月日:2023年2月20日
場所:北九州市役所
令和5年(2023年)2月20日北九州市長就任記者会見
会見の動画(YouTube)
担当者
ただいまから、市長就任記者会見を始めます。それでは市長、一言よろしくお願いいたします。
市長
皆様おはようございます。今日は朝からお疲れ様です。本日、北九州市長に就任をさせていただきました武内和久でございます。皆様にはこれまでも選挙期間中も含めて、いろんな形でお世話になってきましたけれども、また今度、北九州市長という立場で皆様とこうしてお世話になること、よろしくお願い申し上げたいと思います。またいろんなここで対話を交わすことによって、市政の前進に寄与する、そういった形の場を持たせていただきたいと思いますので、ぜひどうぞよろしくお願い申し上げます。
担当者
それでは質疑応答に移らせていただきます。まず初めに、幹事社からよろしくお願いします。
記者
改めまして就任おめでとうございます。今後とも取材活動へのご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
質問ですけれども、激闘となった選挙戦から2週間がたちました。武内さんが挑戦する、前進させると掲げられていた、市政運営がスタートされました。先ほど職員の皆様にも挑戦していこうと呼びかけられていましたけれども、改めまして初日を迎えられた今の気持ち、意気込みをお願いいたします。
市長
こうして無事初日を迎えたことを、非常にすがすがしい気持ちと、わくわくする気持ちを持っております。これから市民の皆さんにご期待いただいた、前に進んでいくという姿勢を、職員の皆さんと、また市民の皆さんと一緒に進めていくという思いで、今、身の引き締まる思い、そしてまた、わくわくする思いでいっぱいです。この選挙戦が終わって、2週間経ちますけれども、その間も本当に多くの市民の皆さんから激励のお言葉、メッセージ、それから北九州市を前に進めて欲しい、期待してるよっていう声をたくさんいただきました。選挙中もそうでしたけれども、改めて本当にこの街の流れを変えて欲しい、街を前に進めて欲しいという市民の皆さんの気持ちが、ものすごく強い、熱いものがあるということを痛感いたしました。やはり何としてでも、そうした皆さんの気持ちに応えていかなきゃいけないという思いを、すごく強くしております。
そのためには、これから私もしっかりと中に入って勉強させていただいて、市役所の職員の皆さんと一緒にですね、また市民の皆さんの、心にも火をつけて、前に進んでいく市政を、北九州市の新しい時代をつくっていきたいという思いで、今みなぎっております。
記者
具体的な公約の話になるんですけれども、武内さんの選挙では、人口の100万人復活ということを掲げられていまして、具体的な方策と、いつまでに実施するのかということ。もう1点、財政再建。行財政改革のために官民のチームを作って、検証を行うという話でした。これも着任早々進められると思うんですけれども、目標額、どれぐらい削減するのか、具体的にちょっと示してもらいたいなと。実際やってみて、数億、数十億とかっていう話だったら、ちょっと拍子抜けすると思うのですね、市民も。そこら辺を期待されていると思うので、教えていただきたいです。よろしくお願いします。
市長
2点、人口の話と、行財政改革の話ということで。100万人の復活ということ、これは大企業でもそうですけれども、やはり長期のビジョンと、短期的な指標の組み合わせをもとに、やはり経営をしていくということが大事です。100万人の復活ということ、これはやはり市民の皆さんにしっかりと、市民みんなで目指していく大きなビジョンとして掲げさせていただいたキャッチフレーズです。40年以上かけてきて、ずっと落ち込んできたものが、数年で、直ちに回復できると、それはもう当然思っておりません。ただ大目標がなければ水は低きに流れるものです。ですからしっかりとそこに向かってまずは人口流出をとめていくということが第一です。特に若い人たちの若者の皆さんの流出を止めたいと思います。これはやはり、まず最初の4年で一番最初に取り組むべきものだと思います。人口の流出をまず止めると、そのあとに自然増も含めた総人口の増加に転じていく。そして、そのあとに人口100万人を目指して、もう1回、人口を増やしていく、こういうステップで考えていく話だろうと思います。そのためには、雇用と教育というのを選挙期間中から申し上げておりました。やはり若い人たちが特に雇用の選択肢が少ないということは、もう本当に多くの方からお話を伺いました。そして、教育、子育てというのが人口を取り戻す大きな武器となって、各自治体がそれぞれ切磋琢磨をしております。そうしたことを軸にしながら、ありとあらゆる手を使って、人口の、まずは流出をとめていくということをやっていきたいというふうに思っています。
それから行財政改革の話でございます。これも、今、北九州市の財政余力、特に経常的経費(経常収支比率)がもう99.6%ぐらい(令和3年度は96.3%)、ここはまだレクを受けていないので正確な数字ではないかもしれませんが、やはり投資するにあたっての余力が今は少なすぎるという問題意識を持っています。やはり投資をする、しっかりと私が公約でお約束をしたこと、或いは未来への投資に向かっての財源を確保していくということのためには、しっかりと行財政改革を行わなければいけないということで、今回、行財政改革の官民合同チームを作って、それに取り組んでいくということを選挙中から申し上げました。
そこに向かっては、民間目線でしっかりと今まである契約、今まである事業、こういったものを総点検して、どういったところで財政の模様替えができるのか、シェイプアップができるのか、筋肉質の財政にできるのかということを考えていきたいと思います。また具体的な数字、幾ら出すのかというのはですね、今まだ着任したばかりで、どういう財政規模になっているのか、どういうものがあるのかということはまだレクチャーを受けてない段階ですので、それはちょっと軽々には申し上げられませんけども、やはり市民の皆さんが一定、やはり変わったな、動いたねといえるような、水準を目指していきたいという気持ちでおります。
記者
今の、行財政改革についてですけども、国政でもそうですけど、いざ、中に入ってしまって、本当の数字をスタッフから見たら、ここまでかというような、びっくりするような数字とか、ある意味、事態を今から市長は実感されるかもしれませんけど、一つ、武内さんが一番市民に期待されたというのはやっぱり情報発信だったり、オープンなところだと思うんですけど、武内市長の基本的なスタンスとして、例えばあまり都合がよくないというか、あんまり本当は出て欲しくないような数字とか、状況についても、我々のマスコミも含めてですけども、議会や市民にオープンにして、そして皆で考えていくというような、そういうスタンスというのは変わりませんか。
市長
はい。とにかくオープンにしていくということ。これが政策の決定の過程、或いは政策の検証の過程、こういったところで、しっかりとオープンにしていくということを大切な柱にしていきたいと思います。現実に私もそういった全てさらけ出すと言った、選挙期間中もですね、私なりにもう、ありとあらゆる考えていること、思い、そして問題意識を、どんどん発信していく、こういう姿勢でやってきました。そこにご期待をいただいていると私は思います。なので、やはり今後もですね、オープンな姿勢ということ、特に今までの流れというのを変えていく際には、大きな、市民の皆さんの理解と共感も必要ですから、しっかりとオープンにしていきたいと思います。
具体的な方策についてはですね、まだこれも、今までどんなふうに情報発信されていたのかもしっかり伺ったうえで、やはり時代に合った形で、いろいろな情報発信ツール、或いは双方向のコミュニケーションツールというのもございますので、そういったこともしっかりやっていこうと思います。
また役所の中に閉じ込もらずにですね、今後もどんどん、できる限り市民の皆さんと直に対話するということも、私は大切な手法として、これからもやって行こうという思いでおります。
記者
市長は選挙戦で、こういうことおっしゃったと思うんですね。私はどんな質問にも答える自信がある、なので、全部の討論会に出ましたと。私はもうそれ非常にその原理はよしだと思います。ただ、そうおっしゃったにしてはですね、今日の記者会見はちょっと短すぎます。30分では、これだけの記者がいるわけですから。とても30分では収まらない。今日は公務もおありでしょうから、今日は申し上げませんけれども。今後はですね、ひとつもう少し時間を取っていただきたい。こういうお願いです。
2点だけちょっと質問させてください。まず1点目はですね、文化行政についてのお尋ねです。大変失礼ですけど、市長の公約を拝見した限りではですね、この文化面の言及がちょっと少ないように思いました。今後、行財政改革を進めていかれるうえで、文化についてかなり削減されるんじゃないかと、こういうふうに危惧する文化関係者の声も聞かれます。今後どういうふうに進めていかれるのか、そのご所見を。
それと具体的なことですが、全国的に注目をされています小倉昭和館、それから工藤会の跡地に今抱樸さんが計画してらっしゃる、希望のまちプロジェクトですね、これについてもどういった支援をしていかれるのか。
市長
ありがとうございます。文化面、選挙期間中にお出しした公約は基本政策ということで、もう森羅万象、全部をカバーできてないということでそういうご不安を、持たれている方もいらっしゃるかと思いますけれども、やはり行政、こうやって実務を担う上では万般においてしっかりと目配りをしてやっていかないといけないと思います。特に文化についてはですね、今回の市長選挙の中では声高には申し上げませんでしたけども、やはり文化というのは、都市の潤いですし、経済や社会を元気にするための大きなエンジンになると私は思っています。これまで私もロンドンやワシントンに駐在をしていたことがありました。やはり、欧米、特にヨーロッパに行くとですね、文化の香りがものすごくそこかしこにあって、日常的にいろんな音楽や演劇や、いろんな種の、ガーデニングなども含めてですね、それがどれだけ人の気持ちを潤わせて、また次の日の活力になっているかということを体感してきたつもりです。なので、文化面についてもそういった役割、そういった大事さというのは、私は自分の経験の中で感じております。なので、しっかりと、文化というのももちろん大事な要素として、今後しっかりと政策を推進していきたいというふうに思っています。
それから小倉昭和館、希望のまちプロジェクトのことですね。これに関してもですね、特に小倉昭和館につきましては、北九州市の市民の皆さん、いろんなお話を聞く中で、その言葉もよく出てきて、やはり市民の皆さんのアイデンティティの一つをなすものとして、お伺いすることが多々ありました。こういった中で、今までこうして愛されてきた昭和館をどういうふうな形で次の時代に引き継ぎ、発展させていくのかという辺りもですね、しっかりと、どういう状況になっているか、また勉強させていただいてですね、考えていきたいというふうに思っています。
希望のまちプロジェクトについてもですね、私もまだメディアの報道程度しか入っておりませんので、どういった状況になって、どういった趣旨のものなのかというのをつぶさにお伺いをしてですね、きちんと見ていきたいというふうに思っております。
記者
先ほど前市長との引き継ぎの中で、前市長の市政16年、素晴らしかった、あと重みを感じたというご発言があったと思います。選挙戦の時はですね、各マスコミへの回答で、北橋市政を評価しない方向でのご回答をされたりとか、あと失われた16年というフレーズが、相手陣営から反発があったと思いますけど、選挙戦の時と今で何か考え方が変わったりとか、あるいは北橋前市長の市政に対してどういう風に感じてらっしゃるかを教えてください。
市長
先ほどの引継式では、北橋市長からもしっかりとやっていって欲しいというエールをいただきまして、私としても、もちろん人としてですね、やはり北橋市長が今まで積み重ねてきたことへ敬意を表するという言葉を申し上げさせていただいたつもりです。また選挙戦中はですね、いろんな、やはり激しい戦いでしたから、そうした中で、私は他の政令市と比べて人口減少、経済の停滞、それから財政の悪化、こういったデータをもとにして、失われた16年という言い方をしておりました。ただ無論、暴力団対策や福祉政策や、そういった部分の成果を出されたことも認識をしておりますし、そうした市政全体で失われたというふうに捉えられたら、それは本意ではございません。前進した部分も当然、16年やられておありですから、マイナス面を特に強調した言い方に、意識し過ぎた言い方になってしまった点については誠に遺憾に思っております。
記者
ということは、選挙戦中と今、先ほど北橋さんとお会いされた時っていうのは、考え方としては変わってないということなんでしょうか。
市長
そうですね。やはり私は選挙戦中、そういうふうに評価をさせていただきましたが、ただそれが市政全部、全否定するという趣旨にとられたということであれば、それは本意ではなくて、やはり市長も暴力団対策や福祉の部分、或いは環境政策など進められた部分もあるというふうには、もちろん思っております。
記者
最初の会見でこういったことをちょっと聞くのは誠に心苦しいことではあるんですが、今日、福岡市の方で、旧統一教会の信者の方が、北九州市を提訴することとなりまして、そういったことに関して、市長としてどのように受けとめられているのか。
またですね、前市長にもお伺いしたのですが、選挙などを含めて、これまで関わりなどがあったかどうか、そういったことを教えていただきたいと思います。
市長
それは統一教会に関する提訴の話ですね。報道等でそういう話があっているというふうには伺っていましたけれども、現時点では具体的な内容がわかっておりませんので、現時点ではコメントはできません。
統一協会に関しては、選挙期間中から申し上げている通り、一切関係は、関与はありません。
記者
こちらもやはりこの質問するのはあれかもしれませんけど、松本零士さんが亡くなっていたことが分かったということで、それに関して市長から一言コメントいただけないでしょうか。
市長
松本零士さん、85歳でしたでしょうか。やはり日本が誇る偉大なアーティスト、クリエーターとしてご活躍されたということ。そういった、巨星であられる松本零士さんが亡くなられたということに、まずは心からお悔やみを申し上げたいと思います。特に北九州市の誇る大きな偉人としてですね、漫画ミュージアムの初代館長(正しくは、初代名誉館長)としても、昨年度まで務められたというふうに伺っております。北九州市の発展、或いは北九州市からの文化の発信に大きく貢献をしていただいたことに本当に、改めて御礼を申し上げたいと思いますし、本当にご遺族の皆様にはお悔やみを申し上げたいというふうに思います。
記者
私もちょっと失礼な質問で大変申し訳ないんですけれども、市長は選挙中にですね、元衆議院議員で、九州国際大学の元学長の西川さんが、大変熱心に応援してらっしゃったと思うんですね。西川さんという方はですね、失礼ですけども、この5年間の間にですね少なくとも、3回、見過ごすことができないような行動、或いは発言というのがございます。まず、順番に言いますと2017年にはですね、先ほどもお話が出た旧統一教会系の、関連団体の国際勝共連合、この憲法改正集会に講師として招かれて、主に学生を前にして講演したと。他にもですね、例えば、日本のテレビ局は中国、韓国に乗っ取られているとかですね。或いは熊本の高校の生徒たちを前にですね、日本は、先の戦争でアジア解放のための正しい戦争をしたというようなこともあります。私どもも新聞に、その都度報道してきたんですけれども、残念ながらですね、これまで西川さんからですね、一度たりともご回答いただいたことがない。そういう方から市長が今回、応援を受けられたということですね。小さな違和感があります。
それで教えていただきたいんですけども、そもそも西川さんとはどういったご縁で、これまでお付き合いをなさったのでしょうか。それと、今申し上げたような西川さんの発言についてどうお考えでしょうか。
今後、西川さんもですね、例えば副市長であったり、顧問であるとかですね、そういう要職におつけになる計画というのがございますでしょうか。
市長
西川京子さん、前九州国際大学の学長でもあられました。西川さんとはですね、九州国際大学、もう1年半から2年ぐらいになりますか。そうしたときに、西川さんがかつて厚労省の副大臣でしたかね、そうしたご縁もあってですね、あなたの知見を、或いは経験を、といったアカデミアの世界でも活用してもらえないかということで、九州国際大学の客員教授をご依頼いただいたということがございました。そうしたご縁で、もちろん会話をする中でですね、西川さんとしては、私を応援してくださったんだろうというふうに思います。それは、私はやはり市民の皆様も、これは党派を超えて、どういう方でもと言いますか、市民の皆さん、応援してくださる方もどんどん輪を広げていきたいという思いでやってきましたので、西川先生については先ほど、過去の集会での発言と、ちょっとそこは私もつぶさに把握をしてないのでですね、一つ一つについて、ちょっと私に論評はできませんけれども、それぞれの皆さんのお考えの中で発言したことであろうと思います。ただ、この辺は具体的にどういうシチュエーションでどういうことをおっしゃっていたのかということは、直ちにわからないですね、そこは論評は控えたいというふうに思います。
今後の人事についてはですね、どういう人事にしていくのか、今西川さんの話をされましたけれども、人事については、しっかりといろんな情報を集めさせていただいて、今、鋭意検討しておりますので、誰がどうとかということではなくて、しっかりとこれから考えていきたいというふうに思います。
記者
今後ですね、福岡市の高島市長とトップ会談を予定されているという話もありましたけれども、具体的なお話はこれからだと思いますが、武内市長からご覧になって、どういう方針で連携を図っていきたいかということをお伺いします。
市長
トップ会談、北九州市と福岡市の連携はとても大事だと思います。これまで私の知る限りでは12年近く、トップ同士がしっかりと膝を突き合わせてお話をされていないということを伺っております。やはりこれだけわずか20分弱の距離にあった、この二つの大都市がしっかり手を携えて、お金、人の流れ、物の流れ、お金の流れ、そういったものを共有し、或いはお互いの強みを生かしていくということはものすごく大事だと思います。お互いにとってウィンウィンの関係になれる要素がたくさんあるんじゃないかと思います。具体的にどんな内容を打ち出していくのか、どんな話をしていくのかということについては、今日の午後もですね、ご挨拶に伺いますので、そういった中で、今後の段取りなども少し相談をしたいと思いますけれども。やはり、福岡市と北九州市、街のキャラクターも大分違いますし、主軸となる産業の構造も違います。また北九州市は非常に多くの観光資源といいますか、もっと多くの人がやってくるような要素ってたくさんあると私は確信をしています。なので、そういった今福岡市が引き寄せている人口や訪問客という勢いと、北九州市が持っている底力、それをかけ合わせて、お互いに多くの人が、多くのお金が集まるような形というのを目指していきたいなと、現時点ではそのような問題意識でおります。
記者
議会運営についてちょっとお伺いさせていただきたいと思います。市議会最大会派のですね、自民党・無所属の会は市長を支援してですね、自民党所属の三原、大石両議員の処分をですね、県連に求めています。市長は選挙後ですね、議会運営についてのノーサイドだということをおっしゃっていたと思いますけれども、この市長がおっしゃっているノーサイドに反するような動きではないかなというふうに私は思うんですけれども、こうした自民党・無所属の会の動きについて、市長はどのように捉えてらっしゃいますでしょうか。
市長
各政党、或いは議会の方のご対応やお考えということについては、これは直接市政を担う私の預かり知る、決められることでもございませんし、そこはそれぞれのお考えがおありのことだろうと思いますので、そこについて私はとやかく申し上げる立場にございません。ただ私としては、当選後も申し上げましたが、やはりしっかりと、激しい戦いではございましたけれども、北橋前市長もおっしゃっていたと思うんですが、やはり選挙が終わったら、ノーサイドという精神でですね、やはりしっかりと未来志向の対話をしていきたいというふうに思います。この街を発展させていきたいという思いは、議員の方、政党の皆さんも全く同じだろうというふうに私は思います。停滞する市政を誰も望んでいるわけではございませんので、しっかりと議会、議員の各位の皆様とともに私は思いを同じくして、しっかりと対話を重ねていきたい、そんなふうに思っています。
担当者
それではそろそろお時間になりますので、あと最後の一問でお願いしたいと思います。
記者
2点ですけれども、まず1つ、もうすぐ3月議会が控えております。議会提出のお話もありましたが、予算も早速あります。物価高であったりとか、子どもの部分は、提起されていましたけれども、急ぎ、カラーとして出したい部分、とはいえ、もう迫っていますので、なかなか難しい部分もあろうかと思いますが、3月は骨格というのか暫定でいくのか、6月からカラーを出していくのか、その辺をまずひとつお聞かせください。
もう一つは、ツイッターの中でも、選挙戦の、11月ぐらいにですね、平和ミュージアムについて視察された時のことを書かれておりました。非常に問題がある、2度と行かないというと投稿者の方が言っていたケースもあるということもありましたが、北九州市はやはり、ご存知の通り、空襲もありました、小倉が被爆原爆の投下が目標にもなったという地点で、平和に対しての思いも非常にあると思います。平和行政についてどのように進められるか、ご自身のお考え、ミュージアムをどう運営、どんなふうにしていくべきか、問題があるとすれば何か改めていくような協議の場を設けたいと思っているのか、その辺をお聞かせください。
市長
これから、私もまだほとんど聞いておりませんけれども、3月議会に向かって暫定予算を組むというプロセスがあるというふうに承知をしています。もちろん私が選挙の中で、公約としてお示ししてきたことに対して市民の皆さんから多くのご期待をいただいている。ですから、少しでもスピード感を持って、目に見える形を作って、こういうご期待はたくさんあろうかと思いますので、そういった中で、私自身もスピード感を持って着手できるものはやっていきたいと思います。ただそれが、必ずしも予算を伴わなければいけないのか、或いはもっと違う形でやっていけるものがあるのか。または今、事務方の方で組まれている予算の中にどんな内容があるのか、これもまだこれからですので、そういったものを見ながらですね、しっかりとスピード感を持ってやっていきたいと思います。ただもちろん、もう全部が全部、この3月に公約を打ち込むということは、これは難しいということは当然承知をしておりますので、そこの、現実、或いはこのタイミングでございますので、そういったことの、せめぎ合いの中でしっかりと考えていきたいというふうに思っております。
それと平和のこと、これも当然でございます。やはり北九州市が、持ってきた歴史、平和、特に戦争に関してもいろんな市民の皆さんの思いがあられるということは、私が市民の皆さんと対話の中でもたくさん伺ってきました。そうした中でですね、やはり今どういう、平和行政が行われているのか、こういったあたりもしっかりと勉強させていただいて、やはり市民の皆さんのお気持ちに寄り添った、そういった政策を展開をしていきたいというふうに思っています。
担当者
それではお時間となりましたので、以上で就任会見を終了いたします。
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