コメント項目 |
月日:2022年10月21日 |
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発表項目 |
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出席者 | 北九州市長 |
令和4年(2022年)10月21日
【コメント】
(1)枝光本町商店街への義援金募集
【発表案件】
(2)北九州歓迎割の開始
(3)フードドライブ
会見の動画(YouTube)
市長
まずは枝光本町商店街への義援金のお願いから始めさせていただきます。今月1日に発生した枝光本町商店街(の火災から)3週間が経ちました。この復興を後押しするために、地元の自治区会、まちづくり協議会など、地域団体が連携いたしまして、義援金の呼びかけを始めております。募金箱は枝光地区の市民センター、また八幡東区役所などに設置されております。その他、口座振り込みでも受付を行っております。集まったお金は全額、枝光本町商店組合にお届けしまして、復興に役立ててもらうと聞いております。ぜひ皆様からの温かいご支援・ご協力をよろしくお願いしたいと思います。一方、旦過市場につきましては、順調に瓦礫の撤去が進みまして、今月中には片付く見込みであります。引き続き被災者に寄り添った復興支援を続けておりまして、今後もこの2つの市場に対して、市としてできる限りの支援を続けていきたいと考えております。
次に、歓迎割クーポン券のお話でございます。10月11日から、全国を対象に観光需要喚起策が始まりました。全国旅行支援であります。これをきっかけに、近隣だけでなく遠方からの旅行を含めた国内観光の機運が一気に高まっている、そう感じます。画面にもございますが、そのため本市では、11月1日から北九州歓迎割をスタートいたします。(全国旅行支援への)バックアップ、上乗せ措置であります。この全国旅行支援を活用して本市に宿泊する観光客に、全国旅行支援に上乗せしまして、1泊あたり最大3,000円のクーポン券を発行して、市内の宿泊需要を喚起するという内容であります。なお、市内の対象宿泊施設におきまして、全国旅行支援の対象プランを予約することで、自動的に歓迎割も適用されるので特別な手続きは必要といたしません。ただし、全国旅行支援につきましては、インターネット旅行予約サイトに行きましても売り切れている場合もあると聞いております。その場合は、インターネット旅行予約サイトを通じてではなくて、市内の対象宿泊施設に直接ご予約いただきますと、全国旅行支援が活用可能な場合もありますので、宿泊施設に直接ご確認いただきたいのであります。なお、対象となる宿泊施設や歓迎割の詳細につきましては、北九州市観光情報サイト「ぐるリッチ!北Q州」でご案内しております。次の画面をご参考いただきますが、このクーポン券は、宿泊料金、館内でのお土産物の購入、飲食に利用可能です。事業実施期間中、令和5年1月31日まででありますが、この期間中であれば、宿泊したホテル以外の対象宿泊施設でも使えます。次の画面をご参考にしていただきますが、周辺他都市に負けないように、皆それぞれの都市が頑張っておりますので、私どもは北九州歓迎割を導入して、全国旅行支援で拡大する宿泊需要の取り込みを着実に図っていきたいのであります。また、市外からの観光客だけでなく市民の皆様も、もちろん対象となっております。秋の行楽シーズンを控えまして、旅行を計画されている皆様には、今回の北九州歓迎割を使って気軽に本市に宿泊していただいて、本市が誇る夜景、歴史、文化、食などの魅力を体験していただきたいのであります。
次のご報告は、フードドライブであります。市職員向けに行います。10月は、国の法律によりまして全国的に食品ロス削減月間とされております。次の画面でもございますが、そこで、北九州市では市民の皆様方に、食品ロス削減の取組に対する理解を深めていただいて、気軽にご参加いただけるように、期限切れ食品削減キャンペーンなど、各種キャンペーンを実施しております。また10月30日は、食品ロス削減の日とされております。そこで、北九州市では10月28日に、北九州市庁舎におきまして、市職員を対象としたフードドライブを実施することといたしました。この画面をご覧いただきたいと思いますが、このフードドライブとは、各家庭で食べきれない食品を持ち寄って、食品を必要とする方々へ届ける仕組みであります。誰でも気軽に参加できます。目に見える形で食品ロスの削減や生活にお困りの方々の支援に繋がる活動であります。今回の取組でお持ちいただきたい食品は、賞味期限が1ヶ月以上あり、常温保存が可能なもので、未開封、破損していないものであります。具体的には、缶詰、カップ麺、レトルト食品、お米などを考えております。集まった食品は、市内のフードバンク団体や子ども食堂といった施設に届ける予定であります。フードドライブ活動を広く市民、事業者の皆様へお知らせしたいと考えておりまして、報道各社の皆様にも積極的な発信へのご協力をよろしくお願いしたいのであります。また、せっかくの機会なので、市民の皆様をはじめ市政記者の皆様も、ご家庭で食べきれない食品がもしございましたら、ぜひこの機会にお持ちいただければ大変ありがたく思います。今後とも積極的にフードドライブ活動の支援を行ってまいります。食品ロスの削減にしっかりと努めてまいりたいのであります。私からは以上であります。皆様方のご質問を承ります。
記者
幹事社から質問します。まず最初に、枝光本町商店街の件なのですけれども、枝光本町商店街の火災で、この商店街で今、旦過に比べて報道もやっぱり少ないと思うのですけど、具体的にはこの商店街でどういうことに困っていて、義援金を募って、その義援金をどのように使われるのかをもう少し具体的に教えていただきたいです。
市長
もう既に火災現場のお近くでも後片付けを一生懸命やって、またお客様からも激励のお言葉をいただいて、しっかり元気を出されて頑張っていらっしゃる商店もあられます。今後、いろんな再建に当たりまして資金も必要となると思いますので、こうした皆様方の温かい義援金によって、枝光本町商店街の復興に向けて、大きな後押しになって繋がっていくものと期待いたしております。市としましては、旦過の火災の時に、これまでの支援策を拡充いたしまして、旦過のみならず市内で発生した火災については、できるだけ手厚く対応するという方針を決めておりましたので、枝光本町についてもそれを適用させていただいておるところであります。今後のことにつきましては、枝光本町の商店関係の皆様からもご要望を承りまして、行政としてご一緒に今後活動できることがありましたら、一生懸命お手伝いはさせていただこうと思っております。
記者
ありがとうございます。幹事社からは終わりです。他社の方ありましたらお願いします。
記者
北九州歓迎割について1つお尋ねしたいのですけど、全国旅行支援のほうは、利用に(新型コロナウイルスワクチンの)3回接種か陰性証明とかが必要だったと思うのですけど、この北九州歓迎割にもこれは必要になるのでしょうか。
市長
同じ対応となります。
記者
分かりました。ありがとうございます。あと、コロナの関係でもう1つなのですけど、秋の旅行シーズンになって、国内外から市内に来られる方もいらっしゃると思うのですけど、市長ご自身は、屋外でマスクを外すことについて、どのように、なかなか皆さんも外しにくい心境ではあると思うのですけど、何か市民に呼びかけがあればお願いします。
市長
これまでは、やはり国民皆に関わる課題でありますので、政府として、どういう場合にマスクを外してよいかという具体的なシーンを、いろんな機会に発信していただいて、例えば街なかで、やはり感染症が心配でマスクをされている方がいて、もう大丈夫だと思ってマスクを外している方がそこで行き合いますと、やっぱりそこで行き違いと言いますか、いろんな感情が生まれる可能性もありますので、1つの市町村だけではなくて全国民的に、こういう場合は外してよいのではないかということを具体的に、いろんな機会に発信を続けることが重要だと考えておりまして、その趣旨で、政府に対してもいろんな機会に申し上げているところであります。最近は学校現場におきまして、保護者の中から、やはり(社会・)経済活動との両立ということよりは、むしろ子どもたちの学校生活をより充実、楽しいものになるように、やはり安全が確保されるのであればもう少し柔軟に給食時間の過ごし方を考えてよいのではないかという声もある、このように報道もされております。ただ、私ども北九州市方式だと思いますが、教育委員会は早くから、感染症の対応につきましては、小児医療、あるいは感染症医療の専門家の先生方数人の方にお集まりいただきまして、アドバイザーの機関を設置いたしております。これまで2年半、学校現場におきましても、感染症対応は非常にナーバスな、シリアスなテーマであったわけでありますが、その都度、その医療の専門家の方々の助言を仰ぎながら適切に対応してきた経緯がございまして、その皆様方の間では、もう一時、昔のように戻すというのはちょっと早いのではないかという声もあるということで現在に至っているということであります。つまり、学校教育現場におきまして、本市は専門の医療機関の皆様方と鋭意そういう連絡を取り合い、助言をいただきながら対応を考えております。それはそれとしまして、あと一般の市民、私どもがどうするかということについては、やはり政府がここでもっと前に出て発信していただきたいなと感じております。ちなみに2日前、私は広島市で4年に1回行われます平和首長会議に参加してまいりました。資料館を視察いたしまして、そのあと時間がありましたので、小1時間ほど市内の、広島の平和公園を散歩したのでありますが、外国の方を含めて修学旅行生、たくさんの方が平和公園を散策されておりましたけれども、ほぼ全員、マスクを外している方を見るというのはまずなかったですね。やはりそういうのを見ますと、やっぱりまだマスクを外すということが、あのような広い平和公園においてもアウトドアにおきましても、やっぱり相当、まだマスクは必要だと感じている方が内外ともに多いということであります。そうした現実を考えますと、どのように、ウイズコロナと言葉では簡単でありますけれども、そういうご懸念をお持ちの国民の皆様にも共感を得て、納得のいくような形で国民合意を作り上げていくかにつきましては、これは国のみならず我々自治体としても、国と一体になって相当我々も発信の努力はしないといけないと思っています。
記者
ありがとうございます。最後に別件でもう1つ。国のほうが出産準備期間のクーポンというのを検討されていますけど、自治体判断によっては現金の給付でもというような方針があります。そのクーポンの支給について市長はどのように受け止めているのか。
市長
やはり感染症対策と(社会・)経済活動の両立を目指す見地から、この2年半、政府におきましても真剣な議論を重ねて今日に至っておりまして、その局面に応じまして、より効果的な、具体的な対応策について検討されているのは大事なことだと思います。国のほうで検討を進められておりますので、その状況を見守りたいと思っております。いずれにしても、実際に何かやる時には、自治体としても手出しの資金を用意する場合も多いわけでありますけれども、それはそれといたしまして、国としてどういう方針を確定させるかを見守って、必要なものについては財源を用意して対応するということになります。今のところ本市として、今のご質問について具体的な方針を定めているわけではありません。
記者
ありがとうございます。
記者
まず確認したいのですが、北九州歓迎割について、これ1人につき何回までという上限があるのかということと、あと、全体として何か上限に達したら早く終了してしまうとか、そういったことがあるのかどうか教えてください。
担当者
今のご質問ですけども、上限額は特に設定してございません。先般、9月議会のほうで認められた予算は1億円という枠でいただいておりますので、その範囲内での執行というふうに考えてございますが、私どもの手元の計画ではそれを越えることはないだろうということで、基本的には上限無しで、お一人の方が使う制限も設けておりません。以上でございます。
記者
ありがとうございます。あと、北九州市長選のことで市長にお伺いしたいのですが、この前報道で、与党会派の方が推す津森さんが辞職されて北九州に来られるということで、出馬の意思が固まったというような報道もありましたが、改めて市長のお気持ちにお変わりがないのかということと、また今後の面会のご予定などは立っているかどうかというのを教えてください。
市長
市長の公務の会見でございますので、具体的にどこまで申し上げていいのかでありますが、これまで保守中道の各会派の皆様が出馬要請をされて、それに対して、中央の官界におきまして重要な仕事を日々されている津森さんが、本当にその職を投げ打ってこの市長選に出馬していただけるかどうかというのは、多くの方が注目していたわけでございますけれども、国土交通省の職を辞するという覚悟をお示しになったということであります。私としましても、キャリア、人物、そして何よりも、このまちの未来については党派を超えて、中央では与野党激しく戦いがあったとしても、地元の重要プロジェクトの推進にあたっては、党派・会派を超えて、一致団結して前へ進めることが重要だという立場から、そのような人物が名乗りを上げてもらえることを期待して今日に至っておりましたが、このように覚悟を決めて、北九州の将来に向けて踏み切られたということについては、心から敬意を表したいと思います。ただ、一方においていろんな動きもあるものですから、詳細は存じ上げませんけれども、市議会自民党・無所属の会の皆さんが、県議会自民党の皆さん方と、円満な解決に向けて今、調整を続けておられると聞いております。自分としましては、それを見守っている状況にありますが、津森氏が正式に出馬を表明されれば応援に回る意思は全く変わりません。
記者
ありがとうございます。あと、今の件で追加なのですが、今、円満な解決に向けて動かれているという、そういった動きもあるということなのですが、なかなか当初の一枚岩という状況になってないというところもあって、ここで市長自ら、例えば立候補する可能性というのは残っていらっしゃるのでしょうか。
市長
何と言えばいいのか分かりませんが、そういうことにご関心があれば、もうしばらく見ていただければはっきりすることでありますので、よくぞ津森さんは決断をしてもらったなと、このように思っております。47歳で中央官庁の課長、内閣(府)参事官でコンセッションという、民間資金をいかに活用するかという今日の日本経済の直面する重要課題について、その先頭を切って法案を取りまとめた方でありまして、その実力、見識というのは誰しもが認めるところだと思います。しかし、その仕事を投げ打ってこの選挙に出るということは、ご本人はもとより、ご家族や多くの方々もずいぶんと悩まれた一面もあるのではないかと思います。しかし、覚悟を決めていただいたというのは、私どもがいろいろと要請するということも、きっかけとしてはあるかもしれませんが、ご本人の心の中に、生まれ育ったこの北九州の発展のために自分としても燃焼し尽くしたいと、頑張ってみたいという熱い気持ちがなければ、決断はできるものではないだろうと思います。そういった意味で、彼のその熱い情熱に私どももお応えをしたいと、こう思っております。政治家、政党の集まりというのは、その都度、いろんなことがあります。全員が1つの方針で納得をする場合もあるでしょうし、よく国会でもそうですね。いろんな議会におきましても、会派として決めたのだけれど、一部の人が違う行動をするということは実にしばしばあるわけでありまして、それは別に、何かその議員の活動がおかしいのではありません。人間の集団、政治というのはそもそもそういうものなのです。しかし、そういうものではあるけれども、大局として、どういう決断を組織としてするかということが問われているのでありまして、自由民主党の市議団は、様々な意見があったと思いますけれども、北九州の将来のために大局的に態度を、団結をしたと、結束をしたという事実は変わらないと思っております。
記者
ありがとうございます。
記者
枝光のほうの商店街のお話なのですけれども、そろそろ1ヶ月とのことでしたけれども、こちらのほうの、旦過のほうと比べて、直接比べられないのでしょうけれども、瓦礫の撤去とか、あと大体いくらぐらいかかりそうだというのは、旦過の時の例も2回ありましたので、ご担当の方から見て、大体いくらぐらいかかって撤去はどのぐらいにできますよという、もし見立てがあれば、年内には終わりそうだとかいうのがあればお願いしたいのと、あと、旦過の時には割と地元の大きめの会社が大口の寄付をされたと思うのですけれども、今現在で、枝光商店街にそういう大口の企業からの寄付みたいのはあるのでしょうか。もしあればお願いします。
市長
これは事務方から。
担当者
枝光の火災でございますが、瓦礫の見積額等々でございますけども、枝光地区のほう、瓦礫の撤去に関しましても、まだどこまで撤去して、旦過のように全部が燃えているものではございませんので、2階の一部分だけの焼損部分というところも多くございます。どのような撤去をするのかというところを、今、地元の皆さんでお話しされているところで、それが、処分のやり方がつかないと、なかなか金額も出てこないというのが実情でございます。また、地元の企業からのご寄付というところですけれども、我々の聞いているところでは確認ができておりません。以上でございます。
記者
分かりました。ありがとうございます。
記者
枝光の火災で伺います。旦過の火災の場合と違い、今回の場合は地元の住民の方々が支援の会ということで立ち上げられています。よほど市場というものが地元の方々にとって大事なものだったのだろうなと推察するところですが、市長としても、この付近は政治家として長い間お世話になった地域ということも以前の会見でおっしゃいました。市場はどういう存在だったのかというのを改めてお伺いできますでしょうか。
市長
今でこそ、ジアウトレット北九州、その前はスペースワールド、その前は(新日本製鐵)第三技術研究所をはじめとして、八幡製鐵所の構内で、電車はその構内の外を回っておりまして、その道路を挟んで枝光本町という、多くの方が、製鐵所の関係者が多かったと思いますけれども、たくさんの方がそこに住んでいて、市場は枝光本町の商店街に行かれていたわけであります。竹久夢二は、あの商店街のすぐ近くに若かりし頃住んでいたところでありまして、ある意味では、この製鉄業が起こったのは東田地域でございますので、日本における鉄鋼業発祥の地の工場の門を出たところにある、非常に重要な、これは中央町のほうと並んで非常に重要な居住区域であったと、そこで長い間、市民の台所として活躍されてきた商店街だと思っております。それだけに今回、ああいう火災に見舞われた時に、これは誰が見ても失火ではないわけでありまして、やはり漏電による火災ではないかと推測はされます。出火原因は今調査中でありますけれども、この漏電ではないかという疑問が出ているということは、これは日本全国津々浦々で、老朽化した木造商店街密集地帯っていうのはあるわけでありまして、そこで空き店舗というのはいっぱいあるわけです。そういった意味では、どこでも起こり得る極めて可能性の高いリスクを背負っていたということになります。ですから、これはもう枝光本町の問題だけではなく、北九州全域だけでなく、日本全国の木造密集の老朽化した建物における深刻な問題を、改めて我々の前に現したのだと思っております。それだけに、大変不幸な火災ではあるわけでありますが、正直言って、漏電火災を止める手立てというのは、これから専門家にもご協議いただくわけでありますが、簡単なことではなくて、お金を掛けてスプリンクラーを入れれば、それはかなりできますけど、これはものすごい予算がかかるわけです。こんなことが現実できるのだろうかという議論もありまして、そう簡単なことではないのでありますが、しかし、真に日本の木造密集商店街の抱えている極めて重要な問題を改めて我々に気付かせてくれたという意味において、これをやっぱり我々としても真摯に受け止めてやらねばならない。それだけに、ぜひとも頑張って再建を果たしてほしいと思います。ジアウトレットというものができて、周りの古い商店街との共存というのが大きなテーマであったわけでありますけれども、やはり、ジアウトレットと同時に、その側で、火事で燃えたところがしょんぼりしていたのでは、これはやっぱり来た人の目にもよくないと思うのです。やっぱり、ジアウトレットの関係者も枝光のこの火災というのを非常にシリアスに受け止めておりまして、やはりもう本当に同じ町内になるわけです。従いまして、ここはぜひ皆の力で、まずは再建を果たしていただいて、そして、それぞれ持ち味を活かして、お客様に愛される商店街として再出発してほしいと願っておりますし、行政としても今、行っている政策が十分なものかという議論はあると思いますけれども、精一杯の努力はせねばいけない、これはもう枝光本町だけの問題ではないと、現代日本社会が抱えている極めてシリアスで重要な課題に直面している。ぜひ良い道が開けるように努力したいと思います。
記者
ありがとうございました。
記者
この商店街の火災の件でお尋ねします。旦過から半年経って、この半年の間に3つの商店街火災があって、これが、取材とかを現地とかでしていると、割とおかしいねっていう、例えば火を付けている人間がいるんじゃないかとか、そういった風評のようなものもあったりとかするのですけれども、そういった中では、先ほど市長もおっしゃった漏電だったりとか、いろいろ多分原因があるわけで、そういったものを適切に市民が認識しないことには、今後商店街火災とかを防ぐという意味でも、適切に認識してもらうっていうのは重要なのかなというふうに思うのですが、この旦過の1回目の火災、半年ぐらい経ったところで、ある程度、調査結果とかまとまったところで、公式に市として、出火原因であったりとか火元であったりとか、どうやって燃え広がったかであったりとか、ある程度、何か情報公開というか、市民に対して公式に発表するということは考えていらっしゃるのでしょうか。教えてください。よろしくお願いします。
市長
どんな火災でも、警察と消防がいろいろと調査して出火原因などを調べるわけでありますけれども、多くの場合に、確定せずに調査が終わることもあるとよく聞いております。旦過については二度火災がありまして、相当程度、関係当局が合同の調査をしておりますけれども、確定的なことはまだ聞いておりません。従いまして、枝光本町につきましても、これは昼間の火災であるということ、そして、そこは空き店舗ではないかと言われている点におきましては、かなり空き店舗からの火災となると、漏電ということが可能性としては高いわけでありますが、これとて漏電による火災というふうに、確定的なことはまだ言えない状況であります。従いまして、一般的に出火原因(の特定)というのは相当時間がかかるものでありますが、時間をかけて調査をしましても結局、確定的なことは言えないということも多いのだそうであります。そういう中において、大体いつ頃にこの消防の結果というものが出るのかということはまだ聞いておりませんけれども、今あなたがおっしゃったように、なぜこういう火災が起こったのかというのは、やっぱりいろんな人が大変気にしている、関心を持っていることでもあるので、その一定の段階で、何らかの形でお伝えするということも重要ではないかと思います。ただ、やっぱり私どもは、確定していないことを申し上げるというのは致しかねるものですから、果たして、どういう形で調査結果が出るのかというのを待ちたいと思います。この点について、消防は結果の公表について補足してください。
担当課
先ほど市長も申しましたように、非常に被害が大きい状況で、消防局においても調査は鋭意進めてきてはおるところですが、まだ確たる火災原因というところを今、究明しているという状況でございます。公表に関しては、確かに関心度が高いということでございます。その点については、こちらのほうでも今、どういった形で皆さんに火災のことについて、今後同じような火災を起こさないかということは考えているところでございます。一般にやっぱり火災原因というのはそれぞれございます。皆さんにお知らせする段階では、統計的な話で、具体的にはこういう火災の原因が多いということでのお伝えしての広報に努めているというところでございます。確かに個別、個別の火災について公表はしておりません。それはひいてはその方々に対する個人的な情報であるとか、先ほど言いましたいろんな風評被害とかの影響のほうをより重く考えるべきというところでございますので、いろいろご意見もあろうかと思いますが、調査については今、しっかり取り組んでいるところであります。以上でございます。
記者
ありがとうございます。
市長
今ご質問のありましたように、市民の関心が非常に高いということもあって、ある一定の段階で調査の概要を市民に公表してはどうかという問題提起についてはよく承りました。今後、専門家の方々も含めて、どうすればこういう火災を防げるかという議論があるわけでありますが、そういう専門家の先生方のご意見も聞きながら、行政としてもどうするか、もう一度考えてみようと思います。
担当者
その他にはご質問はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。では以上で定例会見を終了いたします。ありがとうございました。
市長
ありがとうございました。
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市長公室報道課
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