コメント項目 |
(1)新型コロナウイルス感染症の現状等について(資料なし) |
月日:2023年1月11日 |
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発表項目 |
(2)「WDSF Breaking for Gold World Series in 北九州」に向けた取組について(PDF:937KB) |
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出席者 | 北九州市長 |
令和5年(2023年)1月11日
【コメント】
(1)新型コロナウイルス感染症の現状
【発表案件】
(2)ブレイキン in 北九州
(3)きたきゅうベビー応援事業
会見の動画(YouTube)
市長
まずは新型コロナ感染症の状況から始めたいと思います。モニターにデータ等をお示ししております。第8波、大変増えております。年明け以降、1日2,000人を超える日も増えております。病床使用率につきましては、1月10日、昨日の時点で81.3%となっておりまして、医療への負荷が高まっております。また季節性のインフルエンザにつきましても、本市でも先月の後半から3年ぶりとなる流行期に入っておりまして、コロナとの同時流行のおそれが強まっております。市民の皆様へのお願いでありますが、発熱等の症状がある場合は、まずはかかりつけ医など、医療機関に電話でご相談いただきたいのであります。かかりつけ医がない場合、本市のホームページ、あるいは相談ナビダイヤルでも案内を行っておりますので活用していただきたいと思います。また市民の皆様におかれましては、抗原検査キット、解熱鎮痛薬、食料品など、事前に準備していただくと幸いであります。抗原検査キットにつきましては、安い「研究用」と称して市販されているものが散見されるわけでありますが、厚生労働省はそれを推奨しておりません。検査キット購入の際は、国が承認しております「体外診断用医薬品」、または「第1類医薬品」と表示されたものを選んでいただきたいのであります。1日も早くこの第8波、感染拡大を抑えることができるように、市民の皆様にはどうか引き続きまして、三密の回避、手洗い、うがい、マスク、ワクチン接種など、感染対策の徹底をお願いしたいと思います。また年末年始の長期休暇明けではありますが、発熱、喉の痛み、咳、倦怠感など、何らかの症状がある場合には、出勤や登校を控えるなど、感染拡大防止に努めていただきたいと思います。インフルエンザワクチンにつきましても、高齢者などを対象とした定期予防接種を行っておりますが、加えまして、北九州市では独自に、妊婦、そして、未就学児の接種への助成を実施しております。重症化リスクの高い、対象となる方はぜひ感染拡大前の接種を検討していただきたいと思います。新型コロナ感染症については以上であります。
次に、ブレイキンの大会のお知らせであります。画面に資料をお出しいたしております。2月の24日、21日(正しくは、24日、25日)に開催されるのが、「ブレイキン・フォー・ゴールド・ワールドシリーズ」であります。これは日本初開催のブレイキンの世界大会となります。この大会を迎えるにあたりまして、市内での機運を高めてまいります。様々な関連イベントなどを行うことにしております。本日は、その内容を発表させていただくものです。まず13日からは、世界大会にも出場経験のある講師によるブレイキンの出前講演を行います。出前授業、これは市内の小・中・特別支援学校で実施いたします。延べ43校、約4,000人という、出前授業としては大規模なものとなります。子どもたちも非常に楽しみにしていると聞いております。さらに大会当日には、市内小中学生約600人の招待を予定しております。これらの取組を通じまして、子どもたちがブレイキンをはじめとしたダンススポーツに関心を持っていただくきっかけになればと思っております。次のモニターにお知らせしておりますが、1月14日と29日には、大会が本市で開催されることを、多くの市民の皆様に知っていただきたいということで、ブレイキンに関心を持ってもらえるような事前イベントの開催を予定しております。14日に、ボートレース若松内の地域交流施設クレカ若松で開催されるイベントでは、本市観光大使を委嘱しておりますDA PUMP(ダ パンプ) KENZO(ケンゾー)さんや、東京パラリンピック競技大会の閉会式でダンスパフォーマンスを披露した白杖ダンサー MORIKO JAPAN(モリコ ジャパン)さんなどが出演をいたします。ダンスパフォーマンスやダンスバトル、ブレイキンクリニックなど、子どもから大人まで楽しめる内容となっております。また29日には、小倉駅JAM広場で開催されるイベントにおきまして、世界大会の優勝実績もある、九州男児新鮮組(きゅうしゅうだんじしんせんぐみ)によるブレイキンのパフォーマンスを予定しております。チケットの一般販売も14日から開始されます。ぜひこの機会に、トップアスリートが繰り広げる、迫力あるバトルを会場でご覧いただければと思います。この大会が開始される2月、本市は市制60周年を迎えます。市民の皆様と一丸となって、大会に向けて盛り上げていきたいと考えております。
次に、きたきゅうベビー応援事業についてお知らせいたします。画面をご覧いただきます。妊娠・出産から子育てまで一貫した支援を、一体的に行う「きたきゅうベビー応援事業」を実施いたします。財源においては、国の出産・子育て応援交付金事業を活用します。伴走型相談支援は、各区役所が面談やアンケートなどを通じまして、様々な不安・悩みを聞いて、子育て支援に関する必要な情報提供を行っていきます。また、支援が必要な家庭に対して適切なサービスに繋げてまいります。経済的支援は、令和4年4月1日以降の妊娠・出生を対象として、妊娠届出時の面談後に、出産応援ギフト5万円、出生後の面談後に、児童一人当たり、子育て応援ギフト5万円を給付する内容であります。なお、この給付金に、所得による制限はありません。次の画面でありますが、受付・給付開始は2月下旬から行うことといたしまして、対象となる方に順次案内を送らせていただきます。申請は、スマートフォンなどで手軽にできるよう電子申請システムを使用いたします。今回の事業を着実に推進し、全ての妊産婦や子育て家庭がより一層安心できる、出産・子育ての環境づくりに努めてまいります。私からは以上であります。ご質問を承ります。
担当者
先ほどご案内がございました「ブレイキン・フォー・ゴールド・ワールドシリーズ」の開催日程でございますが、2月の24日、25日でございます。以上です。
記者
幹事社より質問申し上げます。北橋市長、今年もよろしくいたします。まず新型コロナの件なのですけれども、昨日、東京都の医師会が、第7波超えの可能性もあるといった見方を示されまして、全国的に医療提供体制の逼迫が懸念されていますけれども、これに対する市長のまず見方と、それから、市として想定されている感染拡大の見通しについてお考えがありましたら伺いたいと思います。
市長
(モニターに)グラフをちょっと出していただきたいと思いますが、先ほど第8波の波が大変速いスピードで進んでいるという状況をお示しさせていただいたわけでありますが、どの時点でピークが来るかということは、これは、予測はつきませんけれども、いろんな見方があると思います。私ども、国の専門委員会の方々の意見やメディアに出て来られる専門家の方々の予測、そうしたものに注意を払っておりますけれども、正直なところ、どこまで伸びていくか、どの辺がピークで収まるかということについては、1つの統一したような見方と言うまでには至っていないのではないかと思います。ただ、いずれにしても、この感染拡大は医療現場に対する負荷を着実に高めておりますし、救急搬送の困難事例は今までと比べて最も多くなっております。そうした状況を見ますと、早く鎮静化させないと、また大変に厳しい状況に陥ると警戒しております。私の認識としましては、先ほど申し上げましたように、たくさんの患者さんがどっと医療機関に行きますと、重症化リスクの高い方々が診療を十分に受けられないということが出てまいりますし、また救急搬送の困難事例が増えてまいります。そういう、いろんな状況を見ながら、今後の対応をさらに一歩前へ進めるかどうかの検討が必要だろうと思います。病床使用率、8割を超えてきております。これ自体が大変高くなっておりますが、病床使用率、あるいは重症病床使用率だけではない、この医療現場全体に関する状況をよく見た上で、県庁との間で情報・認識を共有して判断していくことになると思います。大変警戒いたしております。
記者
ありがとうございます。それから発表案件で1点お伺いしたいのですけれども、きたきゅうベビー応援事業なのですが、事業の概要で伴走型相談支援がありますけれども、こちらの、妊娠後のサポートから生後4か月の乳児の家庭訪問を行って子育ての孤立化を防ぐということなのですけれども、今後、子育ては長い道のりだと思うのですけれども、そういった家庭を長期的に支援していく今後のお考えというのがもしおありであれば伺いたいのですが。
市長
総理からも、異次元の政策パッケージをこれから提案していくという決意表明があったところでありますが、この給付金につきましても、今後どのように定着させていくかということもありますが、子育て支援に対する市民の期待が大変に大きい、そしてまた国全体が少子化という状況がはっきりと目の前に見えて、その課題に直面していることもありまして、国もこの子育て支援政策にさらに力を入れていこうとする姿勢については大歓迎であります。本市としましても、市民のニーズが極めて高い重要な政策分野と判断いたしまして、これまで子育て支援政策は、これは、子どもの成長期に応じましていろんな政策がありますけれども、厳しい財政状況の中ではありますけれども、優先順位をしっかり付けて、その財源確保に努めていろんな事業を行ってきております。昨年の当初予算、また補正予算の中で、私ども産後ケアという観点で、利用者の負担というのがありますので、それを軽減するように補助金を付けるとか、伴走型支援と経済的支援を結び付ける、本市としてもやれることを精一杯やろうということで取り組んできた経緯がありまして、クーポンでの支給という話がありましたが、まずはこういう物価高で大変な時でありますので、迅速にお届けするということを最優先して事業を行うわけでありますけれども、国の支援政策をよく見ながら、本市としても、切れ目のない政策について今一度、手厚く充実するとすれば、どういう分野でそれを補強していくかということも併せて検討していくべき緊要の課題ではないかと思います。いずれにしましても、次の市長を選ぶ、そういう段階に入ってきておりますし、おそらくこれは候補者皆さんが子育て支援政策というものを非常に重要な、優先順位の高い政策とご判断されて様々な政策が競われるのだろうと思います。それは市民にとっては大変にいいことでありまして、ぜひそういう中でも、国の支援も大事でありますが、自治体としても、どのように発展させていくかということについて、大いに議論して前進していくことを期待いたしております。
記者
ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社さんよろしくお願いします。
記者
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。新年初めての会見だと思うのですけど、2023年の市長の抱負などがあればお聞かせください。
市長
市の職員の皆様方に、毎年仕事始めの時に、抱負を含めて新年の挨拶をさせていただいております。その中で昨年を振り返って、職員の皆さんと一緒に頑張って成果を挙げたことに対する労いと、また課題についても確認して、そして、続いて2023年に私どもがどういう政策、あるいはビジョンに基づいて職務を遂行していくかということについても述べたところでございますので、これは公開していたことでございますのでそれを参考にしていただきたいと思いますが、まずはこの新型コロナ感染症の拡大が急速に進んでおりますので、その中で市民の命と健康を守るということについて最善を尽くすこと。そしてまた、3年続いたコロナ禍のために経済的には大変傷んでいる面がありますので、経済・社会生活との、この両立という面におきまして、国や他の自治体の動向もよく見ながらしっかりと取り組んでいくということがまずあります。そして、本市独自の成長戦略というものを改めて年頭の挨拶で確認したところであります。それは、やはり空港の滑走路延長に必要な貨物の確保によって物流の基盤をつくるということで国に働きかけてきたわけでありますが、いよいよ今年の春、国において一定の方針が示されるのではないかと熱い期待を持って注目しております。この滑走路延長の方針、同時に、この物流の拠点化というのは相当大きな投資を呼び込み、雇用に繋がります。2番目に、洋上風力発電は国の脱炭素の重要なシンボル事業でありまして、今年の春、着工であります。1,600億円以上(1,750億円)の投資となります。雇用も増えます。3番目に、暴力団の問題を乗り越えてきて、ITだけでも100社を超える企業がこの数年間出てきていただいております。そういった企業誘致・投資ということを最大限頑張っていこう。またその中には、治安が劇的に改善しまして、もう投資を阻むものがないし、観光客の足を止めるものはないわけですから、夜景が一番、グルメも大変に美味しいということで、観光業というのは、25基の洋上風力が立ち上がってきますと、これは大変な壮観でありまして、清水の舞台をはるかに上回るだけの、人に魅力を感じていただける光景だと思います。日本人が初めて身近に見る光景であります。こういうものを通じて、観光都市としても脱皮できる。こういった諸々の成長戦略に全力を挙げて取り組もうということを、新年の挨拶でも強調したところであります。そうした課題に対して、果敢に挑戦していこうということを申し上げました。
記者
ありがとうございます。初めての新年の会見だったのでお尋ねしました。先ほど、コロナについて大変危機的な状況というお言葉がありましたけど、来月、ブレイキンの大会があったりと、かなりたくさんの方も来られると思います。その辺の感染対策だったり、大会のイベントの両立をどう実現していくのか、お考えをお聞かせください。
市長
昨年(度)も非常にシリアスな感染状況が続いていく中で、世界体操・新体操(選手権)という、ビッグイベントというものに、どうするかという状況にありました。その中で、閣僚の方にも、直接お願いもしたのでありますけれども、このワクチンと検査のパッケージという方式を我々としてはぜひやって、十分な体制を取ってこれを実行したいのだけれども、国としても、そういったパッケージ方式というものを推奨していただけませんかという要望もしたことがありました。現実に国のほうも、ワクチン・検査パッケージという形でそれを推奨されるようなお話もありまして、私どももその方式でフルにお客様を入れて、世界体操・新体操をつつがなく成功裏に終えることができたという実績があります。もちろんスタッフ、関係者は、感染者が出ないように大変苦心も心配もしたところでありますけれども、ワクチン・検査パッケージでそれを成功させているという実績もありますので。今の状況でありますけれども、もう一時、これがピークに近づいて安定化していくのかどうかでありますけれども、選抜女子駅伝、それから北九州マラソン、そしてブレイキンと、こういう大きなイベントが続いていくわけでありますが、それまでの間にどこまで鎮静化するかというのを見守っているわけでありますけれども、基本的には、ワクチン・検査パッケージで行ったように、慎重な感染症対策もしっかり行った上でイベントを成功させることができないか、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。
記者
ありがとうございます。
記者
今年もよろしくお願いいたします。きたきゅうベビー応援事業に関して、改めて、この事業を通してどのように市民の方に活用してほしいか、そして、北九州市のどのような狙いがあるかということを改めて教えていただけますでしょうか。
市長
子育て支援に対する市民の期待というのは大変に大きいものがあって、しかも、国全体が少子化対策で、これからこういう子育て支援政策の重要性を再認識して踏み出そうとしている時でもありますので、自治体としてもこれまで一生懸命取り組んできているわけでありますが、さらに子どもの成長段階に応じて、どういう政策が子育て中の皆様方に期待されているか、また、どういう政策がより重要で補強すべきなのかということを検討してきたところでありますが、今回は、まずはこの10万円という現金を、できるだけ早く給付するということで当面するわけでありますが、同時に、単に給付だけではなく、子育てにはいろんな相談、あるいは悩みのある時に懇切丁寧に対応するという、そういった側面がありますので、政府としても、給付と同時にそういった相談事業というものを、この機会により一層手厚くすべきだという、この方針というのはその通りだと思います。給付ということで役所との接点が市民の皆様にできますけれども、そんな時に、こういうサービスもあるし、お困りで、こういう時にはこういうところがあってご相談を受け付けるとか、そういう、市民の皆様方と改めて子育て支援のいろんな、様々な相談業務についてしっかりと情報を発信して活用していただけるような、そういうサービスに結び付けていく良いチャンスだと。単に給付だけではなくて、そういう様々な子育て支援の相談窓口とのご縁をしっかりと深めていただけるように活用してほしいし、我々もこの事業を通じて、しっかりとその点を訴えていきたいと思っています。
記者
ありがとうございます。
担当者
その他には各社からはいかがでしょうか。ご質問はよろしいでしょうか。では以上で定例会見を終了いたします。ありがとうございました。
市長
ありがとうございました。
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