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【発表案件】
(1) 老朽化対策チーム
(2) 市制60周年記念酒
(3) Zプロジェクト始動
(4) カンヌ国際映画祭正式出品
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4.令和5年(2023年)5月18日北九州市長定例記者会見
【発表案件】
(1) 老朽化対策チーム
(2) 市制60周年記念酒
(3) Zプロジェクト始動
(4) カンヌ国際映画祭正式出品

更新日 : 2023年11月28日
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会見の動画(YouTube)

会見録

市長
 皆さんおはようございます。まだそこは空席ですかね。皆さん集まられていますか。大丈夫ですね、そこはね。でも本当暑くなってきましたね。私も今週、また月・火と東京へ行って来まして、いろいろ企業回り、省庁回りしてきたのですけど、非常に各省庁回っている時も、北九州市で何か新しい市政が始まる、あるいは、どんどんチャレンジがスタートしていくということで、非常に好意的というか、期待感を持って受け止めていただいたなという印象も持ちますし、あと企業のほうも、私も何か企業トップセールスをどんどんやろうということで今あちこち回って、今回、IT企業向けの東京でのイベントというのを、初めて北九州市として行いました。RKBさんでしたかね、報道していただきましたけども、非常にIT業界にも、北九州市の持っているポテンシャルとか力、こういうのをお伝えするという場を持たせていただきました。とにかくどんどんどんどん動いていますので、皆さんもぜひあちこち、東京にもいらしていただいて、また発信をしていただければと思いますけれども、そんな中で、今日の私からの発表事項というのは4点ございます。
 まず1つ目です。1つ目、老朽化対策チームの立ち上げについてなのですけれども、今回、「市民の安全・安心を守る老朽化対策チーム」というものを立ち上げます。今年4月以来、小中学校の校舎の外壁が落下する事故をはじめ、今月には若戸大橋の金属片の落下や市営住宅の外壁コンクリートの落下などが相次ぎ発生をしました。市民の皆様に不安を抱かせたと、ここは大変心苦しく思っておりますけれども、何としても市民の安全・安心を守るという観点から早急に対策を打とうということで、庁内横断的な老朽化対策チームというのを立ち上げます。北九州市内には、昭和40年代半ばから50年代に建設された公共施設が多く存在をしています。やはり都市の発展、それから経済が発展する過程でつくられたものたくさんあります。今後、やはり一定の年数が経って施設の老朽化が進んでいくと、やはり同様の事故が発生しかねないという懸念もございます。このため、今後、市民の皆様に安全に、安心して生活をしていただけますよう、公共施設全般の老朽化について局横断的に対応していく、市民の安全・安心を守る老朽化対策チームというのを立ち上げることにしました。具体的な取組としましては、主なテーマとして今想定しているものをここに3点書いておりますけれども、市民にわかりやすい情報発信、どうやって、どこにどういう施設があって、どういうような年数が経っているのか、こういうこと。2点目が、今後の予防保全のあり方、事故を発生させないような予防保全のあり方。そして3点目は、公共施設マネジメントの推進、真に必要な公共施設を安全に保有し続けることができるよう、公共施設マネジメントを、着実に推進をしていくと。こういったテーマを、主に想定をしておりますけれども、様々な観点から早急にこの検討を進めて、1つの目途として、秋口を念頭にしっかりとした方向感を打ち出していきたいというふうに思っております。この、市民の安全・安心を守る老朽化対策チームというものを今回立ち上げたというのが1点目でございます。
 次は2点目、ちょっと話題変わりますけれども、水道水で作った市制60周年記念酒についてでございます。現物はこちらです。60周年を記念した記念酒、日本酒を今回つくらせていただきました。こちらは、市制60周年を記念しまして、八幡東区にある酒造会社、溝上酒造さんと協働して、仕込み水に北九州市の水道水を使った日本酒をつくりました。改めて北九州市の水道水の清浄さ、綺麗さやおいしさを、再認識をいただき、北九州市の水道水と地元産のお米の掛け合わせによる新しい商品開発により、広く北九州市の魅力を発信していきたいと考えています。溝上酒造さんでは普段、皿倉山の湧水を使っており、水道水を使った試みというのは初めてだそうです。また自治体が水道水や水質に関するデータを提供しまして、協働事業としてつくった日本酒は全国的にも珍しい事例でございます。今回の水道水は、福智山の湧水が流れ込む、小倉南区の道原浄水場でつくった水道水を溝上酒造さんへ運び、酒米は八幡西区の楠橋地区で収穫した「夢一献」を使用し、原材料は全て北九州市産となっております。もう一度やりましょうか、いいですかね。お酒の味わいは、クリアでやや辛口、出来栄えは上々と聞いております。私も試飲しましたけれども、すっきりとして味わい深く、おいしいと感じました。この日本酒の完成を、記念をいたしまして、発売日である5月27日、28日に、小倉城天守閣にて試飲イベントを開催するのでぜひお越しいただきたいというふうに考えています。これは1,000本でしたっけ、1,000本ですね。1,000本つくりまして、しろテラスなどで販売をしていくということでございます。これが2点目。
 3点目でございますが、今回、「Zプロジェクト」というものをスタートいたします。若手職員による情報発信プロジェクトチーム、Zプロジェクトというものを、今回スタートをさせていただきます。SNSを駆使して情報の発信・収集を行うZ世代を中心に若手職員が集まり、このZプロジェクトというのを、スタートをいたします。北九州市は本当にいいものがたくさんある、あるいは、いい取組をたくさんしている。しかし、それがうまく伝わってない。あるいは、伝えているのだけれども伝わってない。やっぱり「伝えている」と「伝わっている」は大きく違いますよね。だから、そういった意味で、しっかりとそれを、発信力を強化していきたいというのは、市政の1つの大きな課題だというふうに考えています。また世代としても、今、若者の人口が流出している中で、しっかりと若年世代にも遡及をしていくということが大切だと考えております。このプロジェクトの狙いは3点ありまして、1つ目は、トレンド感覚が高く、時代の変化に敏感なZ世代のアイデアと感覚を生かす。2つ目が、市民の皆様にわかりやすく、親しみやすい情報を発信すること。3つ目は、国内外にも市の魅力を、インパクトのある形で発信をすることです。このプロジェクトを動かすメンバーは、SNSをうまく使いこなすZ世代に近い若手職員を対象に公募をいたしまして、選考を経て8名の方を、選出をいたしました。平均年齢は28.9歳、様々な部署から横断的に選出をしております。加えて、官民連携の新しい試みとして、株式会社gaaboo(カーブー)さんから北九州市に派遣をしていただいているプロモーションアドバイザーの方もチームに参加をいたします。チームでは、そういったプロフェッショナルの方のアドバイスやスキルアップの手ほどきなども受けながら、市の情報発信全般に関し、若手職員ならではの柔軟な発想やトレンドをつぶさに捉える感覚を生かした企画・提案を行っていきたいと考えています。具体的なアクション、これも今後プロジェクトの中で考えてもらいますけれども、SNSや市Webサイトでの情報発信の強化、その他様々な課題解決に向けた取組などについて、提案、あるいは実施の支援を行ってもらいたいというふうに思っています。これは今、市民の皆様、あるいはメディアの皆様にも、プレスリリースさせていただいているものをもっと分かりやすくお伝えするということもありましょうし、SNSも当然そうでしょうし、またいろんなパンフレットとかリーフレットとか、こういったものもありましょうし、範囲はいろんなものがあるかと思いますけれども、やはり情報発信力を高めていくということは、北九州市の底力を、しっかりと発揮をさせ、より多くの人や企業を呼び込むということのために、かなり私は重要な視点だと思っておりますので、今後、活動状況、これは何か検討会をして、取りまとめて報告書を出すとかっていうよりも、もうどんどんどんどんスピーディに、まさにトライアルアンドエラーでどんどんチャレンジをしていきたいと思いますので、決まったこと、あるいは、やろうと決まったことは試みも含めて、どんどん日々の業務の中に反映をさせていきたいというふうに思います。3点目は以上です。
 次は、カンヌ国際映画祭関係でございますけれども、3点目、こちらでございます。「逃げきれた夢」、カンヌ正式出品についてでございます。既に皆様には第一報を、お知らせをいたしました。この度、北九州市を舞台といたしました映画「逃げきれた夢」が、世界三大映画祭の1つであるカンヌ国際映画祭ACID部門に正式出品されるという大変嬉しいニュースについて、改めてご報告をいたします。この作品は、北九州市出身の光石研(みついしけん)さんが主演、吉本実憂(よしもとみゆ)さんが共演、オール北九州ロケという、北九州づくしの作品となっております。作品の方には、多くの市民の方々もエキストラとしてご参加をいただいており、北九州市の素晴らしい街の風景、皆様の温かい言葉や表情などが世界に発信されることになるというふうに考えています。長年、ロケの誘致、支援活動を行ってきたフィルム・コミッションとしても、このような世界の舞台に出ていく映画が生まれたということはこの上ない喜びでございます。北九州市、映画の街という側面、横顔を持って、これも大切な要素でありますけれども、こういったところから、本当に世界で評価される作品が、そして北九州市の風景が、また北九州市にお住いの方々がエキストラ、あるいは、いろんな差し入れをしたり、いろんな形で支えた映画がこうやって世界で認められるものになったということは大変嬉しく思います。北九州市をロケ地に選んでいただいた二ノ宮(にのみや)監督をはじめ、関係の方々には改めて感謝を申し上げたいと思います。本日はお忙しい中、その主演を務められた光石研さんからメッセージをいただいているということでございますので、こちら、ご覧をください。

(動画視聴)

市長
 光石研さん、ありがとうございました。カンヌ国際映画祭は一昨日から開催をされていますが、明日5月19日より、いよいよこの「逃げきれた夢」の上映が現地でスタートをいたします。光石さんも現地で舞台挨拶をされると伺っております。世界の多くの方々にこの映画を、ストーリーを彩る北九州市を知っていただければというふうに思います。北九州市では本年12月に、映画の街・北九州のさらなる発展に向けまして国際映画祭を開催します。この作品の偉業にふさわしい、素晴らしい映画祭となりますように準備を進めたいと思いますし、また、多くの方々が注目されるような映像作品の誘致、そして支援にさらに注力していきたいというふうに考えております。私からの発表事項は以上でございます。それでは、質問を承らせていただきます。

記者(読売新聞)
 ありがとうございました。幹事社の読売新聞から質問させていただきます。最初、発表事項の老朽化の対策チームに関してちょっとお尋ねさせていただきたいのですけれども、こういうような老朽化の対策に関するチームをつくるっていうのは今回初めてのことになるのでしょうか。それとも、過去にもこういったチームをつくって対策を講じられたようなことがあるのでしょうか。

市長
 あります。似たようなものがあります。平成28年度に公共施設の落下事故などを受けて、公共施設のコンクリート等落下に関するプロジェクトチームを、設置をしたという経緯がございます。その内容に基づいて日常点検、緊急安全点検を適宜実施し、市の持っている建築物の事故防止や老朽化対策に取り組んできたと、その結果、一定の成果は出てきたというふうに考えておりますが、やはりそれが終わってしばらく時間が経ち、施設の老朽化も日々進行しておりますので、今回のような事案も生まれてきたのかなということで、今回またしっかりチームをつくって対応していきたいというふうに考えています。

記者(読売新聞)
 ありがとうございます。(平成)28年度に一度そういう対策も講じられていたということなのですけれども、今回、時間が経っているというところもあるとは思うのですが、新しくそのチームをつくられまして、前回講じられた対策で、例えば何か不十分だった面が考えられるというところであったりとか、前回の対策の時の、前回のチームで講じられた対策を今回もう一度適用していくとか、その辺に関してはどういった。

市長
 そうですね。前回は(平成)28年の6月から9月に、この4ヶ月間活動して、施設保全の方向性というのをまとめたということがあったチームでございました。ただ、それからもまた時間も経っておりますし、この保全の予防の取組というのもやってくる中で、やはり最近落下が続いているので、やっぱりアップデートする必要があるんじゃないか、あるいは他の、また新しい取組を加える必要性があるのかどうか、そういったところも踏まえてもう一度、この今のタイミングに合わせた形で、何が足りないのか、何を加えていくべきなのか、そういったことも検討していきたいなというふうに思っています。

記者(読売新聞)
 ありがとうございます。ちなみに、もし分かればでいいのですが、その前回のチームの時はどのような対策を講じられたのでしょうか。

市長
 はい、どうぞ。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築都市局建築支援課長、藤尾です。前回の(平成)28年度の老朽化対策としてプロジェクトチームを立ち上げた時の対応なのですけれども、まず日頃の日常点検っていうものが大切となっております。それと併せて、3年に一度、建築基準法に基づく定期点検というものを行っておりますので、それらをきちっとすることで落下事故の防止に繋げていくという取りまとめをしております。実際に施設の維持管理をする上で、そういう落下が起きる要因と言いますか、メカニズムと言いますか、そういったものも把握した上で、点検にあたって、どういったところを重点的に見なきゃいけないのかとか、その辺のポイントを、施設を管理する管理者のほうに研修をしたりだとか、伝達をしたりだとか、そういった取組をやっていこうということで取りまとめをしております。以上です。

記者(読売新聞)
 ありがとうございます。それとすみません、また別件の発表案件に関しまして、水道水でつくった(市制)60周年の記念酒を販売されるということなのですけれども、今回、溝上酒造さんとコラボされるようになった経緯を教えていただければと思います。

市長
 そうですね。今回(市制)60周年事業として、新しい取組を検討しようという中で、水道水を使った日本酒づくりというものをやろうということで、溝上酒造さんに提案をしたところご賛同いただき、協働事業として実現をしたということでございます。そうですね、はい。

記者(読売新聞)
 ありがとうございます。それとすみません、発表案件以外でちょっともう1件お尋ねさせていただきたいのですけれども、2026年に世界卓球の団体戦というのが開催される予定、市のほうがその開催地に立候補をなさったということでお聞きしたのですが、2022年の時も立候補された経緯があるということで、改めて立候補された思いであったり、期待であったりとか、またどういったふうにアピールされていくのかっていうのをお伺いできればと思います。

市長
 はい、これまで御社で報道していただいたと思うのですけれども、日本卓球協会から北九州市のほうに、日本に世界卓球選手権を、誘致をしたいと、日本開催の場合北九州市でと考えているというようなお話をいただきました。やはり世界卓球というのはオリンピックに次ぐレベルの卓球の最高峰に位置付けられる大会だということ、特に団体選は注目度が高く、国内外でのPR効果、集客面でも期待が大きいというコンテンツでございますので、北九州市としても改めて積極的に誘致をしていきたいというふうに思っています。また北九州市は、早田(はやた)ひな選手や岸川聖也(きしかわせいや)選手など、日本代表選手を、輩出をしていて、現在も400を超えるクラブに3,300名の選手が登録して年60以上の大会が開催されるなど、卓球が非常に盛んな地域でもあるということで、非常に関係団体などからも高く信頼をされているという土地柄でもございます。こういったことで、やはり市民のシビックプライドと言いますか北九州市らしさというものも発揮できる機会でもございますので、こうした様々なメリットがあるということで、競技団体と協働しながら誘致に向けた検討を進めていきたいというふうに考えております。

記者(読売新聞)
 ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社さん質問ございましたらお願いします。

記者(TNCテレビ西日本)
 すみません、おはようございます。テレビ西日本の原です。よろしくお願いします。1つ目の安心・安全の老朽化対策チームについて2点伺います。
 1つは、今週の市営住宅なのですけども、先月、小中学校で相次ぎました、外壁落下を受けて、およそ400棟緊急点検したばかりで、それでも発生したということなのですけれども、今回の新しい対策チームは、もちろん平成28年度から時間も経っていることもありますし、もうすぐに素人が外から見て分かるような状況でもないんじゃないかっていう気もするのですが、今回の緊急点検で起きたということもあって、なんかプロの方というか建築の専門の方にも詳しく公共施設を見てもらうことになるのかどうかっていうのと、あとそうなると、対象の学校や団地等々含めて全部で対象どのくらいの数に上るのかを教えてください。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。今回の点検については、教育委員会の学校施設については、専門家を交えて点検を行うということで対応をしております。市営住宅については、市の職員であったり、建築の専門職がいますので、市の職員の対応だとか、維持管理を司っている住宅供給公社といったところの職員による点検というものを行うこととしております。市全体の建物総数については、市営住宅・学校・その他の建築物含めて、全体で6,800棟、540万m2(平方メートル)という規模の施設を北九州市としては所管をしてございます。以上です。

記者(TNCテレビ西日本)
 じゃあ6,800棟を一応対象として、順次行うということでよろしいですか。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。それぞれ施設を所管するところで点検等実施していくようにしてございます。以上です。

記者(TNCテレビ西日本)
 すみません続けて、そういうやつをもちろん学校だったら教育委員会とか等々あると思うのですけど、今回の対策チームは、今後の進捗状況も含めて、この対策チームの代表の方かどなたかに聞けば、どの所管の施設であっても一元的に把握されていくようになるということでよろしいですか。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。そうですね、今それぞれ教育委員会は学校を所管しているとか市営住宅は建築都市局で所管しているとかいうのがあるんですけれども、その辺りを今回の対策チームの中で今からどこまでのことができるかというのはちょっと検討してまいりたいなと思ってございます。

市長
 それご質問の趣旨は何か一元的にどっかで全部分かるようになるのかという。

記者(TNCテレビ西日本)
 そうです。はい。

市長
 まあ、あれですね、老朽化のなんか局ができるとか、部ができる訳ではないので、そこに聞けば全部もう一気に答えられて管理しているというところまでいくかどうかっていうのは、これ組織の一応司、司もありますので、やはり膨大ですしね、それを全部どこかで一箇所で全て受け取るということよりも、やはりそれぞれの事情とか構造とかそういうものちゃんと理解した、各部署でちゃんと責任を持って管理をしていくと、これが基本線だとは思います。ただそれを横串を通して、全体のバランスだったり、あるいはこっちでこうやってこっちでやったり、その足並みを揃えたりとか、そういったきちんとした横断的な目で見ていく、もしかしたら何か協働してやれるところあるかもしれませんし、そういうようなことで検討していきたいと思っております。

記者(TNCテレビ西日本)
 ありがとうございます。非常に助かります。基本的で恐縮なのですけれども、大体公共施設って建築してもちろんメンテも入っているのでしょうけど、何年って何十年ぐらい経ったら危ないっていうか、こういうことが起こるぞっていうなんか基本的な技術的な目途みたいなやつあるのでしょうか。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。鉄筋コンクリートの建物で通常耐用年数と言われるものが60年と言われてございます。ただ建物の立地場所だったり、敷地の状況とか様々な要因が絡んでその中でこういったコンクリートの外壁落下というのが起きてきておりますので、一概に60年必ず何もせずに持つかというとそうではなくて、やはり定期的に大規模改修をしたりだとか、修繕をしたり点検をしたりそういったことをしながら施設を維持管理していくというのが非常に重要となってございます。

記者(TNCテレビ西日本)
 ありがとうございました。

担当者(企画調整局都市マネジメント政策課)
 企画調整局都市マネジメント政策課 宮野です。補足します。先ほど60年が耐用年数、それから大規模改修、これは一般的には30年と、なので建築物を建てて30年後には大規模改修が必要で、その後も30年経って60年になれば建替えが必要な状況がくるということを補足します。

記者(TNCテレビ西日本)
 そうなると今の言われた補足のやつで、大規模改修に30年というやつは対象を先ほどの言われた概算の中で6,800棟と言われましたけれども、この内ざっとでいいのですけれども何割ぐらいっていうかあれに当てはまるのでしょう。

担当者(企画調整局都市マネジメント政策課)
 都市マネジメント政策課長。それぞれの施設現状で把握できているのは、今、築30年以上経っている施設が全体の約6割というのを把握しています。なので、この6割の施設は大規模改修になる何かしらする対象施設となっております。以上です。

記者
 結構多いですね、ありがとうございました。

記者(朝日新聞)
 朝日新聞の城と言います。市民の安全・安心を守る老朽化対策チームでお伺いします。施設情報などを市民へ分かりやすく情報発信するということで、市民にとってもこう施設がどれぐらい古いのかっていうのが分かって非常にいいかと思うのですけど、一方で要らぬ不安も与えてしまうんじゃないかと思います。その辺り情報発信の項目等でもし考えていらっしゃることがあったら教えてください。あともう一点これって施設の老朽化、北九州市だけの話じゃなく全国的な問題かと思うのですが、例えばこう北九州が日本海側に面していて潮風で老朽化しやすいだとかそういう地理的な要因だったり、もしくは整備の状態が細目にやってきたとか、今後北九州独自で点検の方法を変えていくだとか、そういう北九州らしさみたいなものがこれまであったのか、それか今後出していこうと思われているのか、何かありましたら教えてください。

市長
 なるほどですね。確かに今おっしゃった前段のところ、なるべくオープンに分かりやすくお伝えをしたいと、ただ他方でいたずらに煽るような形になってはいけないと、やはりここら辺のバランスを取って、きちっとこういった建造物、公共の建築物というのがどういうようなもので、大体何年ぐらいでこういうふうな考え方をしていますとかですね、もちろん完全に100%ゼロリスクにするというのは、これは風雪もありますし時代の流れもあるので簡単じゃないところありますけど、そういったところもですね、やはり率直というか誠実にお伝えするような情報発信の仕方、これもう正しくこの中でもしっかり考えていきたいと思います。なのでテーマの中にもやはり市民の皆さんとのコミュニケーションをしっかり取っていくという、この方策もこの中で考えていきたいと思います。それすごく大事な視点だなというふうに改めて思いました。また、日本海に面しているからってちょっとここは一般からはなかなか難しいのじゃないかなとは思いますが、何かどうでしょう専門家。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。先ほどのご質問なのですけれども、その辺りの検証は平成28年度にたくさんのコンクリート落下事故が起きた時に、そういった北九州市特有のものが何かあるのかということで検証をしたことがございます。実際のところそれだけ公共施設が多いというのと、40年代後半に建てられた建物が更新時期を迎えてきているというのがありまして、かなり老朽化が進んできていたということが1つと、一概に本市特有の何か原因があって落下が生じているものないということを我々のほうではそのように考えてございます。

記者(朝日新聞)
 ありがとうございます。すみません、別件で発表事案ではないものでちょっとお伺いします。昨日、総務財政委員会のほうで、官民合同チームの方針であったり、スケジュールっていうのが示されました。その資料の中で叩き台、且つの案ではあったところなのですが、どうまとめ、どう今後進めるかというスリーステップが示されていまして、それが脂肪を引き締めるだとかこう体に例えられていらっしゃいました。恐らく分かりやすくするためにされたのだろうと思うのですが、委員会の委員のメンバーからは、病気の人もいるんだとか身体が不自由な方もいらっしゃるということで、体質や体形に関わるような表現は止めたほうがいいんじゃないかというようなご指摘ありました。市長のご意向でもあったというような話もその場で出ましたけど、もちろん分かりやすくするためではあったとは思いますが、その辺りこうどういう、このような表現にされた経緯ですとか、今、受け止めお伺いできればと思います。
 もう1点、すみませんその件に関して、非常に市長就任以来スピーディーになさってきて、いろんなことをやられていると思いますが、昨日のその委員会の中で、非常に夜遅くまで職員の皆さんが仕事をされ資料をまとめられたということに対して、委員のほうから心配する声、労いをするような声もありました。改革も必要な一方で、市職員のワークライフバランスも重要じゃないかと思います。その辺のお考えも併せてお聞かせください。お願いします。

市長
 そうですね、昨日は叩き台、ちょっと私も詳細、全部最終的に見ているもの見ていないものありますけれども、叩き台の案ということで出させていただいたので、いろんなご意見あろうかと思います。分かりやすくそして市民の皆さんが共感できる形、表現はいろいろありますからそれは今後工夫していきたいと思います。いずれにしてもこの改革、行財政改革というのは非常に大事なテーマでありますし、やはり時代にあった行財政の形というものがやはり市民の皆さんの共感を得ながらつくっていくということが大事な観点だと思いますので、それは表現がどうのこうのというより本質的にね、この改革というのをどう進めていくかというそっちの幹の議論というのを活発化させていきたいというふうに思っています。改革っていうのはやはりなかなかみんな何が起きるんだろうどういうことがターゲットにされるのだろうって皆さんいろんな意味で関心があり、またいろんな思いを持たれる方もいると思うのでそれはいろいろあると思いますけど、これ叩き台の案ですからね、だからそれはいろんな議論をしながらちゃんとつくっていきたいなというふうに思います。
 行政の残業が多いんやないかとそれもね、それは言ったらいろいろあると思いますけれども、市の職員の皆さん本当に一生懸命やってくださっています。やはりこの市政が16年振りに変わるということの中で、確かにそれは今までずっと淡々と進めてきた市政ではなくて、やはり新しい改革をやっていくんだ、ビジョンをつくっていくんだ、これは16年に1度の大作業が待っているとこれはやはり避けられないところがございますし、そこはしっかりとワークライフバランス、あるいはきちんとしたコミュニケーション、そういったものをとって前向きに、そして明るくこの市役所の中の業務を進めていくという形でやっていきたいと思います。また、やらされ仕事とか本当に市民の皆さんのためになっているのか、方向感がどうなのか、違和感を感じたままの仕事っていうのはやはりモチベーションが高く持てないところもあろうかと思います。なるべく私はそういった職員の皆さんの違和感とか秘めた思いとか、そういったものをきちっと引き出し、それを形になることをどんどんどんどん応援し、またそれを引き出していきたいというふうに思っていますので、働き方云々ということももちろん大事でそれはやっていきますけれども、他方で職員の皆さんのモチベーションというのはしっかり高めていきたいというふうに思っています。

記者(朝日新聞)
 モチベーションを高めたら働いてもいいというようなふうにもとれたのですけれども、決してそういう訳ではないですよね、改めて確認ですが。

市長
 それはもう常識で考えてください。それはそんなめちゃくちゃそんな24時間働けとかそういうことでは一切ないので、ちゃんとワークライフバランスはワークライフバランスでしっかり取ってやっていくと、それは当然のことです、それは。

記者(朝日新聞)
 分かりました、ありがとうございます。すみませんまたちょっと別件で最後に1点質問します。市街化調整区域の逆線引きの問題、4月末時点で意見募集が終わり今年度中に方針策定されるかと思いますが、市長就任以来この件について、特に公で口にされてはきませんでしたが、陳情等ではいまだに白紙を求める声もあったりします。市長選中にはいろんなお声を現場で聞かれたのではないかとお察しします。市長この問題現時点でどうお考えでいらっしゃるかお伺いしたいです。お願いします。

市長
 そうですね、市街化調整区域のあり方については私が選挙の過程でも様々な声が私の耳にも入ってきたことはございます。私はまだ外にいましたので、どういうプロセスでどういう考え方でやってきているのか、これをしっかり中に入ってまた検証をしながら今後考えていきたいと思います。これまで経緯としましては説明会を開催し関係者の皆さんの意見をいただき、2回の修正案を公表してきたということで、現在も3月に説明会を開催し、今、4月末までにいただいた意見書をもとに、今、都市計画原案を策定しているというプロセスに入っているようです。このあとそういったことをしっかり踏まえて、手続きを踏んで、都市計画の手続きに着手していくというようなプロセスで、今、進めているという段階です。ただ、これについてもしっかりと対話、原局の話も聞いていたところ、やはりかなり、かなり足繁くいろんなところに伺って、そして意見を聞いて対話をしているということもありますので、そういった内容もしっかりつぶさに報告を受けながらしっかりとした方向で、進めていきたいというふうに思っております。

記者(朝日新聞)
 特に白紙撤回をされるということではないということでしょうか。

市長
 そうですね、それは今のところはそういうことは考えていません。しっかりとどういう状況なのか、きちっと原局からの報告を受けまして適切に判断をしていきたいと思っています。

記者(西日本新聞)
 西日本新聞です。最初に老朽化対策チームのことで何点かお伺いしたいのですけれども、まず最初に平成28年度にできたプロジェクトの件で、これは6月から9月に指針とか点検のやり方を示してもう解散したっていう理解でよろしいでしょうか。

市長
 活動して取りまとめて、はいどうぞ。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。現状どういった点検をしてきたかとか、法定点検してきているのかとかその辺りを確認をした上で、今後どのような点検方法が1番効率的なのかとか、そういったところを重点的に見ていかないといけないのかとか、その辺りを建物それぞれ管理するセクションがありますので、そういったところに研修等、周知徹底を行ったということが1つございます。それと先ほどちょっと申し上げていなかったのですけれども、法定点検って実際建築士なんかが点検して、点検結果というのが上がってくるんですね、そういうものに対して、老朽化が進んでいる部分がなかなか上手に予算設計して改修に結びついていなかったということがございましたので、その辺りを所管課のほうと協議をしながら悪いところは早め早めに対処をしていくというそういった取組みを進めていきました。それらをプロジェクトチームの中で検討をし、9月に公表をしたということです。

記者(西日本新聞)
 今の後半の話の中で、点検する中でこれ老朽化しているなと分かっても予算が取れなかったので改修まで至らなかったのがあったっていうことなのでしょうか。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。実際は限られた予算の中での改修工事になりますので、老朽化が進んでそれがすぐ修繕できるかというと、なかなかそうはいかないんですよね、だからその中でも何か優先順位を付けたりとかしながら実際改修を行ってきているのですけれども、そういったきちっと現状を見た上で、改修を行うというそういった流れをしっかりやっていこうということで、そのプロジェクトチームの中でその辺りをまとめてやりましたという、そういうことです。

記者(西日本新聞)
 そしてすみません、6月から9月にするプロジェクトチームができて、その9月をもって解散したって言っていいのか、9月をもってどうなっちゃったから今ないっていう理解でいいのですかね。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。解散というか、一旦方向性をそこで打ち出しましたので、検討した成果をそこで打ち出したんですね、それを今度実際に修繕等をやっていくのはそれぞれの施設の維持管理の今度話しになってくるから、その辺りは通常の建物設計して、工事をしてというそういう流れにシフトしていった感じがございます。その当時のプロジェクトチームそのものはそこで解散という形ではないですけど、成果を出して終わったということですね。

市長
 笠原さんおっしゃっているのは、解散っていうことが、なくなったと言えるのかということだろうと思うのですけれども、こういったプロジェクトチーム自体が事実上のなにか法律に基づいて手続きで設置されたというより事実上つくられたというものでありますので、それでつくられて、取りまとめをして、それで解散という様式行為を取った訳じゃないでしょうけれども事実上取りまとめて、プロジェクトチームとしての機能を停止して事実上消滅していると、まあそういうことですよね。

記者(西日本新聞)
 ありがとうございます。それから今までの経緯なんですけど、その時に点検の大事なポイントとかを示して、研修もして、各施設でやってもらっていたけど、今回みたいにまた落下事故が多発してしまったっていうのが今までの状況ということでよろしいですか。

市長
 そうですね、プロジェクトチームをつくってこういう取組みを強化していきましょうというところで知恵を絞って打ち手を考えたと、それで取組みを進めてきた、ただ時間も経つ中でやはり落下がいくつかあったという中で、じゃあ今の現時点で、さらにその時のプロジェクトチームの内容に加える、あるいはちょっと変える部分があるのかないのか、あるいは他にもうちょっと考えていく点があるのかないのか、こういったことを、もう一度検証しながら対策をアップデートをしていくという、まあそういう趣旨で立ち上げて検討していこうというそういうことで理解いただければと思います。

記者(西日本新聞)
 分かりました。あと、さっき築30年以上で大規模改修が必要になるというお話の中で、今6,800棟、約ある中で、その6割が築30年以上ということなのですけど、その6割の中でもう既に改修できているものっていうのはどれくらいなのでしょうか。

担当者(企画調整局都市マネジメント政策課)
 都市マネジメント政策課長。ちょっとこれ具体的には今のところまだ整理できていないので、そこを整理したいと思います。以上です。

記者(西日本新聞)
 何か大体の感覚でもあれなのですけど、ほとんどできてないのか、大体半分以上はできているとか、もう少し目安とかは分からないでしょうか。

担当者(広報室報道課)
 詳しい数字はのちほど精査してお答えすることとなりますが、この場で漠然とした話はできませんので。

記者(西日本新聞)
 すみません、あと最後にこの老朽化チームのことなんですけど、わかりやすく情報発信するというのは、具体的にもうちょっと、どんなものを使って発信していくとかありますか。

市長
 そうですね、それもこれから検討をしていくので、今確たるもう結論が分かっていればプロジェクトチームを立ち上げる必要もないので、考えていきたいと思いますけれども、やはり先ほど城さんもおしゃっていただいたように、その多くの情報を皆さんが、身近なところにどういう施設があって、どういう状態というか、どういう年数のものかというのを、今までもいろんなところで出してはいると思うのですけれども、そういったものをより分かりやすい形で出すということと、あとさっきご指摘もありましたが、それがいたずらに不安を高めてもまた逆効果ですし、どういうようなコミュニケーションをしていくことが一番いいのかということを考えていくのが大事かなというふうに今時点では思っています。媒体は、それはWebサイト上でやることもありましょうし、いろんな、もしかしたら違う、市政だよりもあるかもしれませんし、それはいろんなチャンネルがあると思いますので、それもまた考えてはいきたいと思います。

記者(西日本新聞)
 分かりました。ありがとうございます。ちょっと別のあれなんですけど、Zプロジェクトのほうなのですけれども、これ情報発信をZ世代がしていくということですけど、情報発信って具体的にもうちょっと、何か観光とか、そういう魅力発信的なものなのか、それとも市政の取組のことなのかとか、もう少しその方向性を教えていただけたらと思います。

市長
 そうですね、情報発信にはいろんな種類のものがあると思います。1つは、市が行っている事業とか予算の内容とか、そういったものって普通なかなか、どんな状態になっているか、例えば財政状況1つ取っても、どんなふうにやるか、もう何かいろいろ、ためつすがめつしながら、皆さんが市の情報っていうのをストンと落ちるところに、理解しづらいところがあると思いますので、そういったものをどういうふうに分かりやすい形で発信をしていくのかという、そういうようなものがあると思います。2つ目が、やはり市の魅力、これは観光であったり、人や企業の誘致であったり様々なところで、これは市民の方の外も含めて、北九州市というのは、こういう素晴らしい力、あるいは物を持っているということを伝える、そういう要素があると思います。それは観光だけではなくて企業誘致なんかでも結構大事かと思います。やはりみんな、各自治体が競って、我がまちはいいっていうふうに競争している中で、どういうふうに発信と言いますか、どういうような表現をしていくことが、インパクトがあるのかっていうこともあろうかと思います。その先にはもちろん、ちょっと大きくなりますけど、国内だけじゃなくて世界に対しても、どういうような発信をしていくとかもありましょうし、そのいろんな内容もいろんなカテゴリーがあります。またチャンネルも、SNSがいいのかWebがいいのか、紙がいいのか、パンフレットがいいのか、はたまた何か番組をつくるのがいいのかとか、いろんなことがあると思いますので、そういったことをもう1回洗って、何かSNSというか、Twitter(ツイッター)のアカウントも北九州市だけで相当の数があるっていうふうに聞く、もう何かすごく、何百もあるみたいなので、そういったやり方でいいのか、あとプレスリリースの皆さんに見ていただくものも、どういうような書き方で、分かりやすく伝えることができるのか、今、私の頭の中に浮かんでいることは、そういういろんな問題意識がありますけど、そういったことを、きちっと論点を出して、議論していただくと、そして1個1個反映していきたいなというふうに考えています。

記者(西日本新聞)
 分かりました。ありがとうございます。

市長
 そうですね、いずれにしても、やっぱり北九州、いいものがある、あるいは、いい取組をしているのにそれが伝わってないっていうことが、すごく私自身、今、問題意識を強く持っていますし、皆、市民の方もそんなふうにおっしゃるので、もっとそういうところを強化したいなという思いからですね、はい。どうぞ。

記者(FBS福岡放送)
 すみません。老朽化対策チームのほうに戻って恐縮ですけれども、FBSの宮原です。ちょっと1点、まず基本的なところなのですけど、今日立ち上げたっていうような考えでいいのか、それとも、秋口を目途に方向性を示して、組織などを決めて秋口に立ち上げるという理解で、どちらでしょうか。

市長
 これは、立ち上げるということでございます。なので、早急に関係部局のメンバーでの会議というのを開催をいたします。またその時はご案内と言いますか、お知らせをさせていただきたいと思いますけれども、そういうものを立ち上げますということでございます。まだ何日かは決まってないですよね、ですね。

記者(FBS福岡放送)
 秋口に方向性を示してという、最初発言がありましたけれども、秋に立ち上げるっていう理解ではないのですね、近く立ち上げるという。

市長
 ではないです。それで早急に、この夏のうちにもう1回検討をしまして、そして、秋口に何らかアウトプットを出せればなという時間感覚でやっていきますという趣旨です。

記者(FBS福岡放送)
 了解しました。それと、これに関して、全てのものをどんどん改修して最新のものにしていければ、それは理想的なところでしょうけど、予算がある中で、なかなか難しいところもあると思うのですけれども、このチームが立ち上がることをきっかけに、ここも改修してほしい、ここも改修をしてほしいとか、いろんな声が上がってくる可能性もあると思います。その中で、優先順位を付けていかないといけないと思うのですけれども、例えばもう予算をある程度、大幅に確保して対応していくというようなことまでお考えなのでしょうか。

市長
 まさしくそこは大事な視点だと思います。今までもちろん予算の中でも、毎年の予算の中でも、こういった老朽化している施設の点検とか補修っていうのは、予算は恒常的に含まれて、もちろん当然やっているのですけれども、ただ、これまで大きな、40年代、50年代というものの1つの老朽化のピークっていうのが、これからドドドドドッとやってくるのですね。だから、それっていうのはやっぱり非常に大きな波なので、これは来年度の予算がどうとかっていうだけじゃなくて、今後どういう手順と優先順位とスケジュール感でやっていくのか、これは大きな財政のフレーム、中長期的な財政のフレームにも関わってくる話、関わり得る話だと思いますので、やはりそういったところ、これは、このプロジェクトチームだけで終わる話だけではなくて、財政全体の検討にも関わってくる話になると思いますが、そういった観点も、もちろんしっかりと携えながら、これから考えていくテーマだとは思っています。ただ、このプロジェクトチームは、まずはしっかり安全を守っていくということで、その結果として、財政のこういうタイミングでテコ入れが絶対必要だと、これがまた出てくるのであれば、それはそれできちっと考えていかないといけないテーマになり得る可能性はもちろんあると思います。

記者(毎日新聞)
 毎日新聞の日向と言います。私も老朽化対策チームについてなのですけど、先ほどの、秋口に方針をというのは、資料にあるこの具体的な取組について、何かしら方針が、聞くことができるのかという、何のどんな方針を秋口に決めるのか、もう少し具体的に分かれば教えてください。

市長
 そうですね、前回、平成28年度に行ったプロジェクトチームでも、3ヶ月検討した結果、それから予防の方針と言いますか、点検項目ですかね、それを7項目ぐらい取りまとめた、施設保全の方向性というのを7項目取りまとめたことがあります。そういうものも参考にしながら、これからどういう方向感で、どういうような取組をしていくのか、その粒度はいろんなテーマによってまちまちだと思います。こういう方向でやっていくことが大切だということになるか、これについては、もうすぐアクションとして、こういうアクションをしていったらいい、これは粒度がいろいろだと思いますけれども、そういった一定の方向感、あるいは考え方っていうのをもう一度ブラッシュアップする、そういうアウトプットを出していきたいなというふうに考えています。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございます。あと今回、今年度に入ってから、学校だったり若戸大橋だったり、公共施設で外壁落下が相次いだ原因っていうのは、市長が先ほどおっしゃっていた建物の老朽化のピークが来ているだけなのか、ちょっと職員の方からもありました改修が追い付いていないっていうところなのか、何か今年度こうやって、相次いで発表という形で出ている何か原因が少し分かればちょっと教えていただきたいのですけど。

市長
 そうですね、ここはなかなか、その辺りも含めてやっぱり見ていく必要があるので、予断を持って、これが原因だというのを同定するのは、今ここでは非常に難しいとは思います。ただ、おっしゃっていただいたように、いろんな観点でやはり老朽化、あるいは落下という具体的な事象として起きてくることをどう捉えていくのかっていうのは、しっかり関係部局で、持っている施設も違いますからね。そういうことをしっかり見ていきたいなと。先日は教育委員会、学校の外壁の落下などに関しましては先日ここでも申し上げたように、その公表のあり方を変えたということがございましたよね。今まで人的被害がなければ基本的に公表しないという方針から、全て公表するという方針に切り替えたということ、そういうことも1つはあるかもしれませんし、そこは複合的に見ていく必要があるかなというふうに考えております。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございます。私から最後に、今回の緊急点検に係る予算っていうのは、どれくらいかかっているのかというのが1つと、近年、点検に係る予算っていうのは増加傾向にあるのか、その辺も分かれば教えてください。

市長
 どうぞ。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。近年の点検の予算なのですけれども、そうですね、ちょっと今、数字は把握してございません。すみません。今、教育委員会で緊急安全点検をやっておりますけれども、その辺りも少し、ちょっと精査っていうかですね、今からになりますので、数値としてはちょっと把握ございません。申し訳ございません。

記者(毎日新聞)
 近年の点検に係る予算については。

市長
 市営住宅はここにありますよ。

担当者(建築都市局建築支援課)
 建築支援課です。市営住宅のみですが、外壁改修等の、もう改修等の予算も含めてなのですけれども、点検の費用を含めて年間10億計上してございます。

市長
 もうこれは点検と補修と、いろんな補強とか、そういったものを全部込みですけどね、そういうので10億円と、市営住宅の例を1つ取ればということでございます。

記者(毎日新聞)
 ありがとうございます。

担当者(広報室報道課)
 もうお時間でございますので、質問は1つにしてください。

記者(朝日新聞)
 すみません、お酒の件で、先ほど、すっきりとした味わいでおいしかったということでした。市長、あんまり普段、そんなにお酒を飲まれない話を聞いたことがあるのですけど、その市長でもおいしく感じられたというほどの美酒と言っていいのでしょうか。その辺りのちょっとご感想を詳しくお伺いできればと思います。

市長
 私、お酒を飲まないという評判になっています。

記者(朝日新聞)
 そんなにはという。

市長
 結構、私はお酒好きなほうだと思うのですけど、何でしたっけ、このお酒がどう美味しいかなのですけれども、一度私も飲ませていただきましたが、非常にきりっとしていますね。きりっとして、非常に野生的な味と言ったら、言い方は悪いかもしれませんが、割と、何かきりっとして力強い感じの味でしたね。こういう答えでよろしかったでしょうか。

記者(朝日新聞)
 どんな時に飲みたいお酒だったかというのを、すみません、これ最後の質問です。

市長
 そうですね、食事の後半に、ちょっと盛り上がってきたところで、さらに勢いを付けるところで飲みたい感じでしたね。こんなのでよろしいですか。

記者(朝日新聞)
 ありがとうございます。

担当者(広報室報道課)
 時間になりましたので、それでは市長定例会見を終了します。

市長
 ありがとうございました。

(※会見での発言内容について、できるだけ忠実に作成しています)

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市長公室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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