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【発表案件】
(1)第2子以降保育料無償化
(2)移動市長室スタート
(3)DX人材育成プロジェクト
(4)雑がみレスキュー
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10.令和5年(2023年)10月12日北九州市長定例記者会見
【発表案件】
(1)第2子以降保育料無償化
(2)移動市長室スタート
(3)DX人材育成プロジェクト
(4)雑がみレスキュー

更新日 : 2023年12月15日
ページ番号:000169233

会見の動画(YouTube)

会見録

(1)第2子以降保育料無償化

定例会見画像

市長
 おはようございます。久しぶりですね。久しぶりの定例会見で、いろんなところではお顔を拝見しますけれども、もう10月に入っても北九州市、ツール・ド・九州もありましたしTGCもありましたし、洋上風力のサミットも昨日から行われていて、本当にもうイベントが立て続けに、これからまた一気呵成に、年末に向かってイベント続きますけれども、またよろしくお願いします。そして昨日、藤井聡太さんが八冠を達成したということで、これがまた嬉しいニュースで、10月25、26に旧安川邸で竜王戦の第3局がこの北九州市で行われるということで、ちょうどこのタイミングで八冠を引っ提げて来られるということは本当に私も嬉しいことで、関係ないですけど私も小学校時代、囲碁将棋部だったので、全然もう本当に下手っぴだったのですけど、藤井聡太さんが来られるということで、うちの7歳の娘でも知っていますからね、藤井聡太さんのことは。本当にこのタイミングで八冠になられたということは大変嬉しいなと。勝負めしとかそういうことも今やっておりますので、そういった意味で、勝負めしの販売(勝負めしプロジェクト)などを行って将棋ウィークにしようということで準備も進めておりますので、また1つ北九州市民の方々、あるいは将棋ファンの方々にこの北九州市のことを知っていただく、あるいは盛り上がっていただくという、非常にいいきっかけになるなというふうに感じているところです。それでは今日は、今日たくさん来ていただいておりますけれども、発表案件も4件ありますので、順次お伝えをさせていただきたいと思います。
まず1つ目がこちらです。第2子以降の保育料の完全無償化についてです。公約として私も掲げておりました第2子以降の保育料の完全無償化、いよいよ開始の準備が整いましたので、内容などについて発表いたします。今回、北九州市独自の取組といたしまして、保育所などの同時利用やお子さんの年齢に関わらず、生計を同一にしているお子さんのうち最年長者を第1子と、その下の子を第2子とカウントする仕組みで、第2子以降の保育料の完全無償化を今年の12月から開始をいたします。北九州市にお住まいで、第2子以降のお子さんが保育所、認定こども園、地域型保育施設、認可外保育施設、幼稚園の預かり保育を利用する場合が対象となります。今後、対象者の方々には無償化のお知らせを行うとともに、手続きが必要となる方々には申請書類を配布していきたいというふうに考えております。今なかなか、物価高騰も続いておりますし、もういろんな食材も高くなっている中、生活の負担というのがある中で、やはり子育て家庭の皆様の経済的負担を、少しでも軽減をしまして、北九州市、子どもや子育てにやさしいまちということで、「子どもまんなか社会」の実現を目指して今後も取り組んでいきたいと思います。2日前でしたかね、もう何か最近曜日の、日の感覚がなくなってきておりますが、2日前ぐらいに、「ミライ・トーク」で子育て世代と話をしたのが一昨日でしたかね。子育て世代の、城さん来られていましたね。やったのですが、その中で、やはり移住されて来られた方も含めて、北九州市って子育て環境がものすごくいいっていうことをものすごく、異口同音におっしゃっておられたことにものすごく心強く、あるいは、やはりそう評価していただいたことは大変ありがたいなと思いました。ただ、他方であんまり知られてないとか、あんまりそこがアピール、発信できてないとか、あるいはその情報の行き交いがうまくできてないので、意外と知らないとか、例えばLINE(ライン)に登録している人がその場にいなかったようなこともあって、非常に子育て環境いいよねっていうのは、関東圏から来られた方もおっしゃっておられたので、やっぱりそういうところは北九州市の強みとして、これからも強化していかないといかんなということを改めて感じたところでありますが、それに関する第2子以降の保育料の完全無償化ということが1つ目でございます。

(2)移動市長室スタート

定例会見画像

市長
 そして2つ目が、市政変革につきましては、もうこれは何か、いろんな作業を当然やっていますけども、市政変革の中で、やはりできるものはどんどんどんどんやっていこうと、今までもいろんな形でやってきていますが、その中の一環として2件、今日発表させていただく。
 1件目が移動市長室です。これは組織内部の話ということ、中心の話になるかもしれませんけれども、私が市役所の本庁舎を飛び出して区役所で執務する時間をつくろうと、移動市長室という形でスタートをしたいというふうに思っています。具体的には、区長との協議のほか、区内の施設などの視察・見学など、そして地域の皆様との意見交換、それから最前線で区政運営に取り組む区役所職員とのディスカッションなどを行いまして、一緒にその区が抱える地域の課題を考え、今後の市政運営に生かしていきたいと考えています。私も就任して7ヶ月あまり経ったのですけれども、就任しての違和感と言ったら言い過ぎかもしれませんが、就任しての違和感の1つに、やはりもうちょっと区役所の力、区役所のポジショニングを、やっぱりしっかり確立してもっと引き上げていかなきゃいけない。当然、現場に一番近いところですし、いろんなアンテナを張り巡らせて、地域のことにものすごく敏感に情報を得ていて、一番声を聞いているのがやはり区役所、当然ですよね。私たちがこの自治体で一番、市民生活に一番近いところにあって国は遠くにあるわけですけど、私も、厚労省時代も結構、土日とかは施設に行ったり現場に行ったり、もう皆、職員の人たちって土日は出ていって、いろんな現場に行って見に行くって結構普通にやっていたことだったのですけれども、やはり区役所っていうものを、もっともっと私は機能を発揮して大切に、大切にというか、より重視をしていくっていう、これが、私が就任しての違和感の1つでもあったので、そこはやっぱりちょっとやりたいと。そのためには、やっぱりここでどんと、市役所で待っていて、「報告が上がってくるのを待っています」という、紙を見て「そうですか」という世界ではなくて、やっぱり出ていって、その空気感や時の流れや人の顔を見ながらコミュニケーションを取っておくということが大事だろうということで、移動市長室というものをやりたいと思っています。あともう1つ、皆さんも取材に来ていただきましたが、「ミライ・トーク」で区役所の若手職員たちがものすごく輝いていましたよね。各区でいろんな課題をもう1回若手職員たちが整理をしてくれて、また、自分たちでいろんなプレゼン方法を工夫したりとか、あるいは、時には地域の会社とか商店街とか回って、インタビューして回ったりとか、やはり本来、行政の1つの大事な役割として、やっぱりそういうところはあると思うので、やっぱりそういった、職員の皆さんとも直にディスカッションをするような時間をもっと自覚的に持ちたいなということで開始をしたい、そういう思いであります。まずは10月20日に戸畑区役所で行いまして、今後その他の区役所でも順次実施をしていきたいと思います。当日は西戸畑保育所と戸畑道路網の視察、旧戸畑市制100周年記念事業ワーキングチームメンバーとの意見交換、区役所職員との、市職員としての発信力向上をテーマとしたディスカッションも行いたいというふうに思っています。私自身が直接区を訪問してその場で執務をすることによって、しっかり現場を見てお話をお聞きすることでやはり体感をしていくという、そういうことをやっていきたいと思います。今後の市政運営、市政変革に向けての一歩としてしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っています。

(3)DX人材育成プロジェクト

定例会見画像

市長
 次にもう1つ、これも市政変革の1つ、一環になるのだと思うのですが、これです。KitaQ DX人材育成というものでございます。昨今、申し上げるまでもなく、DX、デジタルトランスフォーメーションというのが官民問わず進められているわけでありますけれども、その中でこの行政のDX、市政のDX、これはもう本当に大きな課題です。これまで非常にアグレッシブに北九州市、今年に入ってもものすごくやってきてくれています。AIの実験をやったりとかいろいろやっていますけれども、やはりDXのアワードでも北九州市の企業がすごく表彰されているように、DXの先進自治体、「待たない」、「書かない」、「行かない」でしたかね、そういう区役所をつくろうということで今取り組んでおりますが、DXって何か設備を入れたりシステムを入れたりしたらそれでできるってことは全然なくて、やはりそのデジタルの技術を使う職員の側のマインドとか思考の仕方とかを変えていかないと、いくら機器があったってなかなかそれは実現できない、しっかりこのヒューマンのほう、人間のほうがしっかり変わっていかなきゃいかん。ただ、そうは言っても、デジタル人材を来年からどんと100人、200人採用することもできませんし、急に大きく人が増えるわけでもありませんので、私は今度、市の職員のうち2,400人をDXの人材として育成するプロジェクトを始めます。現在、北九州市では、区役所窓口でのオンライン予約の実証、生成AIの活用など、先進的なデジタル技術を活用しまして、市役所のDXを、積極的に活用をしているところです。生成AIを活用している職場は全体の3分の1に当たる120の課を数えるほか、デジタル市役所推進室では各課からデジタル技術導入などに関する相談を毎月200件以上受けるなど、DX推進に向けた機運が北九州市は高まっています。そして本当にありがたいことに、この間、アマゾン ウェブ サービスで行ったデジタルの全国イベントでも、その自治体の代表として私が登壇して講演させていただくっていう、そういう機会もいただいたりして、全国的にも北九州、結構頑張ろうとしている、頑張っているぞっていうことを認識いただいている機運がありますので、やはりしっかりそこに乗っかっていって、さらに人の面でも強化をしていこうということで、このプロジェクトを立ち上げます。より一層、市役所の職員が自立的にDXに取り組み、しっかりと成果に結び付けられていくということで、人のほうも変わっていこうということで、職員のDX人材の育成に体系的に取り組むプロジェクトを始動します。具体的に、今年度から令和7年度までの3年間で集中的にまずは取り組んでみたいと、1つは、各職場でDX変革リーダーというのを、任命をしまして、毎年800名、3年間で約2,400名のDX推進の中核人材を育成していきます。これは、政令市の中ではもう最大規模の人材育成だというふうに認識をしています。2つ目は、先日、連携協定も締結させていただきました、ウイングアーク1st社やアマゾンウェブサービスジャパンさんなどの協力も得まして、最新のDXを学ぶ研修プログラムを、実施をいたします。キックオフなのですが、始動、開講式は10月19日の木曜日に開講式を行います。このプロジェクトの始動に当たって、第1回のこの開講式には皆様も、メディアなどでもご案内、よく出ておられる宮田裕章さん、慶応大学の教授ですね、宮田裕章さんが、北九州市アドバイザーでもありますけれども、データサイエンティストとしても有名な宮田さんが講演をしてくださる、オンラインですけど講演をしていただくという予定にしております。全面公開ということにしておりますので取材いただければ幸いです。このプロジェクトで学んだ職員が各職場でDXの旗振り役、実行役となりまして、市役所のDXの推進をさらに進めていく、市民サービスの向上、それから業務の効率化、生産性の向上ということで、市政変革の加速に繋げてまいりたいというふうに考えております。

(4)雑がみレスキュー

雑紙

市長
 そして発表事項最後なのですが、小学生の女の子のアイデアを事業化します。こちらです。雑がみ回収でございます。小学生の女の子のアイデアを北九州市としても事業化していこうということで具体化するということを発表させていただきたいと思います。マスコミ各社の皆様もご存じだろうというふうに思いますけれども、雑がみ、菓子箱や包装紙やトイレットペーパーの芯など、生活の中で出てくる、どこにでもある雑がみと言われるものですね、こういったものをきちんと分けて古紙回収に出すとリサイクルをされるということになっております。北九州市では、このような雑がみを地域の古紙回収で年間約400万トン(正しくは、「400トン」)回収をしているのですけれども、古紙全体に占める割合は3%しかないということで非常に少ない状況、あんまりリサイクルがこの辺進んでない、あるいはそこの仕組みがうまくできてないという問題があります。こうした中、今年4月、紙リサイクルの作文コンテストで文部科学大臣賞を受賞した市内在住の小学4年生の女の子、能美になさんですね、これも、取材もいただいたかと思いますが、能美になさんという方とお会いする機会がございました。このになさんから、雑がみのリサイクルを進めるために雑がみ回収袋を作成してはどうかという提案をいただきまして、雑がみの多くがもう捨てられているということをデータで示すなどのことを非常に詳しく調べたレポート、作文ですかね、それがあって、もう私はその時、非常にすごいな、ここまでデータでしっかり調べて、きちんと何とかこれをやるべきだと。政策提言でしたので、非常にこの熱意に関心をしたところだったのです。この提案を受けまして、市内の製紙メーカーである九州製紙北九州工場様にご協力をいただきまして、小学校4年生から6年生を対象に、実際に家庭の雑がみを集める体験型環境学習「親子でチャレンジ 雑がみレスキュー」を実施することにいたしました。具体的には、市で作成をした啓発ステッカー、ここにありますけれども、学校を通じて生徒の皆さんに配布をしまして、家庭にある紙袋などにこのステッカーを貼って、雑がみ回収袋に見立てまして雑がみを集めていくという仕組みです。集めた雑がみは地域の古紙回収などに出していただき、レスキューが完了するという、こういう流れをつくっております。また、来月開催される「北九州エコライフステージ」で雑がみを回収するイベントも実施することにしております。会場に雑がみを持参した方には「北九州紙エコッパー」を、1つお渡しをするということになっております。これによって、こういった取組をきっかけとして、お子さんとご家族が一緒に取り組むことで、お子さんから大人まで、雑がみも分別すればリサイクルできるんだよということを知っていただいて、リサイクルの輪が広がっていくということを、期待をしていきたいというふうに思っております。私からのご説明、発表は以上でございます。それでは、質問を承りたいというふうに思います。

質疑応答

担当者(環境局 循環社会推進課長)
 市長、1点いいですか。

市長
 どうぞ。

担当者(環境局 循環社会推進課長)
 循環社会推進課長の原田と申します。よろしくお願いします。先ほど市長が、雑がみの件、400万トンというふうにちょっと申し上げましたが、400トンの誤りでございますので、すみません、この場で訂正させていただきます。

市長
 ごめんなさい。すみません、400トンですね。

記者(西日本新聞)
 すみません、幹事社の西日本新聞から質問させていただきます。最初に発表された第2子以降の保育料の完全無償化のことです。市議会でもいろいろ議論があっていて、12月、年度途中から開始をされるということに、それまでの遡及がないのかとかいろいろ議論がありました。これ継続していくことが大事かと思いますけれども、来年度以降、予算措置とかいろいろ大変なのでしょうけれども、今のところのお考え、その辺も聞かせてください。

市長
 そうですね。もちろん私、これ公約でも掲げてきたことでありますし、非常に市民の皆さんのご期待も大きいことの1つだろうというふうに思っています。なので、もちろん私が申し上げてきたことは大切にしないといけない、他方で財源もしっかり確保して、それを議会でご承認いただかなければいけないというプロセス、当然あります。年間実施すると13億の財源が必要ということで、やはり持続可能で、何か「取りあえずやりました」というわけにはいかないので、持続可能な制度にしていくためには恒久的な財源を確保していかないといけないということで、しっかりとそこは、市政変革も含めてどういうふうに財源を確保していくのか、そして、どういうふうに実施、しっかりと実施できるのか、それを、道筋をつけるように努力をしていきたいというふうに思います。今年度は、まずはこの期間をやりますということが今回の発表内容でございます。

記者(西日本新聞)
 2点目なのですけれども、移動市長室、これについてですけれども、これまでも市長は就任後、区役所とかに顔を出されてということをされてきたと思います。今回、この移動市長室というのを掲げられて取組をスタートされる上で、どの程度、区役所に出向かれて執務をされるということなのですけれども、何か、どの程度滞在されてとか考えられているのか、この取組自体が時限的なものなのか、ずっと続けていかれるものなのか、その辺りを教えてください。

市長
 そうですね。毎日ぎゅうぎゅう詰めのスケジュールであるので、なかなか区役所に行く時間を捻出するというのも結構秘書室は苦労しているのだと思うのですけど、1ヶ月、あるいは、長くても2ヶ月に1箇所は行こうと思っています。できれば毎月行きたいなと、それだけでも7ヶ月かかるわけですからね。それで、やはりそこに座って、座ってと言いますか、執務をする体制を取って、中身としましては、これお手元にもいっていますかね、スケジュールはいっていますよね、戸畑の。そこで実際に現場の方とか区役所の方とかと実際に執務を、執務というか協議をしたりとか、本当にそこで打ち合わせとかをやってみるということをやりたいなというふうに思っています。私、いろんな企業のトップの方とも、この7ヶ月経っていろいろお話しすることあるのですが、やっぱり皆、ものすごく行っていますよね。現場の工場とか支社とか支店とかすごく行っていて、やっぱりそれも私はすごく、改めて見習わなきゃいかんというか、当然だよなと思って。皆、もうあちこちグルグルグルグル回って現場の方を鼓舞し、どんな問題があるの、こうやってすごく、上の人だから、順々に上がってくる情報だけじゃなくて直に話す中で感じること、これ結構、武内市長、大事ですよということも結構聞いたりもするので、やはり直にそういう職員の方とも会話し、あるいはまちの方とも会話する機会というのを極力捻出したいなと思っています。質問2問目何でしたっけ、2問目は。これ今のでよかったでしたっけ。

記者(西日本新聞)
 時限的に。

市長
 時限的、そうですね。できればずっとやっていきたいですね。そんな、週に1回とかじゃないので少し頻度はいろいろ変わるかもしれませんが、ずっと、やはりそういう行政のあり方、そういう市長のあり方っていうのは、これから定着させていくのも新しい北九州市の形としてやっていきたいなと思います。何か本庁がすごく中心、本庁のほうが上にいて、区役所が下にいてみたいな発想が努々、生まれないように、区役所をしっかり、やっぱり最前線でやってくれているので、そこはより一層、ちゃんと私もコミュニケーションを取っていきたいなというふうに思っています。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。3点目なのですけれども、DX人材の育成に関してです。DX化を進めていくためには職員の人材育成からというような話でしたけれども、この政令市最大規模の2,400人という数字がちょっとピンと来ないのですけれども、他の自治体でも、政令市ベースとかでもこのようにDX人材、何人を育成するのだという目標を掲げてやられているところが他にあったりするのでしょうか。実際この数字を掲げられていますけれども、何をもって人材育成をしたというふうに言えるのか、その辺を教えてください。

市長
 なるほどですね、これ補足してもらいますけど、DX人材、これは2,400名っていうの、これ全職員の3分の1ということを1つ目安にして目標にしておりまして、習得する知識・技能レベルとしまして、DX変革リーダーというのを、これつくるとさっきお話ししましたけれども、そこの方々には習得する知識・技能レベルとして国家試験であるITパスポートっていう資格があるんですけれども、この資格取得レベルを目標に取組んでいきたいと、これは2,400全部じゃないと思いますけど、どうぞ補足。

担当者(デジタル市役所推進課長)
 デジタル市役所推進課長の久芳と申します。まず他都市の状況でございますけれども、私どもが調べた状況によりますと、神戸市と浜松市のほうで、人材育成の規模を発表しております。ちなみに神戸市のほうが520名、浜松市のほうが75名という実数になっております。人材育成のほうですけれども、市長が先ほど申し上げましたように、まずITパスポート資格レベル目指していきまして、各職場で、自分たちでデジタルツール使って課題解決して、それで新しい行政課題に対応していけるような人材育成を目指したいと思っています。以上でございます。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。最後の質問、発表項目以外のことでお尋ねなんですけれども、先月ですかね、CROSS FMの経営体制が、堀江さんが加わるということで変わりました。市長はその新体制の発表の時にも同席をされて市政アドバイザーの任命を発表されましたけれども、これまでCROSS FMに関しては北九州市からいろんな支援をされてきたと思うんですけれども、今後、新体制に変わるのをきっかけに支援のあり方ですとか、市のCROSS FMへの関わり方っていうのも変えるとか見直すとかそういったことを考えられているのかどうかを教えてください。

市長
 そうですね、今回CROSS FMの経営体制が一新をして、会長になる堀江貴文さんも非常に熱い思いを持って関わってこられたということは歓迎をしたいというふうに思います。会見にも、村田さんも来られたと思いますけれども、堀江氏もものすごい語っていましたよね、1つの質問に何か10分ぐらい答えているんじゃないかっていうくらい語っていましたけれども、ものすごいやっぱり情熱あるなということと、あと北九州市への思いがあるなっていう、おじいちゃんが八幡の人でしたかね、確かね、というような縁もあってものすごく北九州市という場所のポテンシャルにものすごい熱量を持ってくださっているということで、だったらスタートアップも含めたアドバイザー業務もしてよということで、それでCROSS FMの船出が行われたということです。他方、支援というか私たちもね、番組があったりとかしますけれども、それはそれとしてもちろん費用対効果と言ったらあれですけれども、ちゃんと適切なものか、しっかりと市として関わりのあり方としてはいいものかどうかということはそれはそれでシビアに見て判断をしていこうというふうに思っています。そこは電波を使った大実験をするんだというふうに打ち上げられていますけど、どんな感じでねやっていかれるのか、何か今週末もイベントを小倉城でやるんですかね、何かいろいろ考えているみたいなので、私も車の中でなるべく最近はCROSS FMをちょっと聴くようには、KBC、RKBさんも聴いておりますけれども、ちょっとどんなふうに変化してきたかなということも見つつ、やはり大事な北九州市に拠点をおく1つの大きなメディアでございますので、やはり地域の盛り上げ役としてはどういう活動をされるのかしっかり期待をして見ていきたいなというふうには思っています。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。幹事社からは以上です。

市長
 はいどうぞ、じゃあ財前さん。

記者(NHK)
 NHKの財前と言います。よろしくお願いします。まず最初に今日の発表事項1番目の第2子以降の保育料が無料になるというところで1点質問があって、市長がずっと公約で掲げられていたとおり市民の方もすごく期待していると思うんですけれども、他方で他のメディアさんとかでも報道があったように、病気の子とかの保育所はみんなが行って無料化になっていって、もう満床でなかなか予約が取れないとか入れないとかっていう状況もあって、この第2子以降を保育料完全無償化にすることによって、キャパオーバーになってしまうんじゃないかっていう懸念もあると思うんですよ、そこに関しては、今の市の状況と考えられることっていうのをちょっとお伺いしたいなと思いました。

市長
 なるほど、今財前さんがおっしゃったのは第2子以降が保育料無償化するので、預けたい人が増えて需要が増えてそれでキャパがオーバーフローしてしまうんじゃないかっていうことですよね。

記者(NHK)
 はい。

市長
 ありがとうございます。この無償化によってどれぐらいの需要の、ある種掘り起し効果というかそれが出てくるのかとこれはやはりしっかり注視をしながらそれに応じたキャパと言いますか、保育所の確保というのはこれはこれでしっかりと考えないといけないことですし、保育所自体のどういうふうに受け入れて、どこの保育所に行くかっていう話、これはまた1つの政策テーマでありますのでそれと併せて考えていきたいなというふうに思っています。ただ、キャパがあるから子育て、キャパに合わせて需要をマネージするっていうのもまたちょっと違う話しでもありますし、やはり本当にニーズがある、それは需要が潜在的にあるっていうところはしっかりと子育てをサポートしていくまちづくりの文脈の中ではね、大事なことだというふうには考えています。なので、その辺またこの話っていうのはどんなふうにこう反応してくるのか、どんなふうに需要変わっていくのかっていうのは見ながら、もちろんチューニングしないといけない部分も出てくるでしょうからそれはそれでしっかりとやっていきたいなというふうに思っています。補足とか大丈夫ですか、いいですか、はい。

担当者(子ども家庭局 幼稚園・こども園課長)
 子ども家庭局の幼稚園・こども園課長、野田でございます。先ほど市長が申したとおりある程度今回の無償化によって入所が増えるということは我々も見込んでおりまして、ただ一方で必ずしも今キャパが、ギリギリの状態でもありませんので、そこはちょっと状況を見ながら、必要な対応を講じてまいりたいというふうに考えております。以上です。

記者(NHK)
 はい、ありがとうございます。あと、最後もう1点が今日の発表案件以外なんですけれども、先日北九州市からビッグモーターの件で被害届っていうのを出されたと思うんですけれども、一方他県ではビッグモーター側が木を原状復帰をするっていう状況も動きがある中で北九州市の西港と小倉南の2店舗については現在どのような状況なのかをもしご存知であればお伺いしたいなと思っています。

市長
 9月13日に被害届を提出をし、そのあと、今は被害届提出後、まずは警察の捜査に全面的に協力をするという大原則、スタンスの下で捜査状況を見守っているという状況ではございます。なのでビッグモーターと直接具体的な交渉というには、今至っていない状況ですが、ただ今後、今同時並行でどういう復旧内容、補償額になるのかっていうことをもちろん私どもも精査している作業の途中でございますので、今後、道路法に基づいたビッグモーター側に対する費用の負担の依頼ですね、命令、こういったものも出していく、その前に行政手続き、法的な聴聞、弁明の手続きなんか踏まえてそういう行政手続きを踏みながら法律に則った手順で返還を求めていくというそういう手順になっていきます。スケジュール的にはなるべく早く、もちろんしていきたいなというふうには思っていますけれども、今現在10月中旬でありますけれどもその中からそういう手続きを経て、もうちょっと時間がかかるかなというふうな見方はしております。

記者(NHK)
 ありがとうございます。

市長
 じゃあ、重信さんからこういきましょう、はい。

記者(FBS福岡放送)
 FBSの重信です。お願いします。発表案件ではないんですけれども、市長も冒頭おっしゃられた、藤井聡太八冠の誕生を受けて、ちょうど今月北九州市で対局があります。まずその受け止めをいただきたいのと、あとせっかく市としても盛り上げていきたいと思っていらっしゃると思うので、イベント等予定があれば、ちょっと伺えたらなと、先ほどおっしゃった将棋ウィークっていうのも、もしよければ詳しく教えていただきたいです。

市長
 そうですね、八冠というのがもう歴史的なことですからね。このタイミングで北九州市に来られるっていうのは、もう本当に北九州市にとっては幸運なことだし、生で見られるということに本当に感謝を申し上げたいというふうに思います。北九州市はもちろん高齢化も進んでいることもありますし、割と将棋熱も高いということも聞いておりますので、そういった意味でそれを心待ちに楽しみにされていた方もたくさんおられると思います。そうした方々がやはりこの地に藤井聡太さんが足を踏み入れて実際に対局をされると、これはもう本当に、特に将棋ファンの方には本当に堪らないことだと思いますので、そういったことを第3局楽しみにしております。将棋ウィークとして、こども将棋竜王戦や、勝負めしの販売(勝負めしプロジェクト)とかいうようなイベントもすることにしております。市内外からファンが訪れることになりますから、その際にもちろん将棋や藤井聡太さんの魅力はもとより、北九州市にも足を踏み入れる、見ていただくという貴重な機会として活かしていきたいというそういうような願いもございます。詳細のイベントのことについては、誰かいますか。じゃああとであれですよね、将棋ウィークについてですね。

記者(FBS福岡放送)
 はい。

市長
 将棋ウィークについては。

担当者(広報室 報道課)
 また改めて担当課のほうから。

市長
 そうですね、いろいろこども将棋竜王戦とか指導対局とか、お喋り将棋とかトークショーとか抽選会とか、何かいろいろなものがございますので、また後で見ていただければというふう思います。

記者(FBS福岡放送)
 ありがとうございます。

市長
 はい、日向さん。

記者(毎日新聞)
 すみません、毎日新聞の日向です。よろしくお願いします。私からは発表案件以外で質問があります。抱樸さんが進めている「希望のまちプロジェクト」についてなんですけど、先週、抱樸さん会見開きまして、資材の高騰とかで建設費が上がっていて、4階建てが3階建てとかに規模を縮小する形で建設します。そしてクラウドファンディングを実施しますというような発表でした。市としては、昨年度はふるさと納税を活用して支援するようなこともありましたけど、今後の市としての資金的な支援についての検討状況を教えてください。

市長
 そうですね、「希望のまちプロジェクト」、暴力追放の1つの大きな成果を示すという意味でシンボリックなプロジェクトだというふうに申し上げてきたところです。このため、今お話しありましたけれども、その整備に要する費用の支援に向けて北九州市としましては昨年度、プロジェクトに共感する個人の皆様から寄付を募るために北九州市が事業化をして寄付を呼びかける、いわゆるガバメントクラウドファンディングを実施をしました。そして令和5年度、今年度、そして令和6年度来年度、この2カ年に渡ってこの寄付金をもとに補助金を交付する予定にしています。今年度、それから来年度に渡って資金援助と補助金の交付ということをやりますということを予定しております。なので、この今まさに現在進行形で補助金の交付を今やっている最中でありますので、しっかりこの状況、進捗状況とかプロジェクトの推進状況、今もやっている補助金の交付状況をしっかり見守っていくということが大事だろうというふうに考えています。

記者(毎日新聞)
 すみません、あともう1点、市長の見解をお伺いしたいんですけど、前、ふるさと納税を活用されていた前北橋市長は、このプロジェクトはSDGsの理念を具現化させて、北九州市が進める方向性と合致するものというような発言もありましたが、武内市長はこのプロジェクト自体をどのような位置付けで捉えているのか、積極的な支援を来年度以降も続けていくようなお考えがあるのかお聞かせください。

市長
 そうですね、このプロジェクトは誰1人取り残さないという社会を具現化しようというもので北九州市が掲げているこのSDGsの理念、これを具現化していく取組みということに寄与するものであるというふうに考えております。やはり新型コロナウイルスの影響などもあって1人1人が孤立化するようなリスクを負っているということ、やはり人と人が繋がって支えていくというような取組みというのは非常に大事なことで、この拠点となる施設でも子ども食堂とか学習支援とか子どもの居場所支援とか、こういったことをやるというようなことも計画されていると承知をされております。なので、そういったことの趣旨を北九州市の趣旨としっかり合って進めていただくことを期待したいと思っていますし、また支援に関しましては先ほど申し上げましたように今年度、来年度もうすでに寄付金を基に補助金を交付するということを予定をしておりますので、こういった形で支援をしていきたいというふうに思います。

記者(毎日新聞)
 あと発表項目以外の移動市長室ですけど、これは区役所全7区で実施予定なのかというのと、あと地域の方々との対話というのは、ちょっと「ミライ・トーク」とも重なるような部分があると思うんですけど、具体的にはどのような対話をしていきたいとお考えですか。

市長
 そうですね、7区で必ずやります。地域の方との対話っていうのは、もちろん「ミライ・トーク」で皆さんぜひ聞きにきてください、参加してくださいっていう言い方しましたけどなにせ1回だけでもありますし、なかなか外に出られないとか忙しくてなかなか出られない方もたくさんおられるんで、今区長と話しているとですね、もう市長来てくださいってもうあそこの商店街のあの人がとかグループの人たちがいろいろ会わせたい人が結構いるんで、ぜひそういう時間つくってほしいというふうなご提案もいただいているので、ぜひそういった方々私のほうが各区に行って出やすい形でちょっとお時間を頂戴して、話していくということです。「ミライ・トーク」は別にあれで終わり、終わりっていうか新ビジョンつくっていく中では非常に貴重な何て言いますか取組みになったんですよ。やはり地域の方と直接対話をして、コミュニケーションをとっていくというのはこれはもう永遠のテーマでございますので、それは「ミライ・トーク」でやったから終わりとかっていうことではなくて、ずっとこれからもいろんな機会を捉えてやっていきたいなというふうには思っています。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございます。

市長
 では城さんどうぞ。

記者(朝日新聞)
 朝日新聞の城です。2点伺います。まず第2子以降の保育料の無償化なんですけれども、無償化を歓迎されていらっしゃる方多い一方で、保育現場の質の向上も併せてやっていく必要があると思います。先日の子育てされていらっしゃる方々との「ミライ・トーク」の中でもそういった話出ていたかと思います。市長の見解で今後検討されていらっしゃるようなことがあれば教えてください。
もう1点ですけれども、雑がみの回収、このような小学生の提案が形になるっていうことはきっと子どもたちにとってもとても嬉しいことじゃないかなと思います。一方で能美さん提案されたことは今後継続的な話だったかと思います。このイベント1回きりにならずに今後持続可能な取組みにするために何か第2弾、第3弾考えていらっしゃることがあれば教えてください。

市長
 そうですね、今、城さんおっしゃるこの間「ミライ・トーク」でおっしゃっていたんですかね。何かそんなのやったかな、何かあれですよね、質的な問題について。

記者(朝日新聞)
 保育園・幼稚園の先生たちの支援のようなものも、というようなのもお母さんから出ていたかと思います。

市長
 そうですね、そのとおりだと思います。これやはり私も保育とか福祉の分野のいろいろな政策に携わってきた経験当然ありますけれども、特に子育ての場合っていうのは、今まで財源が不足した時代がものすごく今も不足していますけどね、財源不足して相対的に不足してきた時代があって、その経済的な支援、経済的な支援の話とこの現物給付、サービスの給付の話とこれ両方、車の両輪としてあって、この今回の無償化みたいな話しは経済的な支援の話しで、この手は結構国が子ども手当などの形でやることが多いんですけれども、今回私どもとして、やはりそこを経済的に支援しようということがあるんですけれども、当然それだけではなくて両輪である質の部分のアプローチっていうのも避けてとおれないところが非常に重要なものでありまして、そこは結構自治体の出番が結構あると思うんですよね、もちろん厚労省とかこども家庭庁とか、国のほうでも質の担保、あるいは質を向上させるためにいろんなモニターする仕組みを、評価制度を入れてみたり、キャリアアップの仕組みを入れてみたり、処遇改善をしてみたりいろんなことをやってはいるんですが、やはり実際に働いていらっしゃる保育士さんの方々が本当に真摯に物心とも満たされて、やりがいを持って社会的にリスペクトをされて、そういうような状況で働くことが、自ずから質にもやはり大きな影響を与えてくるということなので、やはりそれを担い手の方々を街全体でちゃんと大切にし、リスペクトしちゃんとした環境で守っていくというその取組みは、私はちょっと今後も進めていきたいなという思いはあります。これは何かあれですね、スティックアンドキャロットじゃないですけど、何かこう基準を決めてここに合致するようにこうやりなさいとかそういう感じのアプローチじゃなくて、もう少しそれは待遇の話なのか、あるいはもっと環境なのか地域住民との話なのか繋がりなのかそういったところをいろんな観点から考えていきたいと思います。これ私介護の話なんかもして介護の人材確保なんかもやっていて介護と保育の方々の人材育成って結構人を守る、あるいは育てるってとこ結構似ているところもあるんですけどね。何て言うんですかね、やはりちょっと抽象的な言い方に今日はなってしまいますけれども、働いていらっしゃる方々は、地域からしっかりと守ってもらえている、あるいは地域からリスペクトを受けている、地域と繋がっている、親御さんたちや地域の方ともちゃんとコミュニケーションがとれて、自分が成長していきたい、資質を上げていきたいという方にとってはその環境が準備されているとかしっかりと、その経営者の方々がマネージメントしてくださるとかそういった要素がしっかり組み合わさってくれば、より自分のお力を発揮しやすい状況になってくるんでね、ここ多面的にやらないといけないんで質の向上っていうのは、なので今まで私がやってきた経験とかいろんな知見も活かして何かそこの部分も一歩進めていきたいなという思いはあります。
 ちょっと今思いを込め過ぎて、2点目なんでしたっけ、2点目なんでしたっけ質問。雑がみ、雑がみだ、雑がみの話ですね。そうですね、今回は1つの雑がみ回収を親子で取り組むということでステッカーにして、こういうプロジェクトとして、展開をしていきたいというふうに思っています。それで、その結果もちろん検証します。どのくらい浸透してこのやり方うまくいったのかということなんで、いきなり恒久的なやり方というよりもまずはこれやってみて有効と判断すれば、例えば今回作成した啓発ステッカーを毎年学校に配布するとかそういうやり方も出来得るので、やはり環境学習の機会に利用していただくとかいろんなやり方あると思うので、そういうことはしっかりと検討していきたいと、将来に向けて検討するということを考えています。

記者(朝日新聞)
 追加ですみません、先ほど市長とても熱い思いを語っていただいてありがとうございました。この市長の一期4年間の間に何か形にできそうでしょうか。

市長
 そうですね、そこはね何かチャレンジをね、やっぱりしていきたいと思いますし、そのためにも私実際福祉人材の確保っていうことを厚労省でずっとやってきたからこそ非常にどこの部分を推していくというかどこの部分をすれば質と量と、そして働いている方の環境が良くなるかと、これ一筋縄ではないところもあるので、やはりそこはちょっとトライアンドエラーあるかもしれませんけれども、チャレンジをしていきたいなと思います。本当に福祉、特に保育あるいは介護、それからもちろん幼稚園やあるいは小中学校の先生も含めてですね、やっぱりこういった生身の人間の方の生育に係る方々がハッピーであるっていうことはもうこれからの日本にものすごく大事なことで、でも一番本当にセンシティブでもあり、非常に何て言いますか、何か仕組みつくればそれがバッと変わるっていう相手は皆さん人間は機械じゃないので、プッと変わればプッて変わるっていう話でもないので、1つ1つね、それはこの4年間の中でもできるところからどんどんチャレンジをしていきたいという思いはすごくあります。

記者(朝日新聞)
 ありがとうございます。

市長
 はい、では伊藤さん。

記者(毎日新聞)
 毎日新聞の伊藤と申します。門司港駅側の複合公共施設の建設現場から明治時代につくられた初代の門司港駅の関連施設、たぶん機関車庫ではないかという専門家もいらっしゃいますが、それが見つかったということです。研究者の間でもかなり広まっていまして、来月、福岡市で鉄道史学会という学会があるのだそうですけれども、その学会の折にでもぜひ見たいという先生も何人かおられるようです。これが一体どれほどの価値を持つものかということはまだこれからの調査、待たなくちゃいけないとは思うのですけれども、その内容によっては文化財としての保存を求めたり、あるいは観光資源として活用してはというような声も出てくるのではないかというふうに思われます。3点お伺いいたします。当然、市長のもとには担当の部局からこの現在までの調査の経緯というものが報告されていると思うのですけれども、一体どういうふうなことをお聞きになっていらっしゃるのか、また今の時点で、市長としてはこの出土物にどういうお考え、感想と言いますかね、お持ちなのか、それからもう既にご覧になりましたか。あるいは今後ご覧になるご予定はあるでしょうか。それともう1つは、今後保存活用などを求める声がおそらく出てくると思うのですけれども、そういった声にどういった姿勢で対処なさるお考えなのかと、その3点お願いいたします。

市長
 そうですね、ありがとうございます。毎日新聞さんの記事のほうも拝読をさせていただきまして、これは、その記事の中でも、この初代門司港駅の関連施設の赤レンガの外壁が出土したというようなことで、初代門司港駅の遺構が見つかったというのは初めてというふうなことが書かれておりますけれども、9月19日に調査を開始しまして11月末に終了予定というふうに聞いております。これ旧門司駅舎の関連施設の一部というふうに推察をされておるわけです。現在発掘調査中であり、ということで、遺構の全貌もまだ明らかではないということで、明確な断定はできないというふうには報告を受けておりますので、詳細が分かり次第公表をしたいというふうに思います。今後どういうふうに保存、あるいは活用していくのかというご質問ですけれども、こちらも今、発掘調査の最中でありますので、遺構の全貌、まだ分かってないところもありますので、はっきりしたことは言えないのですけれども、やはりそういったもの、発掘調査がどういうふうになっていくのか、あるいは、どういう内容というふうに明らかになっていくのか、そういうことを踏まえて適切に対処をしていきたいというふうには考えております。最後、私が見る予定かということですよね、これって私、発掘調査をですか。

記者(毎日新聞)
 調査と言いますか、出てきたものをという。

市長
 出てきたもの、機会があれば見たいと思いますけど、これ普通に私がパッと行って、見に行けるものなのかよく分かりませんけれども、やはり北九州市の歴史を彩ってきた遺構とか、そういったものは機会を見つけて、別にここに限らず、やはり見て体感をしていくことは大事だろうというふうには思っていますので、ちょっとこの件についてどういうタイミングでどういうふうに、私が見ることができるのか、できないのか、その辺はよくちょっとまた事務方に聞いてみたいと思います。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございました。

市長
 よろしいですよ、補足。

担当者(市民文化スポーツ局 文化企画課長)
 すみません、市民文化スポーツ局文化企画課長の井上です。また今、発掘調査は進んでおりますので、ある一定の段階で、また市長のほうにもご覧いただくようにセッティングはしたいと考えております。

記者(読売新聞)
 すみません、読売新聞の池田と言います。発表案件でちょっと1点確認させていただきたいのですけれども、DX人材の育成ということで、政令市で他の市、浜松市、神戸市に比べてもかなり大規模な人員の目標、全体の3分の1ということで設定されていますけれども、2,400人というふうに設定されたこの人数の経緯というか、なぜ2,400人なのかというところをお伺いしたいのと、それと、これぐらいの職員の方にそういう研修を行われるということなのですが、費用的な面でどれぐらいの費用がかかりそうなのかっていうのがもし分かれば教えていただければと思います。

市長
 はい。

担当者(デジタル市役所推進課長)
 デジタル市役所推進課長でございます。考え方でございますが、今、市役所の内部に課は400近くございます。各課から2名程度、DXの変革リーダーを推薦してもらいまして、400課×2名ということで、毎年800名を人材育成していきたいと、3年間で2,400名というふうに考えております。研修の費用でございますが、今回連携協定締結した企業さんから、協定の範囲内で協力していただいておりますので、現在のところ費用は0円という形にしております。

記者(読売新聞)
 ありがとうございます。それと発表案件以外で1点お伺いしたいのですけれども、竜王戦の関係なのですが、藤井聡太さんが八冠達成されたということで、先ほど市長もご自身、囲碁将棋のご経験があるというようなところもお話しされていたのですけれども、そういう囲碁将棋部のご経験がある、そういう知識があるというところから見られて、今回の対局に、藤井聡太さんとの戦略とかで注目されるポイントとかありますでしょうか。

市長
 言わなければよかった。すみません、もう本当に昔の話で、小学校時代に囲碁将棋部に在籍をしておりましたが、本当に初心者の初歩的なものでございまして、注目のポイントというか、ちょっとそれを、藤井聡太さんの対局を論じるような知見を持ち合わせておりませんので、普通に一市民として楽しませていただくということで考えております。

記者(読売新聞)
 分かりました、ありがとうございます。

記者(共同通信)
 共同通信の小田原です。よろしくお願いします。今月の5日に公開された、2点発表案件以外であって、公開された令和6年の予算編成の方針の件を伺います。内容を拝見して、新たな中身としての財政の模様替えをかなり強く進めるようなものだというふうな印象を受けたのですけれども、一方で、武内市長が選挙の時に課題として挙げられていた、将来負担比率だったりとか市債残高というものを下げるというところに関しては、何かこれまでどおりの投資的経費の抑制ぐらいで、何か新たな、目新しいものがあるというふうにはちょっと私は読み取れなかったのですけれども、その辺を踏まえて、改めて今回の予算編成方針のねらいと思いをお聞かせください。

市長
 そうですね、今回予算編成の、令和6年度からの予算についてということでありますけれども、今、市全体を挙げて3千の事業を、棚卸しをして、これ膨大な作業でございますけれども、今までずっとある種、固定化してしまった予算がないのか、あるいは費用対効果の面でもどういうふうに、今のままでいいのかどうかというようなこと、あるいは結構重なっている、同じ目的で違う部局がやっているんじゃないのとか、こういうことをやってきてチェックをしてもらっているということで、これをしっかりと検証しまして、民間企業にできるものがないのかとか、あるいは事業での代替の可否などの観点から見直しを行って、令和6年度予算編成から順次反映をしていきたいというふうに思います。また、このあと経営分析というのもやっていきたいというふうに思っています。それで、これはやっぱり巨大な予算ですから、これ全部合わせたら、全部、一般、特会合わせたら1兆円ぐらいの予算がありますからね、これ巨大なタンカーですから、いきなりドワーッと舵を切って、もう無茶苦茶に大混乱を起こすということも当然できません、それは。しっかり市を経営して、これまでしっかりと進んできた部分もありますので、なので、いきなり、もしかすると小田原さんが期待されているようなレベルに比べて、まだまだもっと、もう無茶苦茶カットしていくんじゃないかとかっていうふうに思われるかもしれませんけれども、やはりそこはきっちりと、これまでのやってきた、過去積み上げてきたもの、公共事業とか長いですからね、あれもう何十年スパンでやっていますから、そういったことも踏まえながら、どういうふうにこれが、舵を少しずつ切ることができるのか、あるいは新しい方向を見出せるのか、こういう作業を、やっぱり非常に丁寧にやっていかなきゃいかん。それに関わる方もたくさんおられる。ただ、さはさりとて、やはり市政の変革にあたってはこのお金の使い方、お金の予算の組み方って、これをやっぱり変えていかないといけないという思いがありますので、今回、予算編成方針の中でも、ゼロベースで予算要求をしてくれということは書いてあったと思います。やはり一旦予算がゼロになるということのベースに立った上で、そういった視点から市政変革の基本方針に、掲げられている基本方針に照らして事務事業の姿というのを再構築してほしいということで今指示を出していますので、それを1個1個、できるものから順次やっていくということだろうというふうに思っています。このあと、北九州市政変革推進プランというのを、骨子を、今後11月頃開催予定の第2回北九州市政変革推進会議で公表をして、そしてしっかりとご意見を賜るというような手順に入っていきたいというふうに考えています。

記者(共同通信)
 ありがとうございます。もう1点なのですけれども、少し前の話になるのですけど、福岡市で行われた西のゴールデンルートの会議の中で、それぞれのお国自慢というような、各首長の方が挙げていて、その中で武内市長は、寿司アンドキャッスルというふうにおっしゃっていて、これまであんまり何か、お城は結構、推されているのはTwitter(ツイッター)とかで拝見していたのですけれども、寿司だったりというのはなかなか言われてこなかったかなと思います。あと、プラス、野球もありますけれどみたいなこともおっしゃっていたと思うのですけど、何かちょっと最近、アドバイザーで堀江さんが就任されて、少しアドバイスに基づくものなのかなというふうにも感じたんですけれども、改めて寿司ですね、どういうふうに推していきたいかというのを教えてください。

市長
 ありがとうございます。そうですね、1つ、あれは非常に、キーワード的にそういうふうに申し上げました。北九州のやっぱり食、いろいろ、就任してからあちこちで話を聞いていると、やはり魚が美味しい、そして寿司屋もすごいものがあるし、やはりそこに対して市民の皆さんのこの誇り、もう本当、こんなに美味しいお刺身や魚が食べられるのに何で知られてないんだ、こんなにリーズナブルなのに知られてない、もっとこれをちょっと打ち出してよ、という声を結構よく聞くのですよね。
現実に私も行かせていただいて、その寿司の職人の方々も、もうちょっと売りに出してくださいよという話をよく聞いていますので、やはりそこは私、大きなキラーコンテンツの1つだろうと思います。もちろん食全般ですよね、野菜もあるし、ぬかだきもあるし焼うどんも、いろんなものがありまして、もう食の豊かさっていうのは、これは市民の皆さんの誇りの1つでもありますし、そこの1つの、もう押しも押されぬ核の1つは、やはり魚、そして寿司であろうというふうに思います。また、日本国内はもとより世界に発信をしていく時に、私も経験していますが、やっぱり寿司っていうワードの力っていうのは非常に強いので、やっぱりその辺は1つ、これからインバウンドで万博の時に来ていただく方々に訴求していく上でも、そこは1つ武器になるんじゃないなという思いでこの間、お話をさせていただきました。この間は何か首長たちの公開ブレインストーミングみたいな感じで、皆でいろいろ、これがある、あれがあるということ皆で話す場でしたので、じゃあこれを単体で何かやるのか、あるいは他の、どこもこの界隈はやっぱり魚が美味しいところが多いですから、じゃあうちも何かやろうかどうか話になるのかどうか、これは今後の展開次第ですが、私はやはりそこは、思いとしては非常に、寿司は大事なコンテンツになっていくというふうな思いを持っています。

記者(共同通信)
 それでTwitter、X(エックス)拝見していると、照寿司の方も会われていたりとか、あと昨日はシーズン報告会ですかね、北九州下関フェニックスに行かれていて、堀江さんのところですね。北橋市長の時代はあまり何かフェニックスへの支援とかもなかったと思いますし、あまり寿司とかも市政として何か推すみたいなことはなかったと思うのですけど、アドバイザーに就任されたあと、何かその辺は改めて市として何か取り組んでいくものになっていくのか、それとも、単純に武内市長の個人的な繋がりで、今そういった、見られていることを発信されているのかというのを教えてください。

市長
 そうですね、堀江さんと記者会見しましたけど、そんなに頻繁に連絡を取っているとかもないですし、私の思いがベースにあって、その際に、壁打ち相手的にどう思いますかとか、あるいは、こういうことで何か面白い、どんな動きですか、日本とか世界は、みたいなことは聞くことはありますけれども、基本、何か堀江さんの登場は、堀江さんの関与自体、これはもちろん思いを持ってやってくださることはありがたいですが、私、あるいは市としての思いっていうのをベースにしていこうということですね。フェニックスに関して、今までどんな感じで関わっていたのかどうか分かりませんけれども、やはり昨日でしたかね、一昨日でしたかね、下関市長と福田市長も来ておられまして、3首長、フェニックスの試合に関わる3首長は皆、顔を揃えて、一応シーズン報告会というものに来ておりましたので、ただ、堀江さんとは学校の同窓とかいう人間関係ももちろんあるので、もちろんまた北九州に貢献してくださる分については、すごくアドバイザーとして力を発揮していただければなという思いはございます。

記者(小田原)
 ありがとうございます。

担当者
 他よろしいでしょうか。

市長
 村田さんどうぞ。

記者(西日本新聞)
 すみません、先ほど質問に出た旧門司駅の遺構が発掘された発掘調査に関してなのですけれども、やっぱり現場の写真を撮りたいというふうに思っているのですけれども、ちょっと担当課から現場に写真を撮らせるなというような指示が出ているみたいで、その辺、どういう意図があってそういうふうにされているのか、ちょっとそこを教えてください。

市長
 もう一度、現場の写真を撮ろうとしたら。

記者(西日本新聞)
 まだ写真は撮れませんよと。

市長
 というふうに市から。

記者(西日本新聞)
 はい。

市長
 そうですか、でも何か毎日新聞に載っているけど。

担当者(市民文化スポーツ局 文化企画課)
 よろしいですか。

市長
 どうぞ。

担当者(市民文化スポーツ局 文化企画課)
 市民文化スポーツ局文化企画課、井上です。現地に関しましては、現在発掘調査中でございますので中に入ることはできませんけど、外側から写真を撮っていただくことは全然可能でございます。また我々、市のほうから写真を提供できますので、もし何かあればこちらのほうにご相談いただけたらと思います。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。

市長
 せっかくですので、やりようが何かあるかと思いますので、ぜひそこは取材もしていただければと思います。

担当者(広報室 報道課)
 よろしいですか、時間も過ぎておりますので、ご質問なければ以上で今日の定例記者会見を終了いたします。

市長
 ありがとうございました。

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市長公室報道課
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電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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