふうに持っていくんだぞと、こういうふうにやっていくんだよっていうことをきちんと明示しておかないと、北九州市は空港について今後どういうふうに持っていくつもりなのか、何考えているんだろうなっていう声がバラバラになっていると、やはり、例えば観光1つとっても観光のパッケージつくったりする時にこれからどういうことを目算していってということが、また見えづらいっていう非常に限界がやっぱりあるわけですね。だから、やっぱり明瞭にこういうことを今考えていますと、こういう手順で進めていきますということを、官民合わせて話をしていくということが1つ大事なんですね。これ1個1個、交通事業者の方とか観光業界の方とかに会った時にもちろんこういう思いを話していったり、あるいは路線をこれからとか物流の事業所の方々にそれぞれ北九州空港はこうだよ、こうだよ、こうだよっていうふうに話すのが、千々バラバラではなくて、やっぱりバンッとパッケージとして体系的に理解してもらわないと、なかなかこれから新しいもの、商品つくっていくとか、進出するとか、路線つくるとかっていうところ分かりづらかったり伝わったりしないんで、そういう1つのアナウンスをするということが必要だろうと思います。現実にもう予算だけで動く話じゃないので、結構交渉事も多いんので、また国や県、産業間も含めて、やっぱりみんなで知恵を出して力を出してしっかり連携をしてやっていくという意味において、北九州市としてもこういう方向性で考えているということをしっかり皆さんにも分かりやすく伝えていくということが、意味があるというふうに考えています。予算の発表の時もだいぶ言ったんですけど、あれはあくまで予算のお金、行政でお金をつくって自分たちで回せる世界のところだけなので、それ以外にもいろんな路線の話とかいろいろ含んで入れているということでございます。やっぱり一歩北九州空港を進めていくためにそういう実行的なメッセージを出していきたいということが1つです。あと目標を、この定性的な目標、これ1.5倍、1.9倍とかいうことは1つ入れておりますけれども、じゃあ具体的にこのあと具体的にどういう路線、あるいは貨物量目指していくのかとか、こういった辺りは、また第2弾、第3弾の中でもより空港、より具体的な数値目標、こういうものは設定できるものについては入れていきたいと思いますが、ただいろんなステップを踏んでいかないといかんので、まず1個1個、1個1個やっていって、数値目標をしっかり出せるもの、既に出しているものもありますけどね。出せるものについてはこの取組の中で具体的に打ち出していきたいというふうに思っています。そういう考え方です。
記者(朝日新聞)
ありがとうございました。それに重ねて中長期的なものというようなお話がありましたけれども、3,000メートル化までにされるというようなイメージなんでしょうか。それは通過点でその先を見据えていらっしゃる。
市長
もちろん、もう3,000メートル化は言っても3年後ですかね。3年ちょっとでもうきますから、もちろんそこに向かっては集中して集貨の話、物流の話、路線の話もちろんやらなきゃいかん。ただ先ほど言っていた、新しいクリーンエネルギーを使った移動手段であったり、空飛ぶクルマをどうするかとかこういった辺りは、3年後にすぐにそれが飛んでいるという世界は、なかなかそう簡単な話じゃないので、そういった時間軸は様々あると思います。ただ、これも今年の予算、例えば空飛ぶクルマ1つ言っても、予算の中に入れていますけれども、やっぱり今どういう状況になっていて技術の進展がどういうふうになっていて、この北九州空港にどう当てはめられていくかっていうことも、これから研究しながら、そしたら時間軸、あるいはどういうところを目指すのかっていう具体像が出てきますので、中長期というのは、まだまだ3年どころではなくもちろん空港ですからね、これは、5年10年かけてやっていくものも当然あるというふうに考えています。
記者(朝日新聞)
ありがとうございました。
市長
はい、村田さん。
記者(西日本新聞)
西日本新聞の村田です。空港のことで、ちょっと具体的なところを教えてください。先ほどのエアポートバスの、この1.5倍と1.9倍の増便になると、今はどのぐらいの便数があって、いつまでにどれぐらいの便数にするのかっていうのを教えてください。
担当者(港湾空港局 空港企画課)
港湾空港局 空港機能強化担当課長の椿でございます。今の質問でありますけれども、エアポートバス小倉線は、現状全部で27往復走ってございます。これは中谷経由便と、あとノンストップ便というのに分かれていて、そのうちの17往復がノンストップ便になります。そのノンストップ便を25往復、プラス8往復までもっていくということを考えていまして、それで1.5倍ということを考えてございます。これはまた今から西鉄バスさんとの調整になっていくと思いますが、今から時期については、その意味で今からの交渉となっていきます。それとあともう1本、1.9倍のほう、朽網線1.9倍のほうなんですけど、朽網線も今1日あたり往復27往復走ってございます。これを約50往復程度までもっていこうというふうに考えていて、それで1.9倍という数字になってございます。これも同じように、西鉄バスさんとの調整になっていくということになってございます。以上です。
市長
令和6年の実施の予定ということですね。そこに向かって今調整が詰められているというそういうことですね。
記者(西日本新聞)
令和6年度中に始められると。
担当者(港湾空港局 空港企画課)
令和6年度中の予算でも今お諮りしているところでもありますので、6年度中に持っていきますけど、できるだけ早い期間にその調整を終えたいと思ってございます。
記者(西日本新聞)
あと、多分中長期に検討される分野になるとは思うんですけど、この福岡・大分方面の高速アクセス、いわゆる最寄駅の特急停車の推進というところと、あと鉄道の空港乗り入れ、これは北九州市として、どの程度本気度と言いますか、検討されているのかこの辺りを教えてください。
市長
これはね、これを実現することによって大幅にやはり利便性が高まる、やはりアクセス力が高まるということ、市民の皆さんも結構この話というのは多く期待される声というのは結構あるので、それはもう実現に向かって努力を積み重ねていきたいと思います。ただ、ステップがあります。いろんなこれ全体見ていただいたらお分かりのように、バスの路線だったりダイヤ変えたり、停留所変えたり、このタッチ決済してみたりいろんな手を尽くしてアクセスを良くするということの中で、しっかりとお客の数が増えていくという道筋をつくるということが必要、大事なんですけれども、その中で、特急停車これについては、まず最初に実現をしたいという思いでこれはしっかりと今協議をしているところでございまして、ここの実現に向けて一歩一歩、これは具体的に努力をしていきたいというふうに思います。鉄道の空港乗り入れって、これは中長期にやはりこれなります。これは一気にその階段を飛び越してこっちに行くというよりも、しっかりとした旅客数を積み重ねていって、一定の数が確保されてくるという安定軌道に乗ってきた段階での検討を、再開をしますというふうに今書いておりますけれども、そういったことで、もちろん今後北九州空港のポテンシャルを考えれば、アクセスの向上というのは限りなく追求はしていきたいというふうに思っていますけれども、それは一歩一歩の積み重ねではあるというふうに考えています。
記者(西日本新聞)
すみません最後に1点なんですけど、市長就任から1年の所感に絡んで、市長「稼げるまち」というのを掲げられて、特に経済分野に重きを置かれているのかなというふうに推察するんですけれども、経済分野以外のところで、2年目、特に力を入れられていこうかなと考えられていることがあれば教えてください。
市長
そうですね、経済分野かどうかっていうのは直の経済なのか、それとも暮らしを充実させることで安心できたり、人がやって来ることによって結果的に経済に貢献していくという要素もあるんで、その仕切りっていうのはどこで見るかっていうこともありますけれども、やはり今回若者、そして子どもの部分、この辺は大きな要素として5本柱の中にも入れさせていただいておりますので、そこは今回予算案でも入れているようにしっかりとテコ入れをしていくということ。それから、老朽化対策、あと防火対策なども一部入っていますけど、やっぱり安心できるまちづくりということもやっていかなければいけない。これも2年目の5本の予算の重点項目の1つに入っておりましたので、そこはしっかりと進めていきたいというふうに思います。そして医療・福祉・介護という、私社会保障分野も私が一番人生でやってきた分野ですね。社会保障分野、ここはしっかり元手をつくるということを、今力を入れていますけれども、やっぱりそれを元手にしながら、やはり次の時代の社会保障分野を中心とする北九州のモデルづくりというものには、しっかりと検討を進めてあるいはできるところから形にしていきたいなというふうに思います。個別のインタビューの中でもお話ししたかもしれませんが、やはり私はまずしっかりみんなが稼いで、シニアの方も現役世代の方も、若い方もみんなが稼いでいけるっていう様々なバリエーションの経済活動、これつくっていくのは当然大事でございますけれども、その先にやはり、やっぱり年を重ねても1日も長く健康に、そして地域や様々な企業やいろんな働く場で自分の居場所や出番がしっかりとあるというような高齢社会をつくっていく、そして高齢化が進んでも自分らしい人生の選択をして、自分らしい生き方が選べる、こういうことによって、高齢化が進んだから本当は少子高齢化、少子はなるべく止めたいんですけど、現実として少子高齢化が進んでも社会や経済が活性化する。そして、高齢化が進んでもしっかりと経済活動が回っていく、こういう少子高齢社会のモデル都市というのを北九州市でつくっていきたいというのがその奥底にある私の1つの思いとしてあります。これは今までずっと私も年金や医療や介護やもういろいろな施策やってきましたけれども、高齢化が進むと、社会が停滞する、あるいは社会の負担が多くなって次の世代は負担ばかりを負ってしまうというような固定観念というのがずっと続いてきて、それに格闘してきた1990年代からのこの30年間余りが、私は過ぎたと思うんですが、それをここで少子高齢化が進んだから社会経済が停滞する、それを何とか給付やサービスによって下支えしようという社会モデルを、ずっとこの日本や世界がやっていると本当にその長寿というものを喜ぶことができなくなってはいけないし、やはり歳を重ねて持っている経験や、知恵をやはり社会の中で活かしていくっていうモデルをつくっていかなければ、持続可能な社会はつくれないと思っていますので、そういったいわば高齢化が進んでもしっかりと社会経済が活性化するというモデル、ここをつくっていきたいとそこに日本の政令市で高齢化ナンバー1、言い換えれば世界で一番高齢化が進んでいる大都市である北九州市が、そのフロントランナーとなって挑戦をしていく、そしてそれを形にしていく、そしてそれを見せていくということに向かってやっていきたいというふうに思います。というちょっと大きい話になっちゃいましたけど、そういうことを見据えながら、例えば6年度はもう一歩一歩ですけど、その為にシニアになっても6年度以降どうやって健康維持、増進していくのかっていうことも大事ですし、どうやって社会の中で働き、貢献できる場をつくっていくかっていうことも必要だし、じゃあ多世代でどうやってそれが繋がり合う場をつくっていくかっていうこともそうやし、様々な取組も6年度からもできるところから順次やっていきたいというふうに思います。
記者(西日本新聞)
ありがとうございます。
市長
私の1人の語りになってしましましたが、どうぞどうぞ。
記者(読売新聞)
すみません、読売新聞の池田です。1年を迎えての所感に関しまして、ちょっと確認させていただきたいんですけれども、役所の転換というところで、役所内の空気感とかの仕事へのアプローチが変わってきたというふうに感じられているということだったんですけれども、具体的に市長から見られまして、この市役所の空気感どういう状態からどんなふうに変わられたというふうに。
市長
そうですね、もちろん7,000人もいますので、私が接する職員の皆さんっていうのはごく一部かもしれません。ただ、コミュニケーション、これが非常に就任当初よりは活発化してきたなという思いはあります。それは何かヒエラルキーで、市長がいて副市長がいて局長がいて、こういう中でピシッとしていると。余計な口は出せずに、最初のうちは私もこの案件についてどうですかとずっとやっていて、そもそも違和感感じているところないですか、あるいは個人的にこうやったら本当はいいのにとか思うことないですかとかっていうことを聞くことがあったりしたんですけれども、最初のうちはやっぱり遠慮されているのか、やや躊躇されていることも多かったなという思いがあるんですけど、今はだいぶそういう時にポンポンッと実はこう思うとか、こういうふうにやったらいいんやないかっていうような意見が、もちろん全員じゃないですけどね、そういうコミュニケーションというのが増えてきたことは大変ありがたく思います。それからあと何て言うんですかね、市長の指示とかこうやろうとかっていうことだけで、それを何て言うのかな、市の職員の皆さんっていうのは別に市長の思いや考えを、それを形にして加工して成形するためにいるわけではなくて、もちろんそういう要素もありますけどね、やっぱり皆さんがずっとこの北九州にいて、ずっといろんな職業人生の中で抱いてきた思いであるとか、実際こういうふうにしたいなっていうふうに思っている、その部分をもう1回私はそれを掘り起こして形にしたいなということで、提案をお願いして、こういう感じでこういうテーマについてちょっと考えてみようといった時に、クイックにこういうことについては、こういう考え方とかこういうようなアイデアがありますよねという、ある種提案型のものっていうのがくることも増えてきたかなって、すなわちこういうのってトップダウンとボトムアップの組み合わせが適切に行われることが大事だというふうに私は考えていますので、そういうボトムアップの動きというのも出てきている部分、これは非常にありがたいなというふうに思います。
記者(読売新聞)
ありがとうございます。それともう1点ちょっと確認だったんですけれども、先ほど冒頭の中で、1%のお話もございましたけれども、これはご自身が当初考えられておられるやりたいことの中で、この1年間で実現できたことが現時点でまだこの1%の状況という、そういう理解でよろしいでしょうか。
市長
そうですね、まだまだこれからだという意味のメッセージとして、そういうふうに表現しておるということでございまして、まだまだこれからいろんなアイデア、いろんなポテンシャル、いろんなものを磨いていって、細かく積算して1%でしたっていうわけではないですけどね。まだまだこれからだっていうそういう意味ですので。残りの99%は何ですか、耳揃えて説明してくださいって言われるとそれはあれなんですけれども。まだまだこれからやらなきゃいかん、やれることはたくさんあるぞという感じで受け止めていただければというふうに思います。
記者(読売新聞)
ありがとうございます。
記者(FBS福岡放送)
すみません、FBSの宮原です。成果として企業誘致の投資が過去最高というのを挙げられていましたけれども、要因として考えられることあれば教えてください。さらに今後投資を呼び込んでいく上で、取り込んでいく優先順位高いこと、取組、考えがあったら教えてください。
市長
はい、そうですね、もちろんいろんな要因があると思います。ずっとこう仕込みというかそういったオポチュニティ、機会を探してそれを育ててくれた担当部局の頑張り、これは日本の中でもこれだけ熱量があって一生懸命やってくれる企業誘致部隊はないよって私何回も聞きましたよ。本当に誘致している企業の社長さんや担当者の方からね、そういうことは1つあると思います。もちろん口幅ったいですが、私自身が直接乗り込んでいく、いわばトップセールス。これもやはり意味があると思います。最後にセレモニー的に出ていくのではなくて、初期段階から行くことによって相手に対しての信頼感とか本気度が伝わる。また、トップが行くことによって、結構私が、トップが出ていくとトップが出てくるんですよね、向こう当然ですけれども。そうするとやっぱり担当では出てこないような競合他社の話であるとか、今後のビジネスの方向性とか見込みとか聞けない話が出てくるということ、いうことも1つ。あるいはそのトップの方が聞いている、相手の会社のトップの方が聞いている北九州市の担当部局の評価っていうか、それもそのトップに上がったものが私にそこで語られるわけで、そうすると非常にやはりこういうふうに捉えてくださっているんだとかっていう話がやっぱりトップセールスはすごく意味があると思います。もう1つ要因としては、当然北九州の地の力も当然ありますので、そういったものをやっぱり見える化していく、そして言語化していく、しっかりと伝えていくという、もう本当に何度も言っていますけれども、やはり北九州はものすごいものを持っているので、しっかりそれを見えるようにそして磨いていってしっかりと発信をしていって、伝えていくということによって動いていくというふうに思います。今後どうするかっていうことですよね。それは半導体、物流、次世代自動車、ここで令和6年は1,000億円、これをまずは達成をしていきたいという目標は先ほど申し上げたとおりですけれども、やはりこの分野は結構大きいと思います。今言った3分野、これは一番の注力分野としてやっていきたいと思います
記者(FBS福岡放送)
ありがとうございます。もう1点、1年の振り返りというところで1年の主な動きというのをズラーッと出していただいていますけれども、なかなか難しいかもしれないですけれども、印象に残っている取組を1つ挙げていただく、2つでも構わないですけど、挙げていただけたらなと思います。
市長
印象に残っている、まあどれもなかなかそれぞれ苦労しましたけど、やっぱりPSMC逃したのは悔しいですよ。それはうまくやれたことちゃんと達成されたこともうそれはそれで終わり、終わりっていうかそれはそれでよかったっていうことですけれども、やっぱり届かなかったこと、達成できんかった方が私は燃えるタイプなんで、あれは悔しかったなというのは1つありますということがありますね。もちろんポジティブな方は今日も申し上げたとおり3,000メートル化もね、洋上風力も保育料の話も、企業誘致もたくさん進みましたけど、印象というか今フッと言われて心に残っているのはその悔しさは忘れないということは思っていますね、はい。
記者(共同通信)
共同通信の小田原です。よろしくお願いします。まず全部空港のことなんですけれども、これまで北九州市わりとこのコロナの数年間は、旅客よりも貨物輸送のところを強く押し出してこられていたと思います。今回改めて旅客のほうを強く押し出されるような発表のされ方をされたと思うんですけれども、その中でポテンシャルに溢れているという言葉もありますし、今どの辺りが活かせていなくてどういった需要を今後取り込もうとしているのかっていうのをお願いします。
市長
まず人と物両方です。今回アクセスということなので、人にちょっと寄った話になっておりますが、この後2回目3回目はどっちかっていうと物流も結構多く出てくるというふうに思います。なので、もちろん両方だと、ただ1つ、人の物流はもちろん3,000メートル化を中心に、協力を進めていかないかんということなんですが、人もまだもうちょっとというか、かなり伸びしろがあるんじゃないかという思いを持っています。これはやはりこれだけインバウンドがね、全国各地で大量にきているという中でそこをどうやって掴んでいくのか、こうやって地球の歩き方じゃないですけど、北九州市の持っている観光力に市民の方もそうですし外からも北九州ってすごいものがいっぱいあるじゃないかということも1つありますよね。大分県とか福岡市とかそういった近傍のところからも北九州空港使って、例えば代替着陸なんてのも去年ありましたよね。代替着陸も福岡空港降りられなくてこっちに来たなんて、ああいう象徴的なことが去年起きたわけですよ。だからああいうように北九州市の持っている特徴、24時間365日とかそういうとこもうちょっと使ったら、そこにそうしたビジネス客をもっとどうとっていくのかとか、そこに人を運ぶっていうようなポテンシャルも相当私はあると思うので、そこをしっかりと掘り出していきたいと思っていますと、それで何がボトルネックになっていましたかっていう話でしたよね。何がボトルネックになっていたかっていうことに関しては、まずは東京なんかに行っていてもすごく思うのは、やっぱり認知度が、まず認知度も相当感じます。北九州って空港あったのとか、1県に2個あるってそう多くはないんですね、全国でも。福岡空港っていうのはあっても北九州空港ってあったんですかみたいなことも結構聞いたりもする、そういう認知度もやっぱり大きな壁と、そこは越えなきゃいかんし、あとやっぱり今日コツコツ、コツコツいろんなものを組み合わせてやりましょうということはありましたけれども、バスの路線の、例えばダイヤを分かりやすいところにするとか、バス停の距離をどうするのかとかあるいは接続をよくするとか、わりとそういう細かい積み重ねが組み合わさって、余計に時間かかったり何か心理的にちょっとなんか不便。北九州空港結構アクセスいいんですよ。全国的に見たらですよ。いいのになんだかちょっと少し不便というか遠いなみたいなことを思われる側面は少しあったんじゃないかと思います。そういうのはこういう多くの努力を組み合わせながら改善をしていきたいなというふうに思っています。もちろんその根底にある観光とかそういった部分は必要です、当然。韓国から来てもね、大分は行くけど北九州空港からどうやってルートつくるかとかその辺ももっともっと開発の余地、工夫の余地って私たくさんあるなとそういうふうに思います。その辺はやはり民間事業者の方にしっかりと頑張ってもらう必要があると一緒にやっていきたいと思います。
記者(共同通信)
ありがとうございます。あともう1つ、3,000メートル化に関して、これはかなり物流に影響があるというか、いい影響があるものだと思うんですけど、旅客に関してもやろうと思えばポテンシャルという意味ではかなり遠距離に旅客機飛ばせるのかなというような気もするんですけども、そういった海外間、国際便の誘致とかは今後長期的な面では今アジアがありますけど、例えば他の都市とかどこか考えられているようなところありますでしょうか。
市長
そうですね、路線については、もちろんアジアを中心に路線を拡大していくという努力、いろんな機会を見つけて協議や相談ということはいろいろやっておるところでございますけれども、具体的に何線ということはちょっとここでは申し上げにくいとこありますけれども、やはりまずは旅客について言ってもアジアだけでも他にも今行けていないところ、あるいはもっと復活してほしいところそういうところはあるのでアジア地域中心にね、そこはもっと追求していきたいと思います。
記者(共同通信)
分かりました。ありがとうございます。
記者(日本経済新聞)
日経新聞の木下です。企業誘致3分野で1,000億円のところで伺いたいと思います。熊本のTSMCは第一工場だけで投資額1兆円でした。先ほど悔しいとおっしゃったそのPSMCも8,000億円。この3分野で1,000億円というのは、いわゆる小粒って言ったらあれですけど、数10億とか100億クラスをコツコツ集めていくというそういう方針で臨むっていうことなんでしょうか。
市長
煽りますね。それは私もそれは8,000億、1兆それはもう来たらもう、それは死に物狂いでいきたいですけどね。なんかこつぼつに小さなセンター前ヒットをいっぱい打っていきます。もちろん絶好球きたらホームラン打ちたいですよ、そりゃね。ただこれはねこっちがどんなに頑張ってもオポチュニティがないとできないということもありますので、むしろ1,000億とは言っていますけれども、それはもう5,000億きても1,000億なんでやりませんっていうことはもう当然なくて、来たら来たで、絶対にそれは取りにいきますが、ただ言っても、今現実問題、今年は2,565億で過去最高と言っているぐらいですから、その3分野だけでもまずは1,000億をしっかり取っていく、いきなりここで1兆円やりますとか言っても、そんなうそばっかりって言うでしょう。ただ気持ちはね、小粒なものをちょこちょこ、ちょこちょこ取って積み重ねようということではなくて、もちろんチャンスがあって、規模だけじゃないですけどね、地域との親和性とか北九州の未来にとっていい産業ポートフォリオになるかっていうことは当然見ていきますけれども。何かセンター前ヒット狙いで全然長打を狙わないっていうことじゃないですよ。いい球きたら長打もいきますけどね。
記者(日本経済新聞)
ちなみにこの3分野、23年度の投資額っていうのはどのぐらいだったのでしょうか。
市長
それはちょっとね、今日産経来てないのであとでフォローでさせますね。
記者(日本経済新聞)
ありがとうございます。
市長
はい、どうぞ。
記者(TNCテレビ西日本)
TNCの富﨑です。空港のお話で、さっき共同さんもおっしゃっていたような辺りにも関わってくるのですが、選ばれる空港になるためには、やっぱりニーズがなきゃだめなんだろうなと思っていまして、海外の路線もこの間まで来ていた天津航空なんかは中国側の都合があってせっかく来たのが中断したりとか、どうしても先方の都合みたいなところがありますですよね。そうやって選ばれていく空港の魅力づくり進めていくのはなかなか難しいことだと思うのですけど、例えばその特急を最寄駅に停めるとかにしても、利用客がいるかどうかが分からないじゃないですか、みたいなところも交渉していかなきゃいけないということですよね。そういった難しい交渉を進める上で、市として例えばインセンティブ付けて利用した人になんかポイントあげますとか、こういうキャンペーンやりますよとか、もうちょっとなんか具体的になんかこういう作戦で交通アクセス向上に繋げていこうと思っているとか、そういったとこあれば教えていただけますでしょうか。
市長
そうですね、もうおっしゃるとおり鳥と卵の関係なので、供給が先か需要が先か、この空港に関しては特にそういう要素が強いっていうことはおっしゃるとおりです。今までもその間の宿泊の話、少しサービスをしたりクーポン券出したりとかいろんな手を、いろいろ打ち手を、いろいろいろいろやってきたので、その中でも成果あったもの、あんまり反応しなかったもの、これをちゃんと検証しながらそういうコツコツした手も打っていきたいと思います。他方で、外部要因っていうのも特に旅客とか航空の場合はすぐ振れますからね、燃料代高くなったとか地震がとかで、グッと引くと急に引きがなくなったりとか、そういうボラタイルっていうか不安定なところもあるので、そういうのも見ながら手は打っていきたいと思います。なんか予算で今年度コツコツ系のなんか打ち手紹介できるものありますか。
担当者(港湾空港局 空港企画課)
集客担当課長の尾﨑と申します。キャンペーン系で言いますと、先ほどもありました早朝深夜便の活用という意味で、今ホテルのキャンペーンとかそういったのを行っておりますけれども、その辺は非常にやはり結構反応がいいキャンペーンでありますので、そういったものは、新年度も取組んで北九州空港の一番の売りの1つでもあるので、そこはどんどん強化していきたいというふうに考えております。以上でございます。
市長
あとそうですね、泊まってもらうとか使ってもらうっていうダイレクトなものだけじゃなくて、例えば去年から観光に関してのデータ収集というのも始めて、ちょっと細かいデータここにないですけれども、今まで観光ってザクッとやっていたもの、どこに行っているのかとか、どこに訪問したのかとか何食べたかとか、なんか時間も分かったかな。そういうようなデータっていうようなのが取れ始めたんでって、今年の予算にもそういうような要素が入っていたと記憶していますけれども、ちょっともし間違っていたら修正しますけどそういうデータドリブンっていうかデータを活用しての人の動きとか観光客の誘客みたいな話もより本格化していきたいなというふうには思っています。それしっかり分析して使っていきたいというふうに思っています。
記者(TNCテレビ西日本)
そういったとこも含めて、空港系のラインを強化するっていうのは確か挙げていらっしゃいましたよね。ラインを強化するっていうのは別のセクションつくるとかじゃなくて、横の繋がりを強めるとそういった意味合いになるんでしょうか。
市長
このライン自体はつくるんですね。はい、どうぞ。
担当者(港湾空港局 空港企画課)
空港企画課長高岡と申します。来年度の組織体制の今の案としましては、アクセスと新技術を担当するラインも新設するということで増員ということで、今案なっております。
市長
はい、ありがとうございます。
担当者(広報室 報道課)
他ご質問よろしいでしょうか。
記者(NHK)
よろしいでしょうか。NHKの伊藤と申します。最寄駅に特急を停めるっていうお話しなんですが、これ最寄駅っていうのは朽網駅を指しているということでよろしいんでしょうか。
市長
そうです。
担当者(港湾空港局 空港企画課)
空港機能担当課長の椿と言います。おっしゃるとおり朽網駅を今のところは想定してございます。
記者(NHK)
そうなると、JRさんとの交渉になると思うんですけれども、もし今の段階で言えたら伺いたいのですが、どこがネックになっているのかとか、どのぐらいいつ頃に実現できそうなのかっていうところが、なんかちょっと見えたらいいなと思っていまして、その辺りはどうでしょうか。
市長
そこはちょっとまだ、すぐれて交渉という過程ではございますが、もちろん当然ですけれども、民間事業者の方の観点からすると、しっかりとした需要、そしてニーズが見込めるのかとここが当然ながら大事なところになってきますので、そういった意味の中でも、じゃあ北九州空港そういうところに要望するのはいいけど、どういうふうに持っていく、どういうふうに今後していくつもりなんだっていうことはやっぱりそこだけを局所的に持って来られてもっていうのも当然あるでしょうし、勿論当座の収支の見込とかも大切なことだし、燃料費が上がったとかいろいろあるわけですからね、そういうこともあるし。他方で今後スパンをもって、どんなふうにもっていこうとするのかっていう、そこをやっぱり形にしてやっていかないかん。そういう意味での今回のパッケージということも1つの意味でもあります。端的に言えば、採算に乗るか、あるいはビジネスとしてちゃんとワークするかということに尽きるということになろうかと思います。
記者(NHK)
特急だとプラスの有料料金が必要だと思うんですけど、例えば快速を停めるとかそういったところはお話ししているんでしょうか。
担当者(港湾空港局 空港企画課)
空港機能強化担当課長の椿です。今のところ日豊本線に快速という考え方がない路線になっていまして、なので走っているのは、各駅停車の便か、それか特急かというその二択になります。なので特急を停めることによって、西部方面だとか、大分県北だとかあと福岡県方面とか、そういった人たちへの高速のアクセスを提供するという観点で、JRさんといろいろな交渉をさせていただいているところでございます。JRさんといろいろと話をする中では、やはり朽網駅の端、エアポートバスの頻度を上げて、お客さんが来ることっていうのが需要の1つになりますので、そこは複合的な要素として、今回の朽網線を増便することで、駅での乗り換え利便性を高めようとそういう作戦で進めてございます。
記者(NHK)
ありがとうございます。
市長
まだね、交渉中ですからね。そこはあんまり慎重にそこは、はい。そろそろよろしいですかね。1つ追加で、ちょっとお知らせになりますけども、2月27から29日の日程で、中国の大連市長が初来北、北九州市に来られるということが、予定をされております。この後、皆様にも情報提供をする予定で準備を進めております。大連市、北九州市と1979年に友好都市を、締結をしまして、今、ご案内のとおりかと思いますけれども、日系企業の数は世界で3位ですね。上海が1位で、3番目が大連ということになりますし、非常にもう言うまでもないですけれども、非常に大都市として、今や世界の中でも存在感を持っている大連市でございますが、その市長が、2月27から29日に北九州市に来られるということで、市内視察、交流会というのを、予定をしております。近日中にまた情報提供をさせていただきますので、ぜひ取材にお越しいただければというふうに考えております。
担当者(広報室 報道課)
それでは以上をもちまして定例会見を終了とさせていただきます。
市長
ありがとうございました。
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